#169 2024年3月11日発行  発行者 ドロイド

【1】はじめに

 こんにちは、ドロイドです。ボカコレが終わったら、次は歌コレが控えており、あわわわとなっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今週もTimesの掲載は継続していきます。

 さて、今回はクリエイターインタビューの掲載をお届けします。また、諸般の事情によりクリエイターの皆様のインタビュー音声動画につきまして公開がおそくなっておりましたが、準備が出来次第、随時公開をさせていただく準備を行っておりますので、気長にお待ちいただけますと幸いです。

【2】Creater Interview
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この企画では、毎月放送しているボカロ見るラジオ♪のコーナーを誌面ベースにした内容となっております。各所で活躍されているクリエイターやこれから注目してほしいクリエイターまで、今注目してほしいクリエイターへのインタビューの模様をご紹介していきます。今回は6名をご紹介していきます。まずは、ボカロPの「宮守文学」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。


Creater Interview #117 宮守文学
X:https://twitter.com/RORO_nekojita
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/39602886

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

宮守文学です。2023年はマジカルミライ楽曲コンテストグランプリやMEIKO19周年書き下ろし、プロセカNEXT採用などの活動実績があります。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

学生時代によく見ていました。今でも変わりませんがボカロだけでなくゲーム実況などを見ることが多いです。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

投稿サイトとして一般的だったので。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

ユーザー層が異なりそれぞれにリスナーがいるためどちらかに絞る必要はないと思っています。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

今はkiite cafeとの連携が強いですね。あとは定期的なイベントなど。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

中学時代にスマホを入手してから色々聞くようになりました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

sasakure.UKさん
なみぐるさん

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

曲にもよりますが制作中に浮かんだアイデアで方向性がぶれすぎないように企画書を作ってコンセプトをまとめるところから始めます。自分はラップを多用するので曲を先に作ってループしながらフリースタイルのように言葉を乗せていくことが多いですが、わりと気まぐれです。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

割と色々なことにすぐ興味を持ってすぐ飽きるタイプなので、インスピレーションはあらゆるものから常に受けています。アイデアとして書き留めておくことが多いです。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

初音ミク、春日部つむぎ、MEIKO

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

ものによります。筆がのったときは数日で書き上げますし、難産のときは日を置いて数ヶ月かかることもあります。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

自分の曲は歌唱難易度がかなり高いので歌って下さる方々もおしなべてレベルが高く感じます。また踊ってみたを投稿して下さった方は元々活動を存じていたので驚きましたね。基本的になんでも嬉しいです。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

特にないです。作詞が好きなので。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

2023年がかなり転機だったので、2024年はそこから沈まないようにコンスタントに活動を続けつつ、賞レース以外でも伸びる曲ができればいいなと思っています。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

我々は好き勝手に音楽を楽しんでいるのでそれをできるだけ伝える努力をします。なので君も好き勝手に楽しんで。

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

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続いては歌い手の「ぴす。」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

Creater Interview #118 ぴす。
X:https://twitter.com/pistachioh28
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/49236319

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

おやっとさ〜っ!ノリと勢いと方言のぴす。と申します!
REALITYという配信アプリで配信をしたり歌い手として「歌ってみた動画」を投稿しています。
最近では、オリジナルMVを自作しています。よろしくお願いします!

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

高校生の時「歌ってみた動画」を見始めたのがきっかけだったと思います!
正直あまり覚えていないのですが、この頃からボカロをよく聴くようになったことは確かです!

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

「歌コレ2023春」に参加したことがきっかけです!
それまではYouTubeにしかアップしてなかったのですが、この投稿祭に参加してからはニコニコ動画にも動画を投稿するようになりました。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

ニコニコ動画は私のような「歌ってみた」を始めたばかりの歌い手でも、多くの方に作品を聴いていただけるチャンスがあると思っています!

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

ニコニ広告や投稿祭をきっかけに、まったく私のことを知らなかった方にも知っていただけることが多くありました!
これはニコニコ動画にしかないものだと思います。
実際に「ニコニコ動画からきました!」というコメントをYouTubeでいただいたこともあるのですが、本当に嬉しかったです。

Q6:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

全てのクリエイターさんにジェラシーを抱いています笑
特に「歌ってみた動画」はかなりよく見るのですが、「表現素敵だなあ」「ここはこんな魅せ方があるのか」「悔しいな」と思いながら、作品を拝見しています。
そこからの刺激が、次の作品製作のモチベーションに繋がっています!

