座談会 2021年10月号 Part1 2021年10月31日発行  発行者 エージェントNo.118

【1】はじめに

 座談会も回数を重ねて、10回目の座談会を迎えることができました。毎回毎回白熱する座談会ですが、今回も、選曲を様々なエージェントの方々にご協力頂きながら発行を行っていきました。その様々な方々の選曲を踏まえての座談会となります。果たして、どんな座談会になるか。是非最後まで読み進めて頂けると幸いです。繰り返しになりますが、座談会は読み物として、お楽しみ下さい。


【2】座談会メンバー紹介
  • エディター(記載時:無名太文字表記
  • 猫月さん
  • スーさん
  • ふわっふうさん
  • NGさん
  • ベンゾーさん
  • 4696さん
【3】座談会その1 自己紹介

ボカロタイムズ座談会10月号!本日は座談会にご参加いただき、ありがとうございます。今月も数多くの楽曲の中から、ボカロが好きなメンバーをお呼びし、掲載楽曲の中から今月のイチオシ楽曲を決定する座談会を開催いたします。選曲を様々なエージェントに依頼を行っていますが、その依頼から様々な選曲、本当に多岐に渡っています。その中から今月のイチオシ曲を決定する座談会を今月も開催致します。どんな座談会になるのか、楽しみにしています。

ではまず初めに、冒頭、座談会メンバーには自己紹介を行っていただます。その際ですが、上半期ボカロタイムズでご紹介してきた楽曲の中から、オススメ曲を 1 曲ご紹介していただきます。ではまずはじめに猫月さん、お願いします。

猫月:毎度お馴染み、猫月です。今回も参加させていただいております。ちなみに、普段はRCの執筆だったり、本誌のキュレーターだったり、いろいろタイムズに関してサポートだったりをしています。

ということで、今月の自己紹介楽曲として持ってまいりました1曲、ご紹介したいと思います。投稿者は鑠琵(とび)さんで【働きたくない】です。

猫月:この楽曲、UTAUのオリジナル曲になるんですが、「水音ラル」と書いて「みねらる」と読むんですが、そのボイスの気だるげな歌声と楽曲のフォーク感っていうのがすごくマッチしていて、めっちゃ良いっていう作品です。歌詞に注目してみても、ものすごい嫌々ってわけじゃなくて、嫌だけどどうしようもないよな......みたいな。本当リアルで、実際にいろんな人が思ってるようなことを体現しているところがとても良いなと思って持ってきました。選んだ後に気付いたんですけど、この曲はベンゾーさんが7月の新着枠の推薦楽曲として持ってきていたのをすっかり忘れていて、選んだ後に気付いてしまったので(笑) 気になる方はベンゾーさんのコメントも遡って見てみてはいかがでしょうか。ということで、本日もよろしくお願いします。

はい、ありがとうございます。では続きましてスーさん、お願いします。

スー:みなさんこんばんは、本日で座談会は3回目になると思います。スーさんです、よろしくお願いいたします。

私の自己紹介楽曲に持ってきたのはですね、タケノコ少年さんの【ん?】という楽曲です。

スー:すみません、前回の座談会でも語ったんですけども、タケノコ少年さんのいちファンとしていつも応援させていただいております。前作・前々作の【なんだっけ?】【そうだった】のシリーズと類似している楽曲です。歌詞のフレーズで『それひまじゃ~ん』とか、『PON PON』って入ってくるフレーズ、そして『力抜いて生きていこうぜ』っていうところのフレーズがものすごい大好きです。また、動画の絵のところもものすごくミクさんが大好きになっています。で、さりげなく間に入ってくるラップもオススメです。是非聴いてみてください。本日はよろしくお願いいたします。

はい、ありがとうございます。では続きましてふわっふうさん、お願いします。

ふわっふう:はい、皆さまこんばんはという感じで。趣味でニコニコのことをお仕事にしております、ふわっふうと申します。このSmileSの部長という立場で、いろいろと企画の開発とか、商品考えたりとか、そういうことをやっています。

僕のオススメ楽曲としてはですね、【LIMITED QUEEN】という曲をオススメさせていただきました。

ふわっふう:この投稿者のきさらさんという方なんですけど、この鳴花ーズの調整はこの人、ピカ一だなと僕はずっと思っておりまして。これもすごく感情が籠められている、もはや人間が歌ってるんじゃないかってぐらい感情が籠められている曲になります。物語の世界観、曲に入ってる世界観みたいなのも非常に良い。あと、短めの曲ではあるんですけど、その中にギュッと詰まったストーリー展開だったり、急に曲調がガタッと変わったりとかですね、そういうのも含めてすごくオススメの曲ですので、是非是非お聴きいただければと思います。ということで、今日はこういうの初めてで緊張しておりますけども、皆さん何卒よろしくお願いしまーす。

はい、ありがとうございます。では続きましてNGさんお願いします。

NG:NGです、お願いいたします。座談会は何回目かちょっと忘れちゃったんですけど、まぁまぁ出てます。

私が自己紹介曲に持ってきたのは【ブルーライトユニバース】ですね。

NG:この曲ですね、座談会2回目だったか1回目だったか忘れちゃったんですけど、かなり初期の頃に参加させていただいて私が推した曲なんですけども。その頃からずっと今でも聴いてて、この世界観が大好きなんですね。このボカロP、にっけいさんって方なんですけども、この【ブルーライトユニバース】を通して過去の曲を遡っていったんですけど、実は聴いてたっていうね(笑)知らぬ間に聴いてて、「あっ、この方だったんだ」みたいなね(笑)ってことが過去にありまして。にっけいさんの作るボカロ曲がドンピシャで好きなNGです。

