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武蔵野美術大学の卒業制作を紹介するシリーズ。
第3回目のこちらは、大学院木工専攻の金澤亨さんの作品「RIDGE」です。
「雪山の風景、冷たく張りつめた空気感にインスピレーションを得た」と言われるこの作品の魅力は、ただその造形の美しさだけでなく、山脈によって隔てられた人々の生活をヒントに、越えられる仕切りを作ることで使用する個々のスペースを尊重しつつもコミュニケーションの場となるというコンセプトにもあります。
・MOUNTAIN BENCH
こちらのカウンターハイスツールは、自然と背筋が伸びるように絶妙に設定されたその座面の角度やフットレストの高さが特徴。フットレストは使用場所に合わせて、木製・金属製の二種類が用意されています。真鍮のスペーサーが小さいながらもきらりと光って全体を引き締めるポイントとなっていますね。
どれも鉄、木材、真鍮の加工を軸に家具づくりを展開する金澤さんならではのバランスのとれた造形とデザイン性の高さが魅力的な作品です。
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