岸田文雄首相が八月十四日昼、次期総裁選に出馬せず退陣する考えを明らかにした。お盆休みの最中の突然の退陣表明に市場関係者も驚きを隠せず、十四日の後場こそ売買を手控える動きも見られたものの、翌十五日の株式市場は「岸田退陣」をプラスと評価し、日経平均株価は二百八十円超上昇で引けた。
「中でも上昇幅の大きかったのは、金融株と防衛関連株です」(大手証券幹部) 
週刊文春デジタル