Q7:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

自分でMVを作るようになってからは、だいたい2週間〜1ヶ月で作成しています。
その中でも一番時間がかかるのが、やっぱりMV作成です。集中すると一日中やっています笑
以前、準備不足で製作してしまって後悔したことがあったので、余裕をもって準備してから製作し始めるようになりました。

Q8:いつもどうやって収録をしてますか?

自宅で録音しています!

吸音材とかは置いてませんが、部屋に物が多いからか、あまり反響しないらしいです笑
宅録は基本、土日にやっています。納得できれば1日で終わるのですが、できなかった場合次の日まで持ち越します。

自分だけの確認だと何がいいのか分からなくなっちゃって「もういっか!!!」になりがちです笑
以前、スタジオでレコーディングをした時は直接アドバイスを頂けてとても助かったので、できればエンジニアの方にレコーディングはお願いしたいです…(切実)

Q9:こだわりの機材はなにかありますか?

特にありませんが、マイクはいいものに変えたいなと思っています。お世話になっているMIX師さんから、「マイクは完成具合に関わってくる」と教えていただいてから、いい作品を作るためにもマイクは拘りたいなと思っているところです。

Q10:ご自身の今後の展望などありますか?

今後は配信のプラットホームを増やして、もっとたくさんの方々に知っていただけるように頑張りたいと思っています!そのためにも、今年中にLive2D化の準備を整えていきたいです。
もちろん、「歌ってみた」の方もいろいろな曲にチャレンジしていい作品をみなさんに届けていきたいです!
また、動画師としても自分の作品だけでなく他の方々の作品に関わっていけたらいいなと思っています。

Q11:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつもお世話になっております!皆様からいただいた、いいねやコメントのひとつひとつが私の支えです。
本当にいつもありがとうございます!これからも私、ぴす。の進化はとまりません。
いつも応援してくださる方々、これから私を知る方々、全ての方々に楽しんでいただけるような配信、作品を届けられるように頑張っていきます!今後とも応援の程、よろしくお願いします❣️

Q12:その他、ご自身がお話してみたい内容 (告知等)  はありますか?

いつもニコニコ動画をご覧になられている皆様っ 私も今後、積極的にニコニコさんにお世話になる次第ですっ!!
方言満載、喋りと歌のギャップ満載な「ぴす。」を是非フォローして、待機して頂けたらと思います*⸜(* ॑꒳ ॑* )
3月22日から開催される【歌コレ2024春】に参加いたします!今回は、ソロで1曲、グループでのコラボ2曲の3曲、投稿されます。全ての作品に全力を注いだので、ぜひ!!いいね、マイリス登録していただけると嬉しいです!!!
応援、よろしくお願いします!

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

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次はボカロPの「ぐちり」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

Creater Interview #119 ぐちり
X:https://twitter.com/bomless_race
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/16472555

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

ぐちり と申します。主にバンドロックな楽曲を作っています。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

小中学生の頃に同級生が見ていたことで知りました。当時は会員登録しないと見れなかったので、携帯電話を所持していなかった自分は見れませんでしたが、中学2年生のときにやっとフリーメールアドレスを取得したので、いの一番に登録して見始めました。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

特に「これだ!」という明確なきっかけはないのですが、曲を作っていった過程でだんだんぼんやりと「納得いく曲が出来たら出してみたいなぁ」と思っていったのかなと。多分…。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

自分がVOCALOID楽曲を聴き始めた当時(2011年頃)はまだYouTubeで楽曲を投稿する文化が根付いておらず、基本はニコニコ動画にアップするという形でみなさん活動していたため、それを踏襲する形でニコニコ動画へ投稿しようと思っていました。ただ自分の活動開始時点(2018年)では両方にアップする文化が主流になっていましたので、自分はニコニコ動画とYouTubeの両方ともにアップしています。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

