週刊文春デジタル
台湾の頼清徳・民進党政権が、行政院(内閣)の政務顧問に、台湾在住の日本人実業家、野崎孝男氏(50)を任命した。外国人の政務顧問任命は極めて異例で、日本人は一度も任命の記録がないと台湾メディアは報じている。
野崎氏は練馬区議を経て、台湾に留学し、二〇一三年に飲食店を創業。現在台湾で九店舗を運営している。中国語も堪能で、台湾人女性と結婚し、台南に定住した。知日派立法委員(国会議員)の代表格で、頼氏とも近い台南市選挙区選出の郭国文委員と信頼関係もあり、一六年から台南市都市外交顧問に任命された。