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『氷と炎の歌』、『ダークソウル』、ダークファンタジーの伝統とは。
コメ0 弱いなら弱いままで。 41ヶ月前
ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』、ゲーム『ダークソウル』など、さまざまなメディアで世界的に流行を続けるダークファンタジー。そのジャンルはどのような歴史と特徴を持っているのか、ひと通りのことを解説しました。『ENDER LILIES』が面白そうだ。 明後日の6月22日、『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』...
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耽美と幻想の天才作家タニス・リー。
コメ0 弱いなら弱いままで。 72ヶ月前
さて、きのう書いたように、きょうはリーについて紹介しようと思います。 リーという作家は、ストーム・コンスタンティンと比べるとだいぶ日本でも知られているので、ぼくのなかではもう知っていてあたりまえみたいな印象になっているのですが、もちろんそういうわけではないのですよね。読んでいる人は読んでいるで...
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翻訳が短篇三本しかないウルトラマイナー作家ストーム・コンスタンティンを紹介するよ。
コメ0 弱いなら弱いままで。 72ヶ月前
ミルハウザーとボルヘスの短篇をいくつか読んで、短篇の面白さを思いだしました。小説の神髄は短篇にあり! 昔から偉大な作家たちは優れた短編を書いています。そういうものなのです。 ただ、短篇は何しろお金にならないので、出版不況の最近はあまり需要がないようです。小説雑誌も少なくなったしね。 そういうわ...
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C・A・スミスからG・R・R・マーティンまで。ダークファンタジーの黒い血脈。
コメ0 弱いなら弱いままで。 84ヶ月前
いまさらながら『ダークソウル3』が面白いです。やたら複雑な操作があるダークファンタジーアクションゲーム。暗鬱で陰惨な世界設定にダークファンタジー好きの血が騒ぎますね。 ダークファンタジーというジャンルは昔からあって、たとえばクラーク・アシュトン・スミスという作家がいます。 栗本薫の『グイン・サー...
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追悼タニス・リー。バビロニアの女神の名を与えられた天才作家。
コメ0 弱いなら弱いままで。 115ヶ月前
タニス・リーが亡くなったそうで、追悼として、以前、『悪魔の薔薇』のレビューとして載せた記事を再録しておきます。世界は不世出の天才物語作家を失いました。残念です。 1947年9月19日。 この日付は記憶されるべきだろう。この日、世界は不世出の語り部を得たのだから。 もちろん、そのときにはだれひとりそうと...
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世界一面白いファンタジー小説は何ですか?
コメ0 弱いなら弱いままで。 129ヶ月前
川上さんとの対談のなかで、少しジョージ・R・R・マーティン『氷と炎の歌』の話が出ました。この小説、『ゲーム・オブ・スローンズ』のタイトルでドラマ化されていて、そちらも傑作らしいのだけれど、原作は歴史的なウルトラマスターピース。 およそ世界のファンタジー小説のなかで、これ以上に面白いものはないので...
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【有料記事】バビロニアの女神の名を与えられた天才作家タニス・リー。(2061文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 148ヶ月前
タニス・リーはぼくが最も好きな作家のひとりです。ひたすらに美しくまた邪悪な世界を描くその技量は無二のもので、まさに「天才」という称号がふさわしい作家といえるでしょう。『悪魔の薔薇』は彼女の短篇集なのですが、いやあ、レベルが高い。それぞれに異様な作品ばかりで、読み耽るほどにその悪夢的な世界に耽溺さ...