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赤木智弘「日常の中にある“安心”を奪った地震と津波 〜3.11を振り返って」
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赤木智弘「日常の中にある“安心”を奪った地震と津波 〜3.11を振り返って」

2011-10-16 16:21

    週刊 石のスープ
    増刊号[2011年10月16日号/通巻No.7]

    今号の執筆担当:赤木智弘
    ※この記事は、2011年10月に「まぐまぐ」で配信されたものを、「ニコニコ・チャンネル」用に再配信したものです。


     こんにちは。「週刊 石のスープ」編集担当の渡部真です。
     今号は、フリーライターの赤木智弘さんが寄稿してくれましたので、増刊号としてお届けします。


    *  *  *  *  *  *  *


     はじめまして。私はフリーライターをしている赤木智弘と申します。
     今回は、ライターとしての先輩でもある、渋井哲也さんからお誘いをうけて、皆様に文章をお送りする機会を得ることとなりました。今回は「3月11日、東日本大震災の時に何をしていたのか」というお題をいただいています。

     3月11日はいつもどおり、連載のネタを探して、インターネットを眺めていました。私がインターネットを使うときは、左側にツイッタークライアントを常時表示し、右側にインターネットブラウザを表示するというスタイルです。つまり、常にツイッターのタイムラインを目の端で見ているような状態です。

     その日もいつもどおりそうしていると、わずかに揺れを感じました。ツイッターというのは、お互いの感じたことや行動などを、すぐにつぶやいてフォロワーに見てもらえるという、即時性と双方向性がウリのメディアですから、地震というのはツイッター利用者にとって、すごく魅力的な話題なのです。みんなで「地震きたー」などとつぶやくと同時に、タイムラインも一斉に地震の話題で埋まる。一方で全く離れた地域の人が「地震とかどこの田舎だよ」なんて事をつぶやく。そうして地震という同じ体験をしているという緩やかな仲間意識が、心地よく感じられます。
     この時の私も、当然「地震だー!」などとつぶやきました。それはもちろん、いつものように少しだけグラっと揺れて、すぐにおさまる、いつもの地震を想定してのつぶやきでした。
     
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