【まえがき】


「このままでよいのか。日本の明日を誰が決めるのか。」

敗北の連続に顔を曇らせながらも、なお笑顔で「続投」を宣言する総理ーその姿に、私たちはそろそろ警鐘を鳴らすべき時を迎えている。

石破茂首相が重視するのは、どうやら民意ではない。彼が拠りどころとするのは「自らの天命」であるという。

だが、民主主義の世界における「天命」とは、他でもない“民意”であるはずだ。選挙という手段を通じて現れる国民の意思こそが、為政者の正統性の根幹を成す。

それを無視した統治が続くならば、日本政治への信頼は地に落ち、主権国家としての地盤すら危うくなる―そんな重大な岐路に、いま私たちは立たされている。

第一章「三度目の敗北、それでも退かぬ総理」


2024年の衆院補選、2025年初頭の都議選、そしてこの夏に行われた参院選―いずれの選挙でも自民党は惨敗を喫した。

にもかかわらず、石破茂首相は「自らの天命により選ばれた」と述べ、政権にしがみついて離れようとしない。

それは、選挙によって意思を示した有権者を軽視し、民主主義の原理原則を踏みにじる行為に他ならない。

民主主義における首相の立場とは、民意を最も真摯に受け止め、議会政治の中核として責任を担う存在であるべきだ。

しかし石破茂首相は、過去の敗北に対する反省の言葉もなく、「敗因は他にある」と責任を転嫁して居座り続けている。その姿は、多くの国民にとってもはや「人災」と化している。

彼は当初から、自身の独特な政治理念を「高次元の理論」や「歴史的使命感」として語ってきた。だがその「理論」とやらは、現実から遊離した独善的な妄想にすぎず、成果も責任も一切伴わない。