動画の画面上を流れるコメントだと思います。自分がVOCALOID楽曲を聴き始めたころは弾幕や職人が動画内で多く見受けられたような気がしますが、それらはYouTubeでは表現できないファンメイドなコンテンツの1つなのかなと。良くも悪くも、動画自体に干渉できるという意味では、この投稿者と閲覧者の距離の近さは、ニコニコ動画ならではだと思います。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

小学生の頃に給食の時間に流れたのがはじめての出会いで、自分から能動的に聞いたわけでもないですし、当時はあまり良い印象を抱いておらず「キンキンするなぁ」と感じていました。

ですが、数年経った中学生の頃、友人とカラオケに行ったときに友人が何曲かVOCALOIDを使用した楽曲を歌っていて、「あ、いい曲もいっぱいあるんだ」ということを知って、最初は歌い手さんの歌ってるものから漁っていき、いつの間にか原曲を掘っており…という形で沼にハマっていきました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

影響を受けた憧れのクリエイターさんはたくさんいます…。まふまふさん、Neruさん、トーマさん、kemuさん、じんさん、ユジーさん、164さん、wowakaさん、TOKOTOKO(西沢さんP)さん、yamajiさん、ラムネ(村人P)さん、スズムさん、こんにちは谷田さん(キタニタツヤ)さん……他にもまだまだいっぱいいるのですが、キリがありません。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

基本はまずメロディと歌詞を同時並行に作ってから伴奏を作りがちです。歌詞にしたいフレーズにメロディが付いたり、メロディに歌詞をはめたり、ここら辺の細かい順序は適宜ですね、どちらもあります。それが一通りできたら、打ち込みに移る…といった流れです。

メロディと歌詞を考える段階のときは、くちづさみながら「こんな感じかなぁ?」と考えていくので、まずは歌詞を書いたメモのみが生まれます。どの歌詞がどのメロディかは大体見れば思い出せる(くらいしっくりくるメロディを付けている)ので、そのメモを見ながら打ち込んでいく形になります。打ち込みをする中でも、メロディと歌詞ハメは適宜音程調整したり文字の付け足しあるいは削除をしたりします。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

歌詞に関してはまず土台となる物語を考えることが大半です。自分の歌詞にしたいテーマを軸としたキャラクターを考え、そのキャラクターの考えや行動を主観的/客観的の両面で想像しつつ、「彼ならこうするだろう、こう考えるだろう」をストーリーにした上で歌詞を考えています。

軸となるテーマさえあればどんどん制作を進められますが、逆にテーマが決まらないうちは歌詞にもまとまりが生まれず悩むことになりますね。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

好きなボカロPがよく使っていた鏡音リン・レン、初めて買ったIAあたりは特に思い入れがありますね。
ただ、所持しているライブラリにはいずれも思い入れがありますし、それぞれの思い出があります。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

まちまちです。特にここ数年はギターなどの楽器やマスタリングの工程を他のクリエイターに手伝っていただくことが多いので、編曲含めて完成まですべての制作期間を考えると、一概には言えませんね…
歌詞とメロディだけを考えるのは早くて1〜3時間くらいですが、悩むと数ヶ月…下手したら数年越しということもあります。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

自分の作品に関しては、サーチに引っかかれば時たま見たりしますね。ただ、あまり〇〇してみた動画などの二次創作が無く、YouTubeでも大体が外国語字幕を付けました〜みたいな感じなので、もっと使ってくれよ!みたいなのは思ったりします。

あとは、他所のアニメやゲームのキャラをぐちり作品にトレスしてる二次創作も見かけたりしますが、〇〇してみた系よりもそういった勝手にイメソンにされてる系のものが多いのは、ぐちり作品がキャラクターありきなMVだからなのかなぁとなんとなく感じています。

また、SNS上では楽曲キャラのファンアートを描いていただくことも多くて、そういった投稿を見かける度に「ありがたいなぁ…」と思っています。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

特にないですが、強いて言えば Cubase Pro でしょうか。まふまふさんが使っていたのでこれに決めたという経緯があるので…。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

いろいろなことがしたいなと思っています!機会があれば、作詞曲に限らず可能な限りいろいろなことに挑戦していけたらなと思っておりますので、その時は応援のほどよろしくお願いいたします!

