弱いなら弱いままで。
ミルハウザーとボルヘスの短篇をいくつか読んで、短篇の面白さを思いだしました。小説の神髄は短篇にあり! 昔から偉大な作家たちは優れた短編を書いています。そういうものなのです。
ただ、短篇は何しろお金にならないので、出版不況の最近はあまり需要がないようです。小説雑誌も少なくなったしね。
そういうわけで、いまは伝説のSF作家サミュエル・R・ディレイニーの短編集『ドリフトグラス』と、なぜか最近よく翻訳されるようになったアンナ・カヴァンの(ごく一部で)名高い短編集『ジュリアとバズーカ』を並行して読んでいます。
短編集とはコンセプト・アルバムみたいなものなので、バラバラにして読めるところが良いですね。
うーん、何であれ海外文学を読んでいると読書力が試される気がします。この頃、ライトノベルばかり読んでいた気がするけれど、やはり歯ごたえがある読書も良いものです。
そのほかにもジェフリー・フォー
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