その結果、我々は今、「一人の誤った信念によって国家全体が振り回される」という深刻な事態を迎えているのである。

第二章「民意と統治のねじれ」


石破茂首相の姿勢は、明らかに民意を無視している。

衆院補選では党としての求心力が疑問視され、都議選では地域の声に耳を貸さない体質が露呈した。参院選では、決定的とも言える「惨敗」の烙印が押された。

にもかかわらず、首相は反省の言葉もなく、ましてや責任を取る気配すら見せない。

過去の総理たちはどうだったか。病を理由に辞任した安倍晋三元総理は、党内の混乱を最小限にとどめ、民意とのバランスを図った。

だが石破茂首相は、己が「歴史を語る者」であるという自負に溺れ、現実との対話を忘れてしまっている。

彼の語る「歴史観」は、国民の生活に寄り添うどころか、かえって問題を悪化させている。

教育の現場では理念なき改革により混乱が生じ、地域社会では支援の網が崩壊しつつある。平和の理念までもが歪められ、「謝罪外交」への違和感として表出している。

本来、歴史を語ること自体は自由だ。だが、それを為政者が“統治の根拠”にすることは極めて危険である。

「私は説く人間なのだ」と言い放つ石破茂首相の姿は、まるで裸の王様であり、国民の暮らしや願いとは別の次元で生きているように見える。

第三章「自民党と民主政治の再生に向けて」


ここで私たちは問わねばならない。―日本にとって「本当の平和」とは何か。「自由」とは何か。

答えは明白である。石破茂首相は、「天命」を語る前に「責任」を果たすべきであり、理想を語る前に現実を見つめ直すべきだ。

そのために必要な一手――それは、「辞任」である。

これは、ただ地位を手放すだけの行為ではない。国民に対して、「説明できる政治」を示す行動である。

「最後は説明しようとした」「最期には理解を求めた」そう言われるような姿勢が、せめてもの“教育”として国民に残されることを願う。

国民には、今、二つの選択肢がある。一つは「惰性という誘惑」、もう一つは「責任という負担」。

そのどちらを選ぶかによって、日本の未来は大きく変わるだろう。

第四章「証言と結果が示す『統治の失敗』」


民主主義とは、統治のあり方と指導者の行動を「見つめ、評価する力」によって成立している。

その原則がいま、試されている。

2024年の衆院補選、2025年の都議選、そして参院選。いずれも自民党は連続して大敗を喫し、党内からも不満の声が噴き出した。

高知県連は首相に退陣を要請。広島県連も同様の声を上げた。埼玉、富山、山梨、神奈川でも「このままでは党の信頼は回復できない」という声が上がっている。

さらに、自民党青年局も動き出した。2025年7月23日には中谷康隆青年局長が、首相の辞任と党執行部全体の責任を求める声明を発表。

これは単なる「個人の資質」では済まされない、統治システム全体の崩壊を意味している。

SNSでも、「#石破首相は退陣を」「#王様ごっこは終わりにしよう」といったタグがトレンド入りし、YouTubeでも批判コメントが相次いでいる。

ここまで国民の声が揃って「ノー」を突きつけている現状において、なおも居座るというならば、それはすでに民主主義への挑戦である。

「日本再生への道は“本気の保守”にしかない」

石破茂首相が退陣した後の日本政治は、どうあるべきか。それを今こそ真剣に考えるときが来た。

答えは、決して複雑ではない。

それは、「自己の権力欲よりも国家の未来を優先できる政治家」を、私たち国民の手で選び直すことだ。

私たちにはすでに、権力の構造を変えるための「票」という力がある。その一票を真に活かすためには、ただのスローガンではなく、「本質としての保守とは何か」を理解し、現場のリアリズムをもって政治を動かせる人物を見極める必要がある。

これは単に迷走する政権の「終焉」を求める話ではない。その先にある「政党の再構築」と、「国民による未来設計」のための具体的な第一歩だ。

だが、それは一朝一夕にできることではない。一緒に汗をかき、悩み、再び絆を結ぶという“再接続”の努力が求められる。

自民党も、これまでの「派閥の論理」や「自己保身」に終始していてはならない。今こそ、志を共有できる者たちが再び集い、「未来に誠実な政治」を構築すべき時なのだ。

要するに、必要なのは「織り直し」だ。ただの政権交代ではなく、「価値観の再設計」としての政治刷新。

そして何より、これからの総理に求められるのは「理念を語る者」ではなく、「現実を動かせる者」である。

メディアの発信力が強まるこの時代、問われるのは「言ったことをやる人間」であり、それを実行できるのは、本気で保守を掲げる政治家しかいない。

今回の提案は、政権交代を叫ぶだけの空虚なアジテーションではない。それは「政治への信頼回復」「国民との再契約」「民主主義の再起動」なのである。

だからこそ、石破茂首相が退いたあとは、自民党の保守派が真正面から民意と向き合い、真に国を再生させる覚悟と責任を持つべきだ。

それが、この国を救う唯一の「現実的な未来」なのである。

第五章「最後の一手は、あなたの手に委ねられている」


ここまで読んでくださったあなたなら、すでにお気づきだろう。

―このまま、民意を無視し、現実から目を背けるリーダーに任せていて良いはずがない、と。

事態は刻一刻と悪化しつつある。破綻の兆しは至るところに表れている。そして、その結末を「ただ眺めている」のか、それとも「行動する」のかは、他の誰でもない、あなた自身にかかっている。

民主主義とは、選挙で票を投じるだけの制度ではない。それは、政治に“主体として参加する意思”を示すことなのだ。

そのためには、情報を正確に読み解き、議論を恐れず、真実を知ろうとする姿勢が必要である。つまり、「知ること」「語ること」「動くこと」―それが、民主主義の本質だ。

もしあなたがこの文章を通じて何かを感じたなら、それはすでに「行動の始まり」である。そして、もし可能ならこの問題提起を一人でも多くの人に共有していただきたい。

たとえ石破茂首相が退陣しても、それだけで自民党が生まれ変わるとは限らない。むしろ、そこからが“本当の正念場”なのだ。

だから、今この瞬間、お願いしたい。

ただ文句を言うだけではなく、「知る勇気」を持ってほしい。ただ不安を抱えるだけでなく、「語る意志」を持ってほしい。ただ傍観するのではなく、「動く覚悟」を持ってほしい。

それは、絶望に打ちひしがれるためではない。希望をつくる“支えの手”になるためだ。

もう、「沈黙=同意」となる時代は終わりにしよう。

この国の未来を誰が握るか―その最後の一手は、間違いなく、あなたの手の中にある。

【あとがき】


この原稿を書きながら、私は何度も自問自答しました。「ここまで断じてしまって、本当に良いのだろうか」と。

しかし、そのたびに脳裏に浮かんできたのは、選挙後のあの混乱した光景です。敗北しても責任を取らない者。現場を知らず、空理空論で逃げ回る者。SNSで言葉遊びをしながら、現実から目を背ける者。

政治における「逃げ」は、ただの弱さではありません。その陰には、必ず“置き去りにされた国民”が存在するからです。

この文章を読んでくださった皆さまには、ぜひ「知ることの重さ」と「伝えることの力」を信じていただきたい。

最後に、ひとこと。

日本には、まだ再起の余地があります。

それは、「怒り」や「嘆き」で終わらせず、「行動」に昇華できたときに、ようやく芽を出すのです。

そしてこの記事が、その最初の一歩になることを、心から願っています。

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※高倉 龍之介(政治フリージャーナリスト・映像クリエイター)