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

みんなが楽しめるような作品展開ができるように頑張っているので、応援してくれたら頑張れます…。
あと、ぐちり作品のキャラクターたちのことをいっぱい愛してあげてください。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

4月にぐちりが共同主催しているコンピレーションアルバムが発表、夏には参加しているアルバムが複数発表されます。
控えている楽曲たちも丹精込めて仕上げましたので、ぜひお楽しみに!

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

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次は作詞作曲家の「eijun」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

Creater Interview #120 eijun
X:https://twitter.com/eijun_project
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/42441839

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

eijunと申します。作詞作曲家です。3月の中旬に新曲があがります...バレてるの?という楽曲をさかなさんに歌ってもらっています(一枚絵動画投稿祭に初音ミク歌唱で投稿したもの)。よろしくお願いします!

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

ニコ生主の恭一郎さんの切り抜きですね。キーボードクラッシャーなどの有名なミームも後々切り抜きで知った感じです。ニコニコの文化に出会った当初はすごい強烈な世界を覗き見してるような感覚で接していました。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

2021年にオリジナル楽曲を作り始めたタイミングで、ニコニコでも絶対投稿したいと思ったのがきっかけです。
これを機会にニコニコになじみたいと思い、投稿を始めました。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

少しずつニコニコのボカロ文化に触れるようになって理解したのは、ここが今の日本の音楽のスタート地点だということです。これから有名になる作曲者もこれから流行る曲もニコニコから出てくる。そういう場所で自分も切磋琢磨してやってみたい気持ちがありました

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

ニコニコユーザーに見てもらえるのが一番のメリットだと思います。ここまで音楽好きなユーザーが集まっていて、コメントしたり見てくれたりするのは他のSNSや動画投稿サイトではなかなかない経験だと思います。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

2012年ぐらい?ひとりカラオケにハマっていたころ、レパートリーとして聴き始めたのがはじまりでしょうか。以下の曲をがんばっていつも歌っていましたw
『Tell Your World』livetune
初音ミクの消失 cosMo@暴走P
千本桜 WhiteFlame

2013年にじん(自然の敵p)くんと対談してじんくんの曲を聴くようになってから他の楽曲も気になってニコニコへの出入りが自然になっていきました。実際がっつり聴くようになったのは近年自分が投稿するようになってからですね。
今回のボカコレもリスナーとしてめっちゃ楽しみました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

自分のなかではやはりじんくんですね。作詞作曲能力がすさまじいです。
ちなみに今回のボカコレで自分もこういう曲作りたい…憧れる!と思った曲です

バーミーズ/ポッピンヒューマノイド 
天使電影 / 『ミッドナイト天使博’24』
なみぐる / ずんだタコヤーキ
やかもち / One's Way Reflection・はたけからキョンです❤
駄菓子屋O型 / あちこちデートさん
まいざふあか / 好きなドラゴン発表惣菜
Ingen / ごめんねアラビアータ
三面相/SAN.MEN / きっと : だれか ; ぼくら
ひつじさんチームヤギさんチーム / ンバヂ(nbaji)

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

毎日まめに短いデモをたくさん作ります。あとはアイデアだけをたくさん考える日もあります。それをInstagramなどに投稿してみて好評だった曲を膨らませることが多いです。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

歌詞は恋愛のものが多くほぼフィクションなのですが、普段から恋愛あるあるとかを検索したり、SNSでとにかく恋愛ネタを集めてます。ボカロでも恋愛系の曲は真っ先に聴いてトレンドを確認します。まあでも、普通に昔から恋バナやラブソングが好きなので趣味でもあります。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

初音ミクの声がかわいくて大好きなので一番好きです。近年のeijunの曲は女性シンガーソングライターがTikTokとかで弾き語りしてそうな曲調だったりするのですが、知声がそういうムードにしっくりくるので主に知声でデモを作ってます。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

2〜3週間でフルを作って、そこからさかなさんにデータを渡して歌入れとミックスをして頂き、戻ってきたら動画をつけるので…6週間ぐらいでしょうか。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

弾き語りをしてもらったり、以前nanaというアプリにインストを投稿していた時にはカラオケしてもらったりして、それは嬉しくてニヤニヤしながら聴いてました。
ファンアートも描いていただいたりして、それもめちゃくちゃ嬉しいですね。いつもありがとうございます。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

ソフトシンセなんですがKORG Gadget 2 Pluginsのザルツブルクというピアノ音源を一番使ってます。簡易的によく使ってるのもあるんですが、リリースカットピアノにも音色があってるので、そういう場合も重宝します。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

いつか人気が出たらニコニコ超会議でライブやりたいです!

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

楽曲の世界観に共感して頂けたら嬉しいです。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

これからもニコニコを楽しんでいこうと思います。ありがとうございました!

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

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次はボカロPの「岩良匠」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

Creater Interview #121 岩良匠
X:https://twitter.com/iwara_takumi
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/123785820

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

岩良匠と申します。ボカロPとしての活動と並行しながら、歌ってみたや、自身で歌うHIPHOP等も制作しています。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

中学生の頃、Youtubeにアップロードされていたニコ生主の方の切り抜き動画をよく見ていた気がします。それがきっかけで、音楽も含めニコニコで様々なコンテンツを楽しんでいくようになりました。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

2022年春開催のボカコレがきっかけです。ボカロに着目した企画ということで、多くの方に見ていただける絶好の機会だと思ったからです。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

前述の通り、ボカロの企画に参加するという点が一番のきっかけです。
その他にも、Youtubeよりも気軽にコメントが出来たり、そのコメントから自分の作品へのフィードバックなど、ニコニコならではの楽しみ方を知り、今でも投稿させていただいております。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

コメントが動画中に流れることによってリスナーと一緒に楽しめることであったり、
タグ機能を利用したコンテンツの棲み分け、広告を利用して自分の作品をアピールできたりなど、クリエイターにとって便利な機能が多いことが強みだと思っています。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

ryoさんの『メルト』やハチさんの『マトリョシカ』で初めてボカロを知りました。それからはゲームやメディアなどの進出につれて、ボカロという文化にハマっていきました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

HIPHOPのジャンルではdodoさん、空音さん
ボカロではGuianoさん、傘村トータさんを尊敬しています。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

テーマやタイトルで伝えたいことをまとめて、作詞⇒作曲の順番で制作しています。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

日常にあふれているものについて再考したり、視点を変えたりすることで、歌詞に深みを持たせるようなことを意識しています。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

音楽的同位体シリーズを主に使用していますが、その中でも一番のお気に入りは『裏命』です。裏命のモデルとなった理芽さんの楽曲を普段から聴いていることや、理芽さんだったらこう歌うだろうな、歌ってほしいなというイメージが湧きやすいため、裏命に歌ってもらうことは今後も増えていくだろうなと思います。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

早いときは1週間で出来たり、長いときは1ヶ月、半年、1年間と曲によって間延びしてしまいます。
特に楽曲提供予定の曲や、誰かのためを思って書いた曲は長くなりがちですね。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

チェックしています。他クリエイター様の楽曲の歌ってみたなどは、歌の上手さ以外にも、動画やイラストのクオリティも高く、学びになる部分も多く、一つの作品として見応えがあるなと思いました。

僕のネタ系の作品で二次創作している方々は、よくやるなと思いました(笑)
(いつもありがとうございます。)

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

勉強中です。強いて言うなら、推しプラグインはOTTです。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

歌い手やボカロPなどアーティスト様に楽曲提供を増やしていきたいです。

また、プログラマーの経験を活かして、アーティスト様向けのポートフォリオやWebサイトなどの制作で、音楽関連以外でもサポートができたらいいなと思っています。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつも聴いてくださりありがとうございます。僕が曲を作るときのモットーは『作りたい時に作る』です。楽しい気持ちの時は明るい曲を作り、たまに感傷に浸りたい時は暗めの曲を作って聴いてもらい、リスナーの皆様に少しでも音楽を通じて想いを共感していただけたら幸いです。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

活動者のお友達を増やしたいので、是非お話しましょう!

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

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最後はボカロPの「miru」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

Creater Interview #122 miru
X:https://twitter.com/miru_mill
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/78748122

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

ボカロPをしています。miruです( Ꙭ )

2021年頃からネット上に楽曲を公開し始めて、紆余曲折、人の曲でギター弾いたり、友達とサークルとかやったりしてます。

最近、投稿した曲は『イマジナリーガール』っていう曲なので、時間があれば、是非聴いてみて下さい。
細かい活動に関してはXとか各SNSサイトをチェックしてくれ!!!!直近だと超会議で僕と握手できます。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

馬犬さんの『ハイポーション作ってみた。』ですね。
そこからはゲーム実況やパンツマンさんにハマり、
どっぷりニコニコ動画しか見ない青春時代を過ごしました。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

ニコニコで育ったといっても過言じゃないくらいだったので、動画をあげないという選択肢がそもそもない感じでした。「ボカロやるんなら当然ニコニコに投稿するでしょ!!!」みたいなノリです(笑)
近年のニコニコはクリエイターにとても優しいので今後も投稿していきたいですね。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

憧れと愛です。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

シンプルに発掘されやすいってとこでしょうか…ボカロでいうと、ボカコレとか色々イベントがあって、
活動のスタートダッシュがしやすいってところは強みだと思います。

ただ、その分メンタルが削れるタイミングも幾つかあるので心を強く、自信をもって活動して下さい(謙虚さも大事)

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

最初の頃はボカロに全然関心なくて、聴いてなかったんですけど、何気なく『Fire◎Flower』を聴いたときに衝撃を受けたのを覚えてます。「ボカロってこんな良い曲あるんだ!!」となって、そこからは新着順でボカロを聴き漁る生活をしていましたね。ちゃんと勉強しろ!!と過去の自分に言いたいくらいです……

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

本当にいっぱい尊敬するクリエイターさんが居すぎて、選ぶことが難しいんですが、明らかに影響を受けているのはNeruさんですかね。ボカロ以外ならBUMP OF CHICKENさんをリスペクトしています。
正直言うと、創作している方ほぼ全てを憧れの目で見てます( Ꙭ )

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

かなり適当です。
鼻歌から作るときもあれば、テーマから作る時もあるし、ギターからもあるし……みたいな感じで気分で変わりますね。基本的にはサボり癖があるので、曲作りというよりは自分との闘いが毎回始まります。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

映像作品ですかね。映画、アニメ、ミュージカル、ライブ…なんでも。あとはお風呂と散歩中は無限にアイデアが出てきますね。意識してしまうとダメなので、気を抜いて降りてくるのを待ってることが多いです。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

鏡音レンくんですかね…正直使ったことのある子は全員思い入れがあるんですけど、一番最初に好きになったボカロがレンくんだったので、やはり特別かもしれないです。最近使ってあげれなくてごめんね(涙)

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

曲自体は大体4日程度ですかね…動画含めると1〜2か月くらいです。ボカコレの時は何故か全部含めて、2〜3日で終わらせることがほとんどです。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

全部見てます。毎回嬉しすぎて踊り散らかしてます。踊ってみたとか弾いてみたとか、自分の作品がきっかけで、
振付やアレンジなどの新しい創作物が生まれたときは特に感動ものです。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

しいて言うなら自作のギターですね。それ以外は特にないです。機材より技術とセンスだと思っているので、あるもので制作していくスタンスです。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

シンプルにいろんな人に曲を届けることですね。きっと僕の曲が好きな人は世界にたくさんいるはずだと思ってて、
ディグらなくても目に付く、そんなクリエイターを目標に今は色々と画策してるので楽しみにしててください。
あとはライブとか……?です!!!!!

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

本当にみんなのお陰でやれています。僕という人間に価値を付与してくれているのは紛れもなく、リスナーの皆さんなので足の裏を向けないように気を付けます。これからも何卒~何卒~。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

ボーマスCD出します。

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります


いかがだったでしょうか。今後もこうした様々なクリエイターの皆様へのインタビューを通じて、普段の活動や投稿される作品への想い等お伺いさせていただき、クリエイター支援のきっかけにできるように頑張っていければと思っております。今後ともよろしくお願い致します。

【3】最後に

 #169。いかがだったでしょうか?次週発行号は楽曲紹介を行っていきますので、次週以降も引き続きよろしくお願い致します。なお、インタビュー次回掲載は再来週発行号となりますので、こちらもどうぞ、よろしくお願い致します。


 それではまた次回、#170でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ

エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド