蝉は夏を知らない。 という言葉がございます。

どういう事だ、蝉は夏に泣くから夏しか知らないだろ!って思うかもしれませんがよく考えてみてください。

蝉は長い年月を土の中で育ち夏の日の10日間だけ地上にでて限りある命を燃やし尽くして死んでいきます。つまり夏以外の季節を知らないのです。

春や秋が分からなかったら、今が夏であることが分かるはずがありませんよね。

 

蝉が暑い夏にいながら今が夏であることがわからないように、

じつは私たちも

 自分の人生が何なのか

何が不幸で何が幸せなか

わからないものなのです。

 

蝉が夏を知るためには

冬の寒さを知らなければならない

夏の中にいて夏を知る事ができないように

幸せの中で幸せを感じる事はできません。

辛く苦しい事を知るから

幸せが何なのか初めてわかるのです。

今当たり前に生活している一日一日も

ある日突然当たり前じゃなくなる日がやってくるかもしれません。その時初めて人は言うのです。

「あのいつもの日常に戻りたい…」って

そう考えると何げない

今日という日も

なんだか奇跡的な一日だと思えてきませんか?

今日も皆様にとって素敵な、大切な一日になりますように

 SHO