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アメリカが中国に対して取るべきたった6つのオプションとは?|THE STANDARD JOURNAL
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アメリカが中国に対して取るべきたった6つのオプションとは?|THE STANDARD JOURNAL

2015-07-06 10:16
    ■ The Debate Over US China Strategy
    By:Aaron L. Friedberg
    『Survival』(2015/05/11)
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    おくやま です。

    「中国の台頭にどのように対処していけばいいのか?」
    という疑問について、アメリカの安全保障の専門家や、
    とりわけ「リアリスト」と呼ばれる学者や専門家たちの間では、
    すでに90年代後半に本格的な議論が始まっておりました。

    その成果のうちの一つが、
    私が翻訳したミアシャイマーの『大国政治の悲劇』
    (http://goo.gl/PQfwlc)なのですが、
    その原著の初版が出た2001年当時のアメリカでは、
    まだ中国の脅威が一般的には認知されていなかったにもかかわらず、
    ミアシャイマーはすでに「中国の台頭は平和的なものとはならない」
    と警告しておりました。

    結果としてそれから10年ほどたってみると、
    中国の脅威はたしかに
    ミアシャイマーの予測した通りの状況になっているわけですが、
    その合間にアメリカでの対中戦略の議論も色々と進んできました。

    今回紹介する論文は、そのような議論を進めた人物の一人である、
    プリンストン大学教授のアーロン・フリードバーグのものです。

    この人は、どちらかといえば共和党寄りの中国専門家でありまして、
    日本では『支配への競争: 米中対立の構図とアジアの将来』
    (http://goo.gl/KjA7Rx)という本が出ているので、
    ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

    この論文の議論ですが、フリードバーグは
    これからアメリカがとるべき対中戦略のモデルとして、
    なんと6つものオプションを挙げて、
    これらをそれぞれ比較検討(!)しております。

    その詳細は火曜日の夜の生放送で詳しくご紹介するつもりですが、
    このような戦略面での選択肢を挙げて論じている分だけ、
    まだアメリカには物理的な面や、知的な面でも「余裕がある」
    ということも言えそうです。

    いやはや羨ましい限りですな。

    ということで、火曜日の夜をぜひお楽しみに。



    ( おくやま )

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    ■-編集後記-(和田)-----------------------------------■
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    アジア諸国も中国の台頭を面白く思っていません。
    アメリカと日本で協力して抑えこんでくれればいいと
    考えていても、いつアメリカが引くかわからないので
    中国にもいい顔するしかない状況です。
    アメリカの協力が必要ですが、自力解決するなら、
    日本は経済成長するしかありません。

    敵失に期待するのは愚かですが、
    1.経済崩壊、
    2.共産党の内紛、
    3.人民解放軍の反乱、
    4.チベットウイグル等の独立戦争、
    5.人民の反乱
    6.環境破壊による人民の分散
    あたりでは、やはり1の経済崩壊でしょうか。
    すでに30%値下がりした上海株には大いに期待したいところです。

    ( 和田 / https://twitter.com/media_otb )
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