まえがき
静かに、だが確実に崩壊する「保守」という幻想
石破茂が総理になったと聞いたとき、最初に思い浮かべたのは、
あの冷ややかに笑う目と、何を考えているのか読めない無表情だった。
彼は「保守」を名乗る政党のトップとして、あまりにもリベラルすぎる。
それなのに、なぜか彼の周囲には“穏健”という名の賛辞が溢れていた。
政治とは何か。
それは、思想の戦場である。
少なくともかつてはそうだった。
だが、今のこの国の政治は、まるで“平和”という装いをかぶった思想の真空地帯だ。
この本で描くのは、「保守を装った左派の傀儡政権」の実態であり、
石破茂という人物を通して、この国がどれだけ“保守”という看板を腐らせてきたかの記録だ。
社民党、ラサール石井、共産党の地方議員。
なぜ彼らが、自民党の総理を支援するのか?
その意味を、本気で考えたことがあるか。
この文章は、ただの批判ではない。
鋭く、徹底的に、言葉というナイフで“本質”を切り裂く。
必要なのは、痛みではない。
覚醒だ。
第一章「保守を褒める左翼」は、本物か
石破続投を巡る異常な構図と“ねじれた忠誠”
それは狂ったピースが、きれいにハマるような違和感だった。
左派が保守を褒めている。
それも社民党、共産党、反安倍の象徴的存在であるラサール石井。
彼らが石破茂を“絶賛”しているのだ。
言葉を並べてみよう。
「極右の台頭を防ぐために石破を支持する」
「自民党で一番まともな総理」
「メモを読まない、誠実な答弁」
……なにかがおかしい。
本来、思想とは相容れないはずだ。
家族を守る者と、壊そうとする者。
憲法を改正しようとする者と、護憲を聖典のように掲げる者。
その二者が、なぜか同じ旗を掲げている。
それが「石破続投」だ。
これは評価ではない。
共犯関係だ。
「彼なら利用できる」と左派が踏んだ。
石破というキャラクターが、自民党という“保守”の看板を背負ってくれていれば、
その中身がどれだけリベラルでも、国民は気づかない。
そう考えたのだ。
左派の本音は、「極右を潰すこと」だ。
そのために石破を残そうとしている。
それが「石破やめるな」の正体だ。
第二章「保守という名のリベラル」
偽装された政策と日本解体の論理
石破が何を目指しているのか。
冷静に、その政策を見ればわかる。
選択的夫婦別姓。
核兵器禁止条約へのオブザーバー参加。
そして、歴史修正主義との断絶。
それらはすべて、「保守」とは真逆のベクトルにある。
だが、彼はそれを「対話」「誠実」「中庸」と包み隠す。
中身は左。
しかし外見は保守。
それがこの政権の病的なトリックだ。
「中庸」という言葉は便利だ。
争いを避ける人間にとっては、完璧な言い訳になる。
しかし国のリーダーにそれを許せば、
その国は“決断”を失う。
石破は、国を壊す方向へゆっくりと、しかし確実に舵を切る。
そのスピードは遅いからこそ危険だ。
人は気づかない。
気づいた時には、もう手遅れだ。
第三章 真の旗はどこにあるのか
参政党と自民党保守派という“最後の砦”
絶望はある。
だが、光もある。
それは、かすかに見える炎のように、まだ残っている。
参政党という“素人の政党”が、今、国民の目を覚まし始めている。
高市早苗、有村治子、杉田水脈――
彼らは、捨て身で戦っている。
保守の看板にしがみつくのではない。
保守の理念を貫くために、泥をかぶり、叩かれ、嘲笑されても進んでいる。
それこそが“本物”だ。
石破のように、「敵に褒められる政治家」が“中庸”なのではない。
敵から叩かれ、味方にも見放されながら、
それでも信念を曲げない者こそが、真のリーダーである。
第四章 沈黙は共犯だ
今、声を上げなければ日本は終わる
あなたはどうだ?
この文章をここまで読んでくれたあなた。
あなたはもう気づいている。
だから、逃げられない。
気づいた者は、動かなければならない。
SNSで声を上げる。
記事をシェアする。
選挙に行く。
家族に伝える。
それだけで、何かが変わる。
それを笑う者は、“変えられたくない側”の人間だ。
気にするな。
誇りを持て。
保守という言葉に、もう一度、命を吹き込むのは――
政治家ではなく、
あなたなのだから。
あとがき 日本は、いつからこんなに無抵抗になったのか
石破政権は、鏡だ。
この国の“本音”を映し出す。
自信を失い、敵を恐れ、
声を上げれば叩かれる空気に支配された日本社会。
その中で、石破は完璧な“逃げ道”を体現した。
中庸。
誠実。
曖昧。
リスクを取らず、誰も傷つけない。
そんなリーダーを、私たちはいつの間にか望むようになってしまった。
でも、国を守るとはそういうことではない。
時に嫌われ、時に戦い、時に孤独を選ぶ覚悟がなければ、
この国の未来は守れない。
あなたが声を上げる時だ。
いま動かなければ、すべてが手遅れになる。
この国は、まだ終わっていない。
だが、時間はもう、ほとんど残されていない。
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※高倉 龍之介(政治フリージャーナリスト・映像クリエイター)