#175 2024年4月22日発行 発行者 ドロイド
こんにちは、ドロイドです。ついに始まってしまいました超会議…。始まったといっても、掲載は相も変わらず実施していきますので、よろしくお願いします。
さて、今回はクリエイターインタビューの掲載をお届けします。また、諸般の事情によりクリエイターの皆様のインタビュー音声動画につきまして公開がおそくなっておりましたが、準備が出来次第、随時公開をさせていただく準備を行っておりますので、気長にお待ちいただけますと幸いです。
この企画では、毎月放送しているボカロ見るラジオ♪のコーナーを誌面ベースにした内容となっております。各所で活躍されているクリエイターやこれから注目してほしいクリエイターまで、今注目してほしいクリエイターへのインタビューの模様をご紹介していきます。今回は6名をご紹介していきます。まずは、ボカロPの「HaLtop」さんです。
なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #135 HaLtop
X:https://twitter.com/halto_p
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/121689724
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
こんにちは。ボカロP・サウンドクリエイターのHaLtopです!
オリジナルボカロ楽曲制作はもちろん、BGMの制作やアレンジをしています。配信活動も行っており、隔週水曜日21時からラジオ「ラジとっぷ」を生配信しています!
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
ボカロで曲を作り始めた時に、仲良くなったボカロPさんの作品を覗きに行ったのがニコニコ動画との出会いでした!
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
自分の作った楽曲も公開することでほかの人たちに聞いてもらえたらいいなと思ったので、ニコニコにも投稿しようと決めました。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
より多くのプラットフォームで投稿することで、一人でも多くの方に楽曲が届いたらいいなと思い、投稿を始めました。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
ニコニコ動画にはボカロを聴いている方が多くおり、また、おすすめ表示のアルゴリズムなどもほかのプラットフォームよりも新人を見つけてもらうという点でとてもいいところだなというように思います。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
高校生の時から作曲はしていたのですが、歌唱力に自信がなかったので、作るだけで自己満足で終わっていました。しばらくしてからプロセカを始めてそこでボカロという存在に出会いました。ボカロなら自分で歌わなくても曲を歌ってくれる!と思い、大学入学後に「鏡音リン・レン」を購入し、ボカロPになろうと決めました!
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
ボカロPさんだと40mPさんですね。僕はかなり爽やか系の曲が好きで、作る作風もそうなんですが、40mPさんが描く楽曲はどれも僕の胸にドストライクに刺さります(笑)
作曲家さんですと、田淵智也さんです。超かっこいいロックから沁みるバラードまでジャンルの幅が広いことと、やっぱ曲も詩もセンスが素晴らしくて尊敬します。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
かなり時と場合によって違います。
降りてきたメロディを曲にしよう!と思って、もう完成イメージが脳内にある状態からスタートすることもありますし、逆に真っ白のところから思うままに作り進めたりすることもあります。
最近はイメージする参考曲をいくつか集めてその参考曲に近い曲を作りたいなと思って作ることもあります。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
私はよくお風呂に入っているときや散歩しているときにメロディーや歌詞のイメージが湧きます。思いついた瞬間にボイスメモを開いて録音します
そのせいで今ボイスメモが300件くらい保存されてます(笑)
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
SynthesizerVの小春六花です!
声もキャラデザも好きすぎて一目惚れでした
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
作編曲で1〜2週間、作詞がそれと同時並行で1週間。動画も基本的に自分で作っているので、MV制作が1〜2週間です。
なので制作スタートから公開までは1ヶ月ほどですかね。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
時々エゴサをするので、その際に見つけたりします。まだそんなに数は多くないのですが、歌ったりしていただけるのは本当にうれしいです!どう解釈・表現してくれてるのかとかを見るのは楽しいですし、自分の曲に歌い手さんの個性が加わってまた新たな一面が見られるのがとても楽しいです。
是非もっともっと歌ってたりしてみてほしいです!
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
あまり機材や音源に詳しくなくて、自分の思い描いたものが作れればなんでもいいという感じなんですが、Komplete14は愛用しています。ライブラリ量もクオリティも素晴らしく、ここ最近の曲でKompleteの音源を使っていない曲がないくらいにはお世話になってます。
お高いので最初はすごく悩んで買ったんですが、買ってよかったと思ってます!