【ブルーライトユニバース】、このにっけいさんって方が作曲されてるボカロ曲はだいたい夏が題材になってることが多いんですね。実は【ブルーライトユニバース】もPVを観ると夏っぽい感じでね、半袖の男女が出てくるんですが。この曲ね、曲を聴いてもらえるとわかるんですけど、シンセサイザーとかすごく綺麗で、冬場でも合うような。実際この曲ね、2020年12月29日に投稿された曲なんですけども。題材は夏なんだけども、一年中聴いてて飽きないって感じる曲です。今日はよろしくお願いいたします。

はい、ありがとうございます。では続きましてベンゾーさんお願いします。

ベンゾー:今回で座談会は4回目の参加になります、ベンゾーです。今のところ、ボカロタイムズではキューレーターとしてボカロ楽曲の選曲を5回、クロスオーバーでは歌枠生主紹介のコラム執筆を4回と、少しばかりタイムズに関わらせてもらっています。座談会へは毎月文字起こしスタッフとして関わっていますが、今回は話し手として久しぶりに参加させてもらうことになりました。

今回、僕が自己紹介として挙げたのは、苑dolphinさんの【ハカイ☆センス】という曲です。

ベンゾー:これはボカコレ2021春の時にボカロタイムズ号外で僕がキュレーションをした曲なんですけど、僕が初めてボカロタイムズのキュレーションをした思い出の曲です。元気いっぱい・かわいさいっぱいで、聴いているととにかくテンションが上がる曲です。これは皆さんにオススメしたい1曲なので、是非皆さん聴いてみてください。ということで、今日はよろしくお願いしまーす。

はい、ありがとうございます。では最後に4696さんお願いします。

4696:座談会長老でして、今日で何回目になるんかな?たぶん一番出てる人ですね。

今回自分が選んだ曲は【へんじんおんがく】というものです。

4696:littlebylittleさんの曲なんですけども。この曲、一番初めに聴いた時は「なんだこれは」と。こういう音楽を作る人がいるんだなまだまだ、と。既存の曲じゃなく、こういう当て嵌められない曲を作る人もいるんだなーという。あと、映像も面白くて、踊ってるダンス、これは踊ってみたに繋がるような感じの曲だなと思いましたね。これは聴いてても面白い曲なので、皆さんどうぞ聴いてください。これはたしかボカコレのルーキーで出てきた曲なので、ここからの成長がたぶん凄まじいと思いますが、どうぞ皆さんこれを1回聴いてみてください。お願いします。

今回も長老らしくみんなを引っ張っていける座談会になっていけたらと思います。ワクチンの副反応で死んでいるところですが、よろしくお願いします。

はい、副反応の中ありがとうございます。以上6名とエディター、合わせて7名で今月の推し曲を決定する座談会を行っていきます。皆さん今日はどうぞよろしくお願いいたします。



【4】座談会その2 新着枠より推し曲決定

 ではここからは9月中、多岐にわたってご紹介してきたThe VOCALOID Times掲載楽曲の中から今月の推し曲として新着枠から1曲、発掘枠から1曲、計2曲を決めていきます。まずは新着曲から座談会を行っていきます。それぞれ皆さんには1曲、新着の中から選んでいただきました。まずは選んだ楽曲の紹介をしていただき、なぜその楽曲を選んだのかという理由をお願いします。みなさんにお聞きした後に、最終的にどの楽曲をイチオシ曲にするのかを決定していきたいと思います。

ではまず初めにスーさん、お願いします。

スー:はい。今回、私が推させていただく新着曲は【MEITEI】と言う曲です

スー:この楽曲は作者さんの3rdアルバムに収録されている楽曲でして、「酩酊」と「メーデー」の歌詞をうまくしっかり入れて表現している楽曲になります。ピコピコな音楽とですね、ピアノが非常にマッチしていて、とてもとても聞きやすい楽曲です。さりげなく「ここ【ほたるこい】なのか?」っていう部分があって、『パッパラ パッパラ』っていうところですね。うまく入れているところが自分としては好きなポイントになっています。

動画なんですけども、この動画がまた見せ方が上手くてですね。渋谷や新宿とかにありそうなモニターに映し出して表現するっていう、動画と曲が非常にマッチしている。表現として、とても素晴らしいなぁと思う楽曲です。

動画の概要欄にですね、先行公開中の同封小説があるので、終わったらゆっくり読ませて頂こうかなと思いました。以上です。

はい、ありがとうございます。では続きまして、ふわっふうさんお願いします。

ふわっふう:今回、僕が選んだのはですね、【ぐるぐる地縛霊】という曲になります。

ふわっふう:座談会の候補曲がリストアップされた時に色々な曲があってですね・・・【PとかXではじまるサイトを見てたらパソコンがフリーズした】でもいいかなと思ったんですけど、ちょっと立場的にまずいなと思ったので【ぐるぐる地縛霊】の方にさせていただきました。何でこの曲に惹かれたかと言うと・・・8月とか7月の夏曲って言うと、どうしてもホラー系の曲が投稿される傾向にあるかなと思います。この曲もホラーっぽい曲にはなるんですけど、その割にはちょっと明るめの曲調と言うか、ちょっとウキウキしちゃう曲調で作られているんですね。例えるならパレードを見てるようなウキウキ感ワクワク感がして、だから明るく聞こえるんだなと思ってます。

歌詞も耳に残る感じで、『どろろろろん』みたいな言葉遣いだったりとか。でもよくよくちゃんと見ると「執念深さみたいなのが残っているお化けの曲」なんだって気づいて、なんかそのちぐはぐ感みたいなのが聞いててすごく楽しかったので今回この曲を選ばさせていただきました。是非ぜひみなさんも聞いていただければと思います。以上です

はい、ありがとうございます。では続きまして、NGさんお願いします。

NG:私が今回、新着で推させていただく曲は【遥か、群青】という曲ですね。

NG:こちらは今流行りの可不ちゃんの曲ですね。こちら爽やかなロック調の曲が良くてですね。MVは真っ白なバックに歌詞だけって言う、かなりあっさりしたもんなんですよ。この曲ロック調なんですが、僕が何しろ推したいのは歌詞ですね。この曲はこう勇気づけられるような歌詞なんですよね。サビで同じフレーズを反復するみたいな使い方をしてんですけど、その反復させるところが多分この作者が伝えたいフレーズなんだろうなって。それがね、何と言うか気持ちを受け取っちゃってめちゃくちゃ好きですね。

何となくですがこの歌詞を要約させていただくと、まっすぐだった少年時代と不安だらけになった大人の自分みたいな感じなんですよね。でもそんな大人になった今なんだけども振り返ってね、昔のまっすぐだった自分に背中を押されて。このロックな曲調のような速度で人生駆け抜けていこうみたいな、そんなことが想像できて・・・なんかこうすごく背中を押されるような、まだまだやれるなみたいな。僕はクリエイターとして色々な作品を作ってるけど、そう言うのをもっとやっていけるなって思わせてくれるような曲でした。はい、以上です。

はい、ありがとうございます。では続きましてベンゾーさん、お願いします。

ベンゾー:僕が新着枠の曲の中から推したいのは、m9m9さん投稿の【ワンダーランド】です。

ベンゾー:可不が歌っている曲ですね。この曲はまず演奏がめちゃくちゃかっこいいんですよ。特にベースの演奏が本当にかっこよすぎて、やばいです。スラップのところも勿論かっこいいんですけど、それ以外も全体的に強めのベース演奏で、もう兎に角最高にかっこいいです。演奏だけじゃなくて歌詞の言葉選びも本当に秀逸で、どうやったらこんなにかっこいい歌詞にできるのかと最初から最後まで驚きっぱなしです。

m9m9さんは元々AIきりたんの曲を投稿されていた方で、この曲で初めて可不曲を投稿されたんですけど、もう初っ端から凄い曲を作らはったなぁと思います。今まで可不の曲はまあまあたくさんの曲数を僕自身聞いてきてるんですけど、個人的にはその中でもトップレベルにかっこいい曲だと思ってます。m9m9さんはキャラ・・・キャラクターと言うか「サメの人」っていう風になってるんですけど、この曲の映像ってサメのフードをかぶってる女の子の絵が出てくるんですよ。それもご本人が書かれたイラストなんですけども、そういうキャラ設定を守っているところも面白いなぁと思ってます。結構何回も「かっこいい」ばっかり言ってるんですけど、これでも足りないくらいホンマにかっこいいんで、この曲は何が何でも皆さん聞いてもらいたいです。以上です。

はい、ありがとうございます。では続きまして4696さん、お願いします。

4696:今回私が選んだのは【チルアウト】という、りめさんが投稿した曲でございます。

4696:この曲、ラップなんです。ボカラップなんです。私好きなんです、ラップが好きなんです。ラップなんで韻踏みは当たり前なんですけど、その韻の踏み方がオシャレで、サビの部分もすごくオシャレな曲かなと思いました。MVは一枚絵に歌詞が映し出されていくんですけど、私はやはり歌詞をよく見てもらいたい。つなぎが上手いし韻の踏み方も凄く上手い。

今回皆さんが選んだ楽曲って基本的にミクさんや可不さんなんですけど、僕だけウナちゃんでございます。このウナちゃんの声にこのラップの音がすごく合う。柔らかい声質できつさを感じさせない曲になっていて、またそれがオシャレに感じる曲でございます。のんびりしたい時に聴きたい曲かなと思いました。以上です。

はい、ありがとうございます。では最後に猫月さん、お願いします。

猫月:はい。と言うことで、自分が持ってきたのは霧四面体さん投稿、【CeVIO AI オリジナル】混迷オンストリート【可不】です。

猫月:これ・・・やばいんですよ。この楽曲は楽曲めぐりの最中に丁度ライブ公開をされていて見つけた楽曲なんですが、やばいんです。ここまで「やばい」としか言ってないんですけど、メロディーだったり楽曲展開、リズムとかラスサビの転調とか、「もーーやばい!」ってのは勿論なんですけど、なによりもやばいのは歌詞です。

聴いた人はわかると思うんですけど、Bメロめっちゃ速いんですね。めっちゃ早口で流れてくるんですけど、その怒涛に流れてくる歌詞が音声合成ソフトの楽曲にありがちな「ただただ物凄い速度で歌詞を歌わせる」・・・読ませるに近いレベルで流れてくるんじゃなくて、それぞれしっかり韻みたいなのが踏まれていているんです。例えば『本当の気持ちは偽り 隠して視覚化 斯くして可視化し』みたいな。人間が言うとね、どうしても詰まりがちな文章だったり、『同位体どう居たいどういたしまして どうしてそんなに可笑しい?』とかだったり。そういうBメロの歌詞の韻の踏み方だったりがすごいんです。今Bメロの歌詞にフォーカスしたんですけど、全体的な歌詞を見てみると、音楽的同位体「可不」所謂「音声合成ソフトとしての可不」のイメージソングと言いますか・・・実際「可不イメージソング」って言うタグが付いてるんですけど、そう言う可不をイメージした歌詞、可不にフォーカスを当てて可不が歌うからこそ何かを受け取れる歌詞になっている。そんな感じがして本当に「歌詞すげーな」って思いました。

さっきも言った通り人間だとどうしても詰まっちゃう部分で、音声合成ソフトである可不がものすごい早口で可不がモチーフの歌詞を歌う。その歌詞を歌うって言うのが「互いが互いを引き立て合う」みたいな感じのニュアンスで、本当にすごくいいなと思いました。最初にさらっと流しちゃったんですが、本当にメロディーとか楽曲展開とかやばいですし、ラスサビの転調がマジで鳥肌立ったので是非聞いてください!以上です。

はい、ありがとうございます。では皆さんの楽曲が出揃いましたので、ここからは他のメンバーの楽曲のインプレッションを先ほどのプレゼンを踏まえた上でそれぞれお聞きしていきたいと思います。では今度は逆に聞いていきます猫月さん、皆さんの楽曲いかがでしたか?

猫月:まずはベンゾーさんセレクト、m9m9さん投稿の【ワンダーランド】。この楽曲、ベンゾーさんも言ってた通り本当にベースがめっちゃかっこいいのと、サビの疾走感がかっこいいと言うのが、ベンゾーさんも言ってたけど、本当にこの楽曲はかっこいい。色々な可不曲を聴いてるんですが、結構可不の「そのまま」・・・所謂CeVIO AIで歌わせて、その音声をあまり加工せずにそのまま出してる楽曲が多いんですよね。けどこの楽曲はちょこちょことエフェクトみたいなのがかかってて、ちょっと聞いてて新鮮でした。

スーさんセレクトの【MEITEI】。こちらもかっこいいんですけど、【ワンダーランド】のかっこよさとは違って、クールにかっこいいみたいな感じのミク歌です。街頭ビジョン風のMVも良かったので、実際キュレーターとしてタイムズの#52で選んだんです。さっきスーさんが言っていた、概要欄にリンクが貼ってあるミニストーリーを読んだんです。勿論、曲だけでも楽しめるんですけど、小説も読むと「本当に世界観の作り込みすげえな」って改めて思いました。読んでから聞いても、やべえなってなる程に面白い作りになってました。

4696さんセレクト、りめさん投稿の【チルアウト】。ウナちゃんでこのタイプの曲って結構珍しい気がするんですよね。もしかしたら自分があまり見つけられてないっていう可能性もあるんですけど。落ち着きながらもオシャレで柔らかいウナちゃん・・・ウナちゃんってどうしてもやっぱり元気な曲、例えばキノシタさんのいろんな楽曲だったり力強い曲とか、こめだわらさんの楽曲だったりとかが思い浮かぶんですよね。色々な楽曲ありますけど、結構ウナちゃんだと「元気な」「可愛い」「力強い」みたいなイメージがあるので、この優しい感じのウナちゃん本当に聞いて「いいなー」って思いました。

NGさんセレクトでMame Foxさん投稿の【遥か、群青】。Mame Foxさんの楽曲は色々聞いてるんですけど、Mame Foxさんが持ってる青春感っていうか・・・青春バンドサウンドって言うMame Fox節・・・って言っていいのかわからないんですけど(笑) Mame Foxさんならではの青春感あふれるバンドサウンドみたいなのが物凄くしっかり出てて、これの1曲前【青春前夜】とかも青春感あふれる楽曲なんですけど、本当に青春感を作るのすげーなって改めて思いました。

ふわっふうさんセレクトの星峰さん投稿の【ぐるぐる自縛霊】。これ最初サムネが可愛いもありつつなんか幽霊っぽくてなんだろうって思ったら、結構その「自縛霊」って言うワードの割には本当にメロディーがポップだったりコミカルで可愛く感じました。どっちかって言うと「自縛霊」と言うより「ぐるぐる」って言う擬態語が可愛いみたいなイメージがあるので、そういうワードがぴったり合ってるなーって思いました。ふわっふうさんのコメントで「執念深さが残っているちぐはぐ感」というコメントがあったんですけど、なるほどなって思いましたね。その「ちぐはぐ感」っていうのが【ぐるぐる地縛霊】っていうタイトルにもしっかり表れているような気がして来ました。「ぐるぐる」ってどうしても可愛い・・・聞いたり喋ったりすると可愛いイメージなんですよね。絵で例えると本当に「ぐるぐる」。それと「地縛霊」の本当にちぐはぐとした感じだったり、地縛霊だからは彷徨えないんですけど・・・彷徨っている感じとか執念深さが残っている感じが「なるほどなー」って聞いてて思いました。以上です。

はい、ありがとうございます。では同じ質問を4696さん、如何でしたか?

4696:まずスーさんの【MEITEI】ですけども、まずこれは言わずと知れた歌詞の良さ、韻踏みの面白さと言うところ。曲を聞いているとロックなんですけど、サビに向かって急にちょっと和風で、鼓の音がぽこっと入る。そういうアクセントもあって面白い曲かと思いましたね。ビジョンを見てる人が一人いて、周りの人が歩いてるって言う映像で、途中でその人たちがいなくなるんですね。そこから急にまたパッと戻ってくる。その映像の作り方が面白い曲だと思いました。

ふわっふうさんの選んだ【ぐるぐる地縛霊】。最初にタイトルだけ見て「あ~夏だからやはり幽霊の曲か。おどろおどろしいのかな」と思ったら、なんとポップで可愛いじゃないですか。そんな中にやはり恨めしい気持ちやらを込めた曲。「地縛霊と言うものは何なのか」という説明的なものも入っていて、すごく考えることができる曲かなと思いましたね。ただ!曲はポップで可愛いよ(笑)

NGさんの選んだ【遥か、群青】。これ、最初聞いた時に「ポップ・ロックかな?」と言うくらいに重低音と軽めの音とが結構いい具合に混ざってるんです。可不のちょっと低めの方で歌わせてるっていう面白さ。青春曲でもあるかなと思う、とても楽しく前向きになれる曲かなと思いましたね。

ベンゾーさんの選んだ【ワンダーランド】。これはよく言うんだけど、社会指定ソングってやっぱり中高生にすごくウケる曲かなと思って。でもただ否定をするだけじゃなく、どういう希望を持って行けるのか、私はこうなんだって歌う曲。軽やかな曲であるにも関わらず、リズム体のベースだったりドラムだったりの重低音がすごく響くかなと思いましてね。

猫月さんの選んだ【混迷オンストリート】は、映像を見てもらったらわかると思うんですけど、BPMやビート、ギターコードなんかが書かれてる。目で追ってしまうような映像作りがされていて、音も面白い。この曲の一番の謎は上のバーがなんなのかって言うこと。このバーは一体何を表してるんだって言うこの謎解き感もあって面白いのかなという曲でした。以上です。

はい、ありがとうございます。では同じ質問をベンゾーさん、如何でしたか?

ベンゾー:まずスーさんが推した【MEITEI】。1番の怒涛の歌詞が流れ込んでくる所で一気に惹きこまれるなぁと思います。そこがかっこよすぎて、もうほんまにやばかったですね。ピアノのお洒落な演奏とかっこいい歌のギャップだったりとか、アップテンポの部分とスローテンポの部分のギャップだったりとがあって、そういうギャップもかっこいい曲だなと思います。

次にふわっふうさんが推した【ぐるぐる地縛霊】。こう言うポップでコミカルな歌詞とかメロディーの曲って、結構軽い感じになりがちじゃないかと思うんですけど、強めに低音が入ってることで曲としての安定感がすごくしっかりとしてると思います。全体的に早口で歌い上げてる曲なんですけど、しっかり歌詞が聞き取れるので調声と言うか歌わせ方がすごく上手いなと思います。

次にNGさんが推した【遥か、群青】なんですけど、これめちゃくちゃ爽やかな曲ですごくいいですよね。この曲のMVって白い画面に歌詞が出てくるっていうシンプルな映像なんですけど、曲を聴いてると景色がすごく浮かんでくるんですよ。そう言う映像なしでイメージさせることが出来るって言うのは、すごい曲と歌詞だなと思います。

次に4696さんが推した【チルアウト】。この曲はずるいですよね。あのウナちゃんの可愛い声でこんなオシャレな曲って言う。僕の勝手なイメージなんですけど、ウナちゃんは元気な歌と可愛い歌って言う風に思ってて、それがこんなにオシャレなラップ曲を歌うって言うのが意外性ありまくると言うか。でもウナちゃんにぴったりな可愛い歌詞になってるんですよね。もうこんなん好きになってしまうに決まってるやろうって思います。

最後に猫月さんが推した【混迷オンストリート】。この曲は本当にやばいです。もうほんまに完成度が半端ないなと思います。ボカロ曲としてだけじゃなくて、音楽としても僕の好みにドンピシャで、初めて聞いた時には既に体を揺らしながら聞き入ってる感じでした。猫月さんも言ってたんですけど、特に最後の転調のところが個人的にめちゃくちゃ大好きです。以上です。

はい、ありがとうございます。では同じ質問をNGさん、如何でしたか?

NG:まず【混迷オンストリート】から。先ほどベンゾーさんが言ってくれたように、曲がいいですよね。僕はMVの方に目がいっちゃってて、4696さんが言ったように左上と右下にビートとBPM、左下と右上にメジャーコードとあとコードを表示する。曲を作るDAWソフトじゃないけれども、そういう表示をお洒落に表示するみたいな感じがして個人的には好きでしたね。4696さんも言ってたけど上のバーは一体何なんだってね、僕も思いました。MV面白いですよね

次、ベンゾーさんが推薦された【ワンダーランド】。社会への挑発って言うか、疑問とか挑戦が読み取れるような。歌詞の冒頭ね、『夢を忘れた大人が あれこれ嘘を囁く』ってすごく大人を目の敵にしたような、中高生が好きそうな感じの曲って言われてましたけども、僕もそのように感じました。

次、【MEITEI】。「酩酊」と「メーデー」に掛けてる言葉遊び感がとってもいいですよね。ちょっと和楽器が入る部分、僕は気づかなかったんですけど、その後またピアノのジャズっぽい曲になって、その次に歌詞がバーッて続く・・・ラップじゃないけどね。バーッて続く曲調。こう聞いてて飽きないですよね。ずっと聴いていられるような曲だなって思いました。

次、【ぐるぐる地縛霊】。はい、こちらね!聞いた時、一番最初のイントロから僕はめちゃくちゃ刺さりましたね。特徴的な曲調が本当・・・何が衝撃だったかって【ぐるぐる自縛霊】っていう「幽霊の題材からあの曲調なのか!」っていうね。ギャップ感が半端じゃない。それがすごく面白いなって思いました。ふわっふうさんの話を聞いててなるほどなと思ったんだけど、「執着心も感じられる」って話をされてて、確かにそうだなって思った。このキャラのバックグラウンドが気になるなって。何があったんだ、そんな執着する一体何があったんだよ。別に誰かをすごく恨んでるわけでもなく、この世に縋ってる。で、どこかパレードのような曲調って言うか、某夢の国のパレードのような曲調って言うのがすごくギャップ感があるのに、ちゃんとした一つの作品になってて面白いなって思いました。

次、【チルアウト】。これね。語彙力がすごい。もうこれに尽きますね。ラップって言うと速いやつとか色々ありますけども、【チルアウト】は最初、本当に言葉遊び的な感じから始まってって、サビに入ると『Chilling out』って言葉を何回も繰り返す。すごくまとまってるんですよね。で、その後にですね、ここまで言葉とか曲をまとめて行くのに、その後崩すように早口のラップが始まっていくんですよ。これね、展開よく考えられてるなって思いましたね。はい、以上です。

はい、ありがとうございます。では同じ質問をふわっふうさん、如何でしたか?

ふわっふう:まず【混迷オンストリート】から。これは王道のロック調と言う感じで、正に可不が歌ってそうなスピード感のある曲ですよね。個人的に疾走感のある曲が大好きで、『ハイド&シーク』みたいなところとか。そのメロディーが流れてくる、ワクワクして踊ってくるみたいな感じ。これ踊り手さんとかが結構好きそうな曲なのかなっていう感じがしましたね。踊るのがすごく楽しそうな曲だなって思いました。

【ワンダーランド】ですね。ギターかき鳴らすロックサウンドっていう感じで、これも最高の曲だと思います。何と言っても可不の伸びやかと言うかすごく高音で、「歌う」って言うのにここまで嵌るかっていう感じの曲調を作れるんだなーって。やっぱり可不には無限の可能性を感じるなって思った一曲でした。

で、その続きで言うと【遥か、群青】。これもやっぱり王道で、Mame Foxさんならではだなーっていう感じです。音数自体は少なそうかなって思うんですが、それでもバンド曲としてはピカイチで、ど真ん中バンド曲っていう感じです。伸びやかな可不のボーカルと非常にマッチしていて、だからこそ心にダイレクトに訴えかけてくるものが曲調として入ってくるんだろうなって言う感想を持ちましたね。

【MEITEI】。これ僕、先に小説を読んでから聴いたんですけど、読んでからだとやっぱり裏側や背景みたいなのをすごく考えながら聴いてしまってます。それもすごく楽しいなって思うんです。設定を見ながらだと裏の事情っていうか、この対極にある二人の「重み」というか・・・曲調の「重み」と小説が織りなす「重み」とが重なってすごい芸術作品化しているような所がやっぱり一つ感じたなぁと思ってます。

で最後【チルアウト】なんですけど、ウナちゃんの落ち着いた曲って意外といい曲が多くて、その流れ・系譜のいい曲なのかなって思います。ウナちゃん特有のちょっと跳ねた感じの歌い方と、テンポがこうポンポンポンと跳ねていくようなラップ調とが非常にマッチしている曲です。聴いててちょっとずつテンションが上がっていくような・・・それでも落ち着いて聴けるっていう感じの曲調が魅力的だなって個人的には思いましたね。と、言う感じで以上かなと思います。

はい、ありがとうございます。では最後にスーさん、如何でしたか?

スー:まずは猫月さんが選んでくれた【混迷オンストリート】ですね。聴かせていただくと、世界観がやっぱり凄いし、可不でここまでの楽曲を作詞作曲できるの本当すごいなーって感じました。作者さんの解説を呼んで、Bメロのテンポでドンドン速くなる所もそうなんですけど、驚くべきはこの歌詞のボリュームですよね。1,000文字を超えてると書いてありまして、それを見た瞬間は「わっ・・・そんなに?!」っていうぐらい物凄く驚きました。

続いてベンゾーさんの【ワンダーランド】ですね。可不の楽曲なんですけど、ベンゾーさんが言ってた通り、ベースですね。すごく強調されてていいですよね。全体的にも最初からベースのスラップが心地いいですし、かっこいい楽曲で凄く聴いてしまうなと思いました。間奏に入ってくるスラップもまたいいんですよね。また『パラリルラ』っていうワードがサビに入って来るんですけど、これをうまく使っているなと感じました。

続いてが4696さんの【チルアウト】ですね。自分もボカラップはすごく好きなんですけど、音街ウナちゃんでボカラップってなんかすごいなーって思いました。独特だなって言うのをすごく感じていました。ちゃんと韻を・・・勿論、韻を踏むのはそうなんですけど、ちゃんと韻踏んでるんですよね。作者さんのTwitterをちらっと拝見したんですけど、まだ学生さんと言うことで今後ちょっと色々忙しくて新曲は出せないようなんですね。今後また復帰した時ですね、期待できる新人のボカロPさんなのかなと思っておりました。

続いてNGさんが選んでいました【遥か、群青】、可不の楽曲ですね。先ほどNGさんからもありましたけど、シンプルなんです。動画は本当シンプルなんですけど、とてもかっこいいなーってすごく感じました。自分が歌詞で刺さったところなんですけど、『一人きりの暗い雨の夜を キミが思うよりも キミは強い 忘れんなよ 胸を張れ』って言う、こう背中を押してくれるような歌詞、フレーズがすごく刺さったんですよね。是非聞いてほしいなって思いました。

最後、ふわっふうさんの【ぐるぐる地縛霊】ですね。最初見た時には、本当にホラーなのかなって思ったんですよ。ホラーなのかなって思ったんですけど、コミカルなんですよね。すごく明るいんですよね、説明にもありましたけど。お化けの楽曲って大体ちょっと暗いイメージなり、どんよりしたイメージだなぁと言うのが多いんですけど、明るくてすごく前向きな曲調を使ってるのがすごいなーって思いました。以上です。

はい、ありがとうございます。では少々お時間がございますので、皆さんのプレゼンやインプレッションを聞いた上で、ここの所もうちょっと皆と語りたいんだとか、ここだけもうひと推しさせてくれと言うのがあれば、このお時間中に皆さんで語っていただければと思います。

4696:いやぁ、しかしみんなすごいな。今回の新着って1,000再生越えが多い。凄さが再生数に反映されてるなって思う。あと、可不がやはり今のトレンドなのかなと思った。出たばかりだからというのもあるけど。

NG:確かに。

猫月:楽曲聞いてて思うのは、これまでミク・GUMI・flowerとかそこら辺が多かったんだけど、そのGUMI・flowerを急に聞かなくなって一気に可不が増えてきた感じが、この頃聴いてて思う。

4696:今は可不とウナちゃんかなと思う。

猫月:あー。

4696:ウナちゃんも増えて来たかなって。まぁ、ウナ投稿祭(※)が開催されてるからって言うのもあるだろうけど。※音街ウナ5周年記念楽曲コンテスト:音街ウナ公式によるコンテストで8/23~10/31の日程で行われている。

猫月:あぁ、確かにそうね。

NG:いやぁ、わかる。でもそんな中でミクちゃんすごいと思うわ。

ふわっふう:僕、今回敢えてミクを選んだって言う気持ちがあるんですよ。可不曲でめっちゃ刺さる曲はいっぱいあるんですけど、「でもこのミク曲は外せねぇな」と思って選んだんですよね。

NG:わかる。

4696:PとかXでもよかったんですよ?

ふわっふう:PとかXでも全然よかったです(笑)

ベンゾー:僕もね、PとかX 選びたかったんやけど、清楚なキャラが崩れるなーと思って選ぶのやm。

4696:誰の???

猫月:清楚ではないけどな?????

ふわっふう:PとかXも普通にウキウキになる曲なので。

ベンゾー:そうそう。いい曲やったし。

ふわっふう:いい曲なんですよねぇ。

4696:そうねぇ。俺は「小春六花」も増えて来たかなと思う。

猫月:確かに。

ふわっふう:六花ちゃんもね、増えてきている。ランキングにもちらちら入って来る感じはあって。でもまだまだ・・・と言うより可不が圧倒的に使われている。

ベンゾー:うん。キュレーターしてても可不曲の再生数が、他のキャラが歌っているのと全然違ってる。可不曲を検索してるのかな?凄い伸びてる感じだから。

4696:「可不」で検索してるんじゃないかな。

ベンゾー:「可不はじめました」ってタグもあるしね。

NG:可不の歌声がさ、気だるげで優しい感じって珍しくない?ボカロの中でもあの感じって。それが使ってて新しく感じるんじゃないかなって、僕は思ったな。そういう曲にできるでしょ。

ベンゾー:うん。

NG:まぁ、僕が推させてもらった【遥か、群青】はそういう感じってわけではないけど、何かすごくね。

4696:いや、でもあれはやっぱり可不の声に合うと思う。

ふわっふう:可不がどのメロディからも合うって言う・・・やっぱり音楽同位体なだけあって。だからこそあの青春ど真ん中みたいな曲調に関しても、腹の底から、心の底から叫んでいる感じの歌声に聞こえてきて、よりダイレクトに心に入って来るものがあるな、って言う感じの曲調だったんですよね。

NG:なぁるほど。

4696:今の可不の位置って、昔で言うところのflowerの位置にいるんだと思うのね。

NG:あー。突発的に出てきてね。

4696:flowerがパッと出てきて、バッと上がったように、今の可不ってパッと出てきてバッと上がってるから。で、flowerと可不の楽曲って意外と似ているところがあって、可不が歌っている曲をflowerが歌っても全然違和感がない。逆にflower歌っている曲を可不が歌っても違和感のない曲ができると思う。似てる感じはあるかな。

NG:うーん。確かにね。

それで言うと最近の可不は非常に大衆ウケがしやすいかなって個人的に思っていまして。それこそ「歌ってみた」には可不ってバッチリじゃないかって思います。

4696:人の声に近いって言うのが大きいのかな?

猫月:CeVIO AIはやばいんで、本当。

4696:ミクさんって「初音ミク」っていう偶像が出来上がってて、ミクさんの声って聴けばわかるから、それを歌ってみたにするとなかなか難しいんだけど、可不って言ってしまえばまだ確立されていないから歌えるというのがある。

ベンゾー:可不のイメージって言うのがまだないし。

猫月:可不って本当に人間に近いというか・・・可不に限らず「CeVIO AI」が本当にすごいっていう話なんですけど。CeVIO AIの「ソング」も「トーク」も、「これ、本当に人じゃないの?」って言う感じで、所謂広義のボーカロイドにはまだ超えられていない一線を容易く超えている感じがある。初音ミクがどちらかと言うとキャラクターよりなのかな。

4696:キャラクターよりと言うか、歌わせてる感があると言うのは無きにしも非ずかな。でも可不とかCeVIO AIって本当自然に聞こえる。けどやっぱりAIなんだなって言うところがちょこっと出てきたりする。人によっては出せない音域まで行ったり、一気に裏にいって表に戻ってって言うのはなかなか人間にはきついところがある。それを可能としているのはやはりVOCALOIDだったりCeVIO AIだったりで、それを扱うこの人たちすごいなって思う。

なるほど。因みに1つお聞きしたかったのは、スーさんに挙げていただいた【MEITEI】に代表されるんですけど、所謂、概要欄にちょっとした隠し玉と言うか、楽曲の秘話や作者さんの思い、今回で言うとミニストーリーですね。そう言うものがあった上で楽曲を聞くと「わ!新しい発見!」みたいな体験ができる。そういったものがある楽曲、ない楽曲様々だと思うんですけど、スーさん的には概要欄のこれ、刺さりましたか?

スー:刺さりましたね。その世界観をしっかりと明記していただけるって言うのは、曲だけのインスピレーションとはまた違うって言うのを、今日の座談会での皆さんの話を聞いて思いました。改めてしっかり読んでから楽曲を聞いてみようかなと思いましたね。

4696:【MEITEI】はサブストーリーがあって曲を聞くと「こういう背景なんだ」って思うんだけど、その対極にあるのが【混迷オンストリート】なのよね。

ベンゾー:うんうんうん。

4696:【混迷オンストリート】の上のバーって何なんだろうとか、これってなんだ?あれってなんだ?みたいに。曲として聞くし動画も見るんだけど、パッと見た時に不思議なものって目につくじゃん。

スー:でも【混迷オンストリート】も作者さんの意図とか解説をしっかり全部書いているんですよ。なのでそれを全体的に読んで、また聞くと違うものが見えてくるんだなーって思うから、再度、座談会終わった後も聞いてみたいし、興味がすごく湧いてくるって言うのは感じました。

4696:ほんと、上のバーの意味を教えてほしい。

NG:まぁあれは音楽的な設定だと思うけどね。確かにそう言うサイドストーリーとかもいいなぁ。

色々な工夫の仕方って言うのが、多分これからもボカコレとか様々なイベントとか投稿祭とかがある時に見られるのではないかなと、今回話を聞いていて個人的に思ったことでした。

と言うことで皆さんお時間がやってまいりましたので、そろそろお聞きしたいと思いますがよろしいですかね。

ベンゾー:はーい。

4696:はぁい。

順番にお聞きします。まず初めに皆さんの推していただいた曲含めていいです。皆さんの曲も含めて今のプレゼンを聞いた上で、今月のイチオシ曲はどの曲にしますか。では順番に聞いて行きます。1曲だけ挙げてください。スーさん。

スー:んー。そうですね。自分の曲もありってなると【MEITEI】ですね。

はい。わかりました。ありがとうございます。ではふわっふうさん、どうしましょう。

ふわっふう:そうですね・・・個人的には【ぐるぐる地縛霊】かな。

はい。ありがとうございます。ではNGさん、どうでしょう。

NG:はい。【遥か、群青】でお願いします。

はい。嫌な予感がしてきました。では続いてベンゾーさん、どうしましょう。

ベンゾー:【ワンダーランド】でお願いします。

はい。なんか見えてきた。では4696さん。

4696:【チルアウト】。

はい。猫月さん。

猫月:【混迷オンストリート】。

4696:ですよね!(笑)

でしょうね!

ベンゾー:そりゃそうなるやろ(笑)

では次の質問です。今度は自分の曲以外です。自分の曲以外でイチオシ曲決めるとしたらどの曲を推しますか?という質問にさせてください。皆さん自身の曲を含めた場合「私はこの曲がいいです!」って言うのはよくわかりました。今度は逆に聞きます。猫月さん。

猫月:【チルアウト】で。

では4696さん。

4696:【MEITEI】で。

はい。ベンゾーさん。

ベンゾー:【混迷オンストリート】で。

ほぉ。NGさん。

NG:んー。【チルアウト】で。

はい。ふわっふうさん。

ふわっふう:【遥か、群青】で。

はい。スーさん。

スー:【混迷オンストリート】で。

4696:2票ずつ入ったなぁ。

ではですね。今投票していただいて2票というのがありましたので、ここはちょっと心苦しいのですが、やはり票数が多いところで皆さんに最終的にお聞きしたいと思います。

今月の新着イチオシ曲は【チルアウト】がいいですか?それとも【混迷オンストリート】がいいですか?どちらかをお選びください。同票の場合は私が決めます。ではスーさん。

スー:【混迷オンストリート】。

はい。ふわっふうさん。

ふわっふう:【チルアウト】で。

はい。NGさん。

NG:【チルアウト】で。

ベンゾーさん。

ベンゾー:【混迷オンストリート】で。

4696さん。

4696:【チルアウト】で。

猫月さん。

猫月:【チルアウト】で。

お。ありがとうございます。票数が4票と言うことで、今月の新着が決定しました。今月の新着イチオシ曲は【チルアウト】で決定とさせていただきます。皆さんありがとうございました。

全員:ありがとうございました。


Part1はここまでとなります。
引き続きPart2(発掘、これからのボカロ未来編)をお楽しみください。





提供:2021年10月31日 エディター&執筆者 エージェントNo.118