ここはアメリカ南西部のカリフォルニア州にある、モハーヴェ砂漠。
この雄大な土地のどこか、ロサンゼルスから車で数時間ほどかかるある場所に、砂漠のオアシスならぬ「ソーシャルプール」があるそうですよ。
誰かの所有物ではなく、一般公開されているこのプール。お水が張ってある部分は幅12×4m、深さ4mで、だいぶゆったりしています。
しかしここに近づくためには、このオアシスを提供しているMAK center for art and architectureからプールのカバーを開ける鍵を事前に受け取っておき、さらにGPSの案内に従いながら旅をする必要があるんですって。
誘導があるとはいえ、ライトなどの目印もなく、たどり着くまでに大きな労力を要することは間違いなさそうです。
というのもこのオアシス、「到着までの長い道のりにくじけず、肉体的に疲れた体で満喫してほしい」という考えから、わざとへんぴな場所に作ってあるんだとか。
思ったものがすぐに手に入る、便利な生活を送っている私たち。日頃忘れている「努力の末に手に入る喜び」を、砂漠のオアシスという形で味わうことができるって、素敵なアイディアですね。
alfredo barsuglia sites social pool in remote area of the mojave desert[designboom]