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
今後はもっと作曲の幅を広げていきたいなと思っています。作ったことのないジャンルに挑戦していきたいです!
それと、ご依頼についてもたくさん積極的にお受けしたいと思っています。作編曲やミックスを通して音楽活動をもっと大きくしていきたいなと思います!
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
いつもたくさんお聴きいただきありがとうございます。これからも皆さんを感動させることのできる音楽を作り続けていきますので、HaLtopをよろしくお願いします!
Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?
今年1月に1stアルバム「僕ら色rhapsody」をBOOTHオンラインショップにてリリースしましたので、ぜひそちらもよろしくお願いします
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
続いてはボカロPの「あくたり」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #136 あくたり
X:https://twitter.com/aktari2502
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/120770821
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
ボカロPのあくたりです。
主に爽やかな曲を作っています。
最近ではプロセカアカデミーの生徒に選んでいただきました。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
小学生の頃から知っていました。
たまにMADなどを見ていました。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
ほとんど思いつきでボカロPになったのですが、曲ができてインターネットに投稿しようと思った時に「ボカロ曲と言えばニコニコ動画」というイメージがあったので投稿しました。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
「ボカロ曲と言えばニコニコ動画」というイメージがあったことに加え、コメントの弾幕に憧れがあったからです。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
タグやランキングから新しい曲を見つけやすいので、沢山の人に聴いてもらえる印象があります。
個人的には自分の曲のランキングが見えるのも嬉しいです(悲しくなる時もありますが… )
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
中学生の頃に友達が聴いていたのをきっかけに出会いました。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
憧れているボカロPは沢山います、
n-bunaさん *Lunaさん 葵木ゴウさんなどです。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
作りたいと思ったテーマが色々思い浮かぶので、それを深堀して作詞しています。
作曲については爽やかなコード進行やバンドサウンドを中心に、他にもかっこいいと思った音や流行りのエレクトロサウンドを加えてみようかな〜と、割と感覚的に楽しくやってます。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
自分は色々考え込んでしまう人間なので、割と普通に生活してるだけでも思い浮かんできます。また、何気に記憶力があるので昔の記憶を辿ってテーマを思い起こしたりもします。
メロディは感覚や手癖がメインです。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
初音ミクと可不です。
特に思い入れがあるわけではないですがよく歌ってもらうので実は好きなのかもしれません。
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
早い時は1ヶ月もかからないです。
最近は時間をかけて2ヶ月以上に渡る時もあります。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
自分の作品の二次創作はよくチェックしてます。
自分の曲の歌ってみたを見た時は凄く嬉しくてモチベーションが上がりました。もっとみんなに歌ってもらえるような曲を作りたいと思ってます。
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
ギターです。
Fenderのテレキャスターなんですが、水色のボディとジャキジャキした音にベタ惚れです。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
これからも爽やかな曲を作り続けていきたいと思います。
また、短めな曲を沢山作って投稿する計画も考えています。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
音楽経験ほぼゼロでボカロPを始めたので、まだまだパワーアップしていきます!
どんどんいい曲を作るのでぜひ見守っててください。
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
次は歌い手の「mira」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #137 mira
X:https://twitter.com/_4467m
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/42208126
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
初めまして、miraです!好きな時に歌って楽しんでます!よろしくお願いいたします
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
友達がカラオケでボカロを歌っていてかっこいい曲だなぁと思い、この原曲どこで聴けるの?!と尋ねたところニコニコ動画に辿り着きました。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
ニコニコで投稿していた歌い手さんをずっと見ていたらとても楽しそうで、私自身ずっと歌うことが好きだったのでいつか自分も同じような投稿をしてみたいと思ったことがきっかけです。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
ニコニコ動画はコメントが匿名でできるので、ありのままの感想をいただけるし、たくさん流れるコメントを見るだけで元気をもらえるので…!YouTubeには無い良さだなと昔から思ってます!
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
タグ検索が検索しやすくて見やすいことと、場合によってはデメリットにつながる可能性もありますが匿名コメントなのでコメントを打ちやすいので気軽に応援できるところ
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
友達がカラオケで難しい曲を歌っていて、何この曲?!となったことがボカロを知ったきっかけでした。(確か…こちら、幸福安心委員会です。を歌っていたと思います…)
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
みきとPさんが永遠の憧れです。
Q8:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
おおよそ2週間くらいです
Q9:いつもどうやって収録をしてますか?
数ヶ月前までリハーサルスタジオを借りて機材を持ち込んで録音していました。今は自宅で収録しています。
Q10:ご自身の今後の展望などありますか?
今は二次創作ばかりさせていただいている身分ですが、自分発信のものを今後発表できたら良いなと考えています。
Q11:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
いつも応援ありがとうございます!
聞いてくださっている皆様のおかげで楽しく生きています
これからも色んなことに積極的にチャレンジしていこうと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします!
Q12:その他、ご自身がお話してみたい内容 (告知等) はありますか?
ライブの告知をできればさせていただきたいです!
4/28に東京事変のコピーバンドで初台ドアーズさんで出演させていただきます。
連日にはなりますが
4/29には浅草マンホールさんでオケライブも出演します。
6/1にはアイミュージックバー新宿さんでしっとりと一部アコースティックライブも出演します。
3つともそれぞれ違うコンセプトで全力で挑みますのでぜひお越しくださいませ!
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
次はボカロPの「merirorec」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #138 merirorec
X:https://twitter.com/merirorec
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/121297229
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
ボカロPのmerirorecと申します。
クラシックに影響を受けたストーリー性のある楽曲を中心にボカロ曲を発表しております。
昨年はクラシック×ボカロをテーマにしたコンピアルバムを主催し配信でリリースさせていただきました。
サークル『とにかく蔵書の癖が強い図書館』の所属で、アルバムをボーマスなどで販売したりしています。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
結構初期から見させていただいていて、音MADやアフレコ動画など好きでよく視聴していました。
ニコニコ独特の安心感と一体感みたいなものがあって中毒的に見ちゃってたときもありましたね、、
最近はそんなにアニメを見れていないのですが、コメントありに慣れてしまったので時間がある時はニコニコで見るようにしています。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
一時期ライトノベル作家を目指して新人賞に投稿していたんですが、最近のトレンドが自分には少し合わずやめてしまっていたんです。
でも何か創作したい気持ちはめちゃくちゃくすぶっていて。そこにコロナ禍が来て時間が空いたところでこれを機会に大好きだった音楽に一度挑戦してみようかなと思ったんです。それまでは作曲って自分にはかなりハードルが高いものだと思っていて、数ある表現の中で文章を選んでいたんですが、書いてる中でもこの場面はこんな音楽で、、、ってめちゃくちゃ妄想している自分がいて、やっぱり音楽好きだな、、、って
なので1年かけて勉強していろいろ手探りで作って投稿し始めて、今に至るという感じです。
今でも昔の癖で曲作りにはストーリーをいろいろと考えてしまいますね。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
ニコニコとYouTubeではリスナーの層が結構違っていると思っていて、自分はできるだけいろんな方に楽曲を聞いてほしいと思い両方に曲を上げています。あとニコニコはボカロ文化の中心みたいな印象があって、ここで認められたい、というのもモチベでした。ニコニコはコメントが流れたり投稿者コメントや広告ギフトといったユーザーとの近さがあるのでそこも魅力的でした。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
リスナーとボカロPそれぞれの熱量の高さだと思います。
これほどの数の楽曲が投稿されているにもかかわらずどの曲もほぼ何らかの反応をもらえるプラットフォームというのはすごすぎると思います。送り手受け手がギーク的な熱量を持っていることが多いので、尖った曲も受け入れられやすい土壌があるかなと感じています。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
