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「青春のわすれもの」
コメ0
草の根広告社 2日前
ある町の路線バスで大学の受験票を握り締めた女性を見掛けた。年齢はぼくと同じか少しだけ下くらいだろうか。「××大学はこのバスで合ってますか?」 心配そうに運転手さんに訊ねる。「あとどのくらいで着きますか?」 社会人受験だろうか、などと考えているうちにバスが大学前に到着した。受験票を握り締めた女性が...
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「習慣を変えれば人生が変わる」
コメ0
草の根広告社 3週間前
「小学校一、二年は毎日学校に通うという習慣を身につけることが大切」だという。 娘は毎朝7時45分に家を出て学校に通っている。おかげで妻もぼくも朝の早起きが習慣化した。仕事でどんなに遅くなっても朝は娘とともに6時半に起きるようになった。朝が辛いので終バスで帰った後にビールを飲むなんてこともなくなった。
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「それくらいで十分じゃないか、人生なんて」
コメ0
草の根広告社 3週間前
ぼくだってたくさんの失敗もしたし、過ちだってある。もっとできたはずなのにとか、あのときもっとがんばっていれば、なんて後悔していることだっていくつもある。でも、娘が生まれてしばらく経ったある日、ふとこんな風に思うようになった。
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「お前とは同じ星で暮らせない」
コメ0
草の根広告社 4週間前
2025年1月21日、ドナルド・トランプがアメリカ大統領に就任した。 パリ協定離脱。 化石燃料推進。 EV推進政策を見直し。 火星に星条旗を立てる。 自国の経済成長を何よりも優先する。
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「もしも今の通勤時間が0分になったらその時間で何をしたいですか?」
コメ0
草の根広告社 4週間前
娘がインフルエンザになったので病院に連れて行った、なんて話をするたびに母が愚痴っぽく言う。「うちは三人も子どもがいたのにお父さんは何もしてくれなかったのよ」と。 最近ようやく理解できるようになった。しなかったんじゃない。父はしたくてもできなかったのだ、と。
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「1.17と気候正義」
コメ0
草の根広告社 1ヶ月前
30年前、ぼくは25歳だった。今思えば人生で初めて経験した大きな自然災害だったと思う。震源地からは30㎞ほど離れている大阪の梅田界隈でもその揺れは凄まじかった。 1995年1月17日火曜午前5時46分。
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「海辺の光景、2025年冬」
コメ0
草の根広告社 1ヶ月前
時化の海面にたくさんの海鳥が群がっている。細く長いくちばしで小魚を貪っている。ウミアイサという渡り鳥だ。夏場は涼しい森林で過ごし、冬場は温帯域に渡り越冬するという。 秋谷の海に彼らの姿を見掛けるようになると本格的な冬の訪れを実感する。
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「2025年のキャベツ畑」
コメ0
草の根広告社 1ヶ月前
2025年、日常は冷たい雨とともに始まった。昨晩は眠りが浅かった。最近ずっと付き纏っている得体の知れない不安のせいだ。海を覆う重たい雲のような憂鬱を抱えたままワープロにに向かう。書くことでしか前に進めない。原稿用紙を埋めることでしか不安を拭うことができない。眠くなるまで書き続けるしかない。
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「一年の終わりと一年の始まりに」
コメ0
草の根広告社 1ヶ月前
2024年12月31日の朝、墓参りをした。年の初めに他界した義母に手を合わせた。年末年始に頂く義母の手料理が楽しみだった。食べることを大切にしている人だった。お酒が大好きな人だった。家族でごはんを食べることの幸せを教えてくれた人だった。日が経つにつれて募る淋しさがあることを教えてくれた人だった。
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「見えなくなったもの、聞こえなくなったもの」
コメ0
草の根広告社 1ヶ月前
老眼がこの一年で大きく進行した。 見えていたものが、見えなくなっていた。見えていると思っていたものが、見えていなかった。まったく見えていないわけじゃない。解像度が下がってしまったのだ。このくらい見えていれば問題ないだろうという過信がいけなかった。世界は加速度的に解像度を上げている。同じものを見...
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「あの頃に戻りたいなんて思っているわけでもないのに」
コメ0
草の根広告社 3ヶ月前
エスカー待ちの行列を避けてひたすら石段を昇っていく。滲む汗を秋の潮風が拭う。踊り場に出るたびに眩し過ぎる陽射しに目を細める。
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「2024年の運動会」
コメ0
草の根広告社 3ヶ月前
子どもたちの青春の輝きのために大人たちも必死になっていた。体育の先生は声を涸らしていた。腕章をつけたPTAの役員たちもフィールドを駆け回っている。町内会の会長陣も来賓として見守っている。子どもたちが地域の力で育られているのを実感する。
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「今日も地球が悲鳴を上げている」
コメ0
草の根広告社 4ヶ月前
134号線沿いに選挙ポスターを貼る為の掲示板が立てられていた。9コマある掲示欄はいつも2コマか3コマしか埋まることがない。選挙のたびに選択肢の少なさに辟易とする。