九月七日に告示された立憲民主党の代表選。候補者の推薦人名簿を見た同党ベテラン議員の秘書は「噂は本当だった」と唸った。
「噂」とは、現職の代表ながら二十人の推薦人集めに苦労していた泉健太氏(50)が、野田佳彦元首相陣営からの助け舟を無下にしたというものだ。
 野田氏側は「三年間、代表をつとめた泉氏が出馬断念に追い込まれると、党として体裁が悪い」と、奥野総一郎衆院議員を推薦人の一人に差し出そうとしたところ、泉陣営が本庄知史衆院議員への変更を求めたというのだ。 
週刊文春デジタル