〈ジャーナリスト・東京工業大学リベラルアーツ専任教授の池上彰さんと、株式会社KADOKAWA・DWANGO代表取締役会長川上量生による特別対談の後半です。池上彰×川上量生特別対談「メディアの未来について」全文書き起こし(1)はこちら〉
池上 つまり、要するに変に不法コピーされないように、あるいはマネタイズですね、そこからお金を生んでいくような仕掛けというのは、まさに動的なコンテンツでないとだめだと。
川上 だめです。で、実際にゲームの世界でそれは起こっていて。今お金が取れるのっていったら、サーバー型のMMOゲーム、もしくはソーシャルゲームみたいなやつで。あれってやっぱりサーバーにコンテンツがあるから、コピーができないんですよね。そうすると、面白いか面白くないかっていうイメージよりも、やっぱりお金が儲かったらコンテンツにお金をかけられるから、まずお金が回収できるかというところで、どうして