週刊文春デジタル
牛丼チェーン「すき家」などを運営するゼンショーホールディングスは三月七日、正社員千二百三十九人の賃金を四月から平均一二・二%引き上げると発表した。これによって、過去三年間の賃上げ率は二七・二%となった。更に、二〇三〇年までの継続的なベースアップの実施と人員整理を行わないことで、二一年に労働組合と合意もしている。
「利益率に影響が出るほどの賃上げ幅ですが、それほど外食業界の人手不足は深刻。これまでワンオペ(一人勤務)を推し進めてきたゼンショーですが、世間の批判を浴び、早朝帯のワンオペを廃止するなどしてきました。どうにかして人を集める必要が出てきています」(メガバンク幹部)
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