立浪竜の“絶対的守護神”の去就に早くも注目が集まっている。セ・リーグトップタイの三十四セーブ、防御率一・一三(八月二十五日時点)を誇る、中日のライデル・マルティネス投手(27)だ。
 三年契約の最終年。一七年二月末に育成契約選手としてキューバから来日し、二年目に支配下登録を勝ち取ると、百六十キロ台の速球とフォーク、スライダーを武器にストッパーとして花開いた。当然、中日がみすみす手放すはずもない。加藤宏幸球団本部長兼編成担当は七月、「来季の残留交渉を始めている」と語っていたのだが……。 
週刊文春デジタル