大学3年生の時に引っ越した先のアパートでの話です。木造の古いアパートで、外の音が聞こえやすい部屋だったのですが、隣の住人が毎日深夜の3時頃になると階段を上ってきて部屋に入る音や気配がするのです。その時は「こんな時間の仕事なんて大変だな」と思っていました。

 引っ越して1カ月ほどしたある日、チャイムが鳴ったので出てみると、「昨日隣に引っ越してきました、○○です。」と新しい入居者が挨拶に来たのです。

 昨日まで隣は空き部屋だったのです。毎日3時に部屋に入っていくものの正体は何だったのでしょうか。