お家ではありません。学校の帰りに通うお勉強の場所です。
輝く太陽と白い壁の家が並ぶ島、キプロス島にある数学教室を、同じくギリシアのデザイナーMarios Karystios がブランディングと改装を行った、「Maths Classroom」。
用意されたのは学校で長く使われているようなシンプルな木製の机と、カラフルなヴィンテージの椅子。
本などを置ける収納場所には、白い壁にはえるポップな黄色を合わせています。
数学にまつわるオブジェが置かれていますね!
そして、教室の中に備えつけられているのは、オブジェのようにみえますが、コートやカバンなどを引っかけることができます。
特に鉛筆をモチーフにしたハンガーは、「書く」という学習の場を象徴していてキュート。
この教室には2つのパートに分かれていて、入口を入ってすぐにあるのが子どもたちが勉強をする場所。そして、その奥にはソファが置かれた部屋があるんです。きっと、親が訪ねてきたときに話しをするためのサロンとして、または先生が少しリラックスするスペースなんでしょうね。
そして、教室の改装だけではなく、ブランディングの一環として名刺や、封筒のシール、ノート、カードなどのステーショナリーもつくっています。教室のロゴは数学の記号を使い、色は教室にちりばめられたパステルカラーの黄色、緑、紫、赤と同じものを使用。統一感ばっちり。子どもたちのみならず大人でももらって嬉しいグッズ!
こんなに開放的で、素敵な教室ならおのずと通ってみたくなりますね。
「学習塾」の教室と言えば、大きなホワイトボートに、オフィスで使われているような机と椅子があって、明かりは蛍光灯。
どれもまるで判子を押したように似通ったものが多いですが、今回紹介したキプロス島の教室は、その既存概念が壊された気がします。
新しい教室のデザインがここに生まれました。日本でもこういったクリエイティブな教室、あったらいいですね。
Marios Karystios redesigns a classroom for a maths teacher[Dezeen]