以前は音楽はクラシックを中心に聞いていたのですが、それでも有名な曲は歌ってみたや音MAD、Vtuberさんの配信を通じて熱量は伝わってきていて。
自分が音楽をやりたいとなったとき、ボカロ界隈は誰でも参加しやすい上にシーンが盛り上がっていて作家同士で切磋琢磨しているような雰囲気が一時期のラノベ投稿界隈と似ているようで自分の性格にも合っている気がしてそこで本格的に聞き始めました。
やるからにはボカロのことをもっと知らないとと思って、活動当初はTwitterのアカウントで毎日1曲レビュー書くみたいなことを1年くらいやってたんですけど、曲調も世界観も多様性が凄くて思った以上に奥が深い界隈だなと思ったのを覚えてます。ボカロをきっかけに自分の中でもクラシック以外の音楽ジャンルへの解像度が高まってさらに音楽というものが自分の中で好きになれました。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
ボカロPの螟上?邨ゅo繧さんは自分と作風はかなり違いますが、ボカロ曲の一般的なイメージとはかなり逸脱した作風で臆することなく自分の世界観を表現している姿勢がカッコいい!といつも勇気をもらっています。
ボカロ曲を作り始めた当初はKanariaさんにハマっていて、ピアノの使い方など特に影響を受けていた時期がありました。
ボカロ曲以外の音楽だと、バッハやヘンデルなどバロック時代のクラシック曲が自分は好みの基礎になっていて、オーケストラにしかない心の奥から共鳴して揺り動かされるような感覚をボカロ曲でも表現したいなーと思っています。坂本龍一もクラシックとポップスの融合という点でとても好きな作曲家さんです。
音楽以外では、望月淳先生のPandora Heartsなど昔のスクエニ系の雑誌に掲載されていたダークな作風のマンガに影響を受けています。いつまでたっても中二心は忘れられない
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
その曲が流れている場面をちゃんと設定してから作ることを心がけています。物語を作るなかでこの場面でこういう曲が流れてほしいなという妄想を形にしている感じです。
曲は基本的にメロディーを先に作って当てはめていく感じですが、最近は歌詞を先に作ることにも挑戦しています。
どちらがいい悪いというわけではなくて、メロディーを先に作れば構成がしっかりしてカッコくキメのあるようなイメージの曲になったり、歌詞を先に作ればより感情が前に出てきているような作風になるような自己分析しています。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
自分の中では特定の作品にインスピレーションを受けることが多いです。何か外側に音楽以外でも憧れる明確なものがあった方が自分のイメージも固まって良い曲に仕上がると思っています。
自分の1曲目「踊ル人形」という曲はシャーロックホームズをモチーフにした曲でいろいろと小ネタも入れたりしていました。当時全然伸びなかったのでまったく意味がなかったのですが笑 海外のボカロPさんに見つけていただいたときにいろいろと分析してくださってとても嬉しかったのを覚えています。
やっぱり自分が感動しないと人を感動させるのは難しいと思うので、何か作品を見て心が動いた記憶は大事にしていきたいなと思います。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
最初にパソコンにお迎えしたのはGUMIさんで、それから一番お世話になっています。
「バレ」という楽曲で病みに振り切った調声をしたところ世界観を褒めていただいたことがきっかけで続けてこられたというのもあるのでとても感謝しています。
声が本当に素直で、かわいい声もクールな声も自由度が高く自然なので自分のGUMIさんが見つけられるのが魅力だと思います。
最近出たSynthVのGUMIさんは本当に声優の中島愛さんを思わせるニュアンスが出ていてまた違った魅力があると思うので使っていきたいと思っています。
また、最近はUTAUのナースロボタイプTさんに注目しています。
VOICEVOXの声がポエトリーに最適でよく使われていますが、UTAUはかわいくクールな生っぽいイメージもありつつ少し機械っぽい感じもあるのがとても好きです。
UTAUのTTさんの魅力を気づいてもらうきっかけになるような曲を作りたいなというのがいまの一つの目標です。
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
自分はたぶんかなり遅い方だと思います笑
1ヶ月かそれ以上かけて作ることが多いのですが、インスピレーションが湧いて2日ぐらいで仕上げた曲もあります。
途中で寝かせている曲もたくさんあるので、1年仕事になるような曲もこれから出てきそうです。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
普段二次創作はそれほど見られていないのですが、ボカコレなどのランキングで力作に触れる気概がありに熱さを感じています。
歌ってみたもこれからさらにチェックをしていきたいな〜と思っています。
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
最初始めたときは自分に発破をかけるために頑張って良いヘッドホンを買って使っていて実際とても良いのですが、最近はリスナーの視聴環境に合わせた環境で再生してよく聞こえることを意識しています。
自分でスマホから音楽を聴くときは無線のイヤホンを使っているのですが、実際のリスナーは有線で聞くことも考えて新しくスタンダードなものを購入しなおしました。
ソフト関係だとkontaktで使える音源にはものすごくマニアックなものもあって探すのが楽しいです。
自分が良く使うのはチェンバロ・オルゴール・オルガン・グラスハーモニカの音源ですが、マイナーなものでは笙とか鍵盤ハーモニカとかアフリカのパーカッションとか、、使う場所は少なくても曲のイメージ的に欲しい時はかなりばっちり嵌ってくれるのでありがたいです。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
クラシック×ボカロのコンピアルバム第2弾を企画中です。
自分としてはシリーズ化して、ロックやEDMみたいなジャンルとしてクラシック系ボカロ曲が認知されるようにがんばりたいな〜と思っています。
個人としてはアルバムを出したり、ボカデュオ参加などで歌い手さんとのコラボも少しづつさせていただけたらな...!と思っています。
まずは、もっとコンスタントに楽曲をお届けできるように頑張ります。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
いつも自分の作品を試聴してくれる方、コメントをしてくださる方、本当にありがとうございます。
ボカロPは聞いてくれる方がいないとすぐに砂となって消えてしまう脆弱な存在です。
自分が生きていけるのはリスナーの方のお陰なので、自分らしい曲をこれからもお届けして恩返ししていきたいと思っています。
クラシックというジャンルは少しハードルが高かったり世界が違うようなイメージもあるかもですが、長い年月をかけて残ってきたものなので、ある意味究極のキャッチーさがあるのではないかと考えています。
特に最近の日本のポップスはストリングスなどオーケストラ的なモノとの融合がさらに進んでいるように感じているので、意外に身近なのかなと思っています。
そんなクラシックの技法を使いながら自分は病みだとか切なさだとか厨二心とか実は普遍的な感情を表現しようと曲を作っています。
壮大だけどどこか心に刺さるような曲をお届けします。人生の一瞬、merirorecの音楽で楽しんで頂けると嬉しいです。
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
次は歌い手の「そーだー」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #139 そーだー
X:https://twitter.com/sworder_singing
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/126877611
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
歌い手兼ゲーム制作者兼ぼかれびゅ部員のそーだーです。ニコニコ公式音楽番組「はろー!にゅ〜みゅーじっく!」(以降、はろみゅ)の歌ってみた課題曲を中心に、好きな曲を知ってもらったり、一次創作者の方に喜んでいただくために歌ってみた活動をしています。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
十数年前に友人からボカロを教えてもらったのがきっかけです。カラオケで「家の裏でマンボウが死んでる」を目の前で歌っている友人を見て、思わず「これはなに???」を聞かずにはいられませんでした。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
「はろみゅ」では、MCとして鶴野有紗さんという青二プロダクションの声優さんが活躍しており、番組のひとつの参加型企画である「歌ってみた課題曲」が盛り上がるといいなと思っていました。しかし冷静に考えると自分で歌って参加すればいいのでは???ということに気づき、歌い手をニコニコで始めるに至りました。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
「はろみゅ」の影響が大きいですね。また、後述する「親作品制度」が個人的に気に入っているからです。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
ずばり「親作品登録」だと思います。コンテンツツリーという「どの作品の二次創作か」を明確にするシステムは誰もが幸せになれるシステムだと思っています。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
友人がカラオケで歌っていた歌がきっかけです。いろいろなジャンルに飢えていた中学生の私はのめり込む様にボカロを聴き漁っていました。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
歌い手のrecogさんです。いろいろな角度で元気をくれる楽しい動画が多いので、私の青春でした。なかでも「紅色ボーダーライン」歌ってみた【recog】(sm23305699)は、私の人生のテーマとなる動画です。
Q7:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
歌ってみたに関してはかなり時間の幅があります。動画を自分自身で作成することが多く、リリックビデオ風やオリジナルMVなど作成する場合は2週間から1か月程度時間がかかりますね。ただ合間合間にゲーム制作などもしているので、歌ってみたの活動だけであればそこまで時間はかかっていないかもしれません。
Q8:いつもどうやって収録をしてますか?
ワンカラという一人カラオケ専門店の特定の店舗で、防音設備とマイクのみ借りて録音していることが多いです。ブースに首都圏や大阪に住まれている方にはお勧めしたいですね。店舗によって防音設備がまちまちなので、もし参考にされる方がいたら録音する前に一度事前調査が必要だと思います。
Q9:こだわりの機材はなにかありますか?
基本的にこだわりはないです。ipadにオーディオインターフェースを接続して録音しているのですが、"Made for iPad"の認証を受けた機器を使用するようにしています。現在使っているのは FOCUSRITE ( フォーカスライト ) の iTrack Solo オーディオインターフェイスです。
Q10:ご自身の今後の展望などありますか?
以前に「はろみゅ」の自薦ゲストで呼んでいただいたことがあり(参考|lv340155217)、感謝と共に出来る限り貢献していきたいなと考えています。こういった紹介いただける場で積極的にはろみゅの宣伝をしていくのが活動指針の一つですね。
また歌ってみたをしていると、一次創作者様から非常に喜ばれる機会が多く、クオリティアップというよりは「より多くの方の曲を歌う」が今年の目標です。
Q11:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
これからも「歌ってみたは推し活」の精神でたくさん届けていきます!
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
最後はボカロPの「みちる」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #140 みちる
X:https://twitter.com/michikirin
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/127384946
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
みちるです!
合成音声を使って作曲活動をしています。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
元々楽器を弾いていて、たまたま「弾いてみた動画」を見つけたのがきっかけです。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
色んなプラットフォームがある中で、ボーカロイドの文化に一番強い場所で聞いてもらいたいと思ったからです。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
ニコニコ動画が好きな人にも届けたいと思ったからです。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
各種投稿祭やイベントなど、動画の枠を出た催しに参加できることだと思います。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
初めて聞いたVOCALOIDの曲は、supercellさんの「ワールドイズマイン」です。
弾いてみた動画でたまたま見つけて、人間の声じゃない!?と驚きました。
Q7:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
タイトルを付けて、オケから作ります。
歌詞は最後につけることが多いです。
Q8:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
インスピレーションを得ることはほぼないのですが、いろんな曲を聞いてそれを分析して曲に反映しています。
Q9:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
可不です。
一番シャウトが上手いので。
Q10:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
1日です。
Q11:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
しています。
自分の作品が人の手によって完成されていく様を見ると、次作へのやる気に繋がります。
Q12:こだわりの機材はなにかありますか?
特にないです。毎回その作品に対して当てはまるものを考えるのが楽しいです。
Q13:ご自身の今後の展望などありますか?
明日死ぬと思ってるので、今日何を作れるかしか考えてないですね…
Q14:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
普段お喋りでひょうきんものな為、自分の内面を見せられるのが音楽しかないので、そこを深く感じ取っていただけたら幸いです。
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
いかがだったでしょうか。今後もこうした様々なクリエイターの皆様へのインタビューを通じて、普段の活動や投稿される作品への想い等お伺いさせていただき、クリエイター支援のきっかけにできるように頑張っていければと思っております。今後ともよろしくお願い致します。
#175。いかがだったでしょうか?ここで、一つお詫びとお知らせです。毎週発行を実施しているTimesですが、次週は超会議直後ということもあり、来週の発行はお休みさせていただきます。次回の更新は5月6日月曜日を予定しています。次回更新は再びインタビュー掲載を予定しております。バタバタ進行になってしまい大変申し訳ございません。久々の次週お休み告知になってしまいますが、ご理解いただけますと幸いです。
お休みも大事と言ってくださる方もいるのか…いないのか…。細々と頑張っていますが、今後ともTimesをよろしくお願いします。
それではまた次回、#176でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ
エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド