• このエントリーをはてなブックマークに追加
ウソでもいい、『世界観(ヴィジョン)』を持とう。|THE STANDARD JOURNAL
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

ウソでもいい、『世界観(ヴィジョン)』を持とう。|THE STANDARD JOURNAL

2015-09-01 23:20
    8c13dd3dbf86c5431d97cf728d32897c2482d303
    http://www.realist.jp/strata.html
    -:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

    和田
     です。

    このアメ通配信のもとになっている番組『The Standard Journal』では、
    アメリカを中心とした日本人には理解し難い価値観を紹介しています。
    その根源には、さまざまな民族のもつ思考法や習慣による
    摩擦が生じ、根深い人種問題やキテレツな事件に発展しています。

    そんな世界の人々がいずれ間違いなく日本にも流れて来ます。

    好きか嫌いかは関係なく、我々はリアリストとして
    その状態には対応していかなくてはなりません。

    なので、番組では繰り返し、『戦略の階層』の
    『世界観』をもって望みましょうと言ってきました。
    やはり現代では、グローバル化しどんどん新しい価値が押し寄せ
    混乱のまま進むので、何かの自分の基準が必要だからです。

    こう生きるんだと決めてない人は、
    こう生きると決めている人の影響を受けます。
    日本人はつい押しの強い人に任せてしまいます。
    米国人だったり、中国人だったり、つい最近までは
    あわさなくてもいい韓国人にまで合わせてしまっていました。

    ちょうどなんとなく就職した人は、目的をもって就職した人にかないません。
    当然従業員ですから、その会社の経営方針に従わざるをえませんが、
    その会社の価値観に対して自分の価値観をもって望まないから
    自分の価値を上げることができないと、
    転職もできない、力のつかない部署でくすぶる人生になってしまいます。

    しかし、目的をもって仕事に望んでいる人は、
    社内にもなんらかの影響を及ぼし自分の世界観のために
    会社の価値を利用し自己実現につなげていくものです。

    最近でた中野剛志氏の
    「資本主義の預言者たち ニュー・ノーマルの時代へ」
    という本を読みましたが、『戦略の階層』のビジョン、世界観について
    触れているところがあったので要約して紹介します。

    この本ではヴィジョンと書いていました。

    科学者(経済学者)も「ヴィジョン」が必要で、その「ヴィジョン」は
    「仮定」、「前提」「非科学的」「先入観」「パラダイム」であり、
    奥山さん流にいうと「ウソ」「フィクション」のことです。
    「ヴィジョン」がないと科学は進まない。
    「ヴィジョン」はもっていない人にさえ作用する。
    こうしたい、という前提をつくっていただきたい。

    ウソでいいんです。仮定でいいんです。
    中国人や韓国人ってウソやハッタリだけで食ってるわけですから。
    現実は後から変わってくる。
    日本人がこのウソ、仮定、パラダイムを利用できれば最強です。
    『戦略の階層』は奥山さんが欧米知識人の思考段階、
    階層をまとめたものです。
    ( 和田 / https://twitter.com/media_otb )

    ------------------------------------------
    「資本主義の預言者たち ニュー・ノーマルの時代へ」(中野剛志)
    以下抜粋&要約

    ・シュンペーターは「ヴィジョン」という言葉を好んで使ったが、
    科学的な理論や分析の暗黙の前提となっている先入観のことである。
    それは科学史家トーマス・クーンが「パラダイム」と呼んだものに近い。

    ・世界に起きている現象は無数にあるのだから、科学者は
    そのすべての現象をしらみつぶしに観察するわけにはいかない。
    このため、科学者は、無数の現象のウチ、自分の関心のあるものに対象を絞り、
    見るべきものだけを観察し、一定の論理に従って理解する。
    ヴィジョンは、この観察対象を絞り込む照準器の役割を果たすのである。

    ・ヴィジョンとは、先入観である。それは非科学的なものである。
    しかし、あらかじめ、ヴィジョンを持っているからこそ、
    実証のための仮設を立てることができるのであり、
    無限の現象から成り立っている複雑な世界を、
    効率的に認識する事ができるのである。

    ・科学者は、あらかじめヴィジョンをもっていなければ、
    観察することも分析することもできない。
    科学がヴィジョンの基礎になるのではなく、
    その反対に、ヴィジョンが科学の基礎になるのである。

    ・ヴィジョンを持つのは、科学者や理論化に限らない。
    ヴィジョンは観察や認識の前提であるが、実践に生きる人々もまた、
    現実の観察や認識にもとづいて行動するのである。
    それゆえ、実践の根本にもヴィジョンがあるはずである。

    ・ヴィジョンとは、世界観や思想のことだと言ってもよい。
    人々は、明示的にせよ暗黙のうちにせよ、
    ある種のヴィジョンあるいは思想にもとづいて世界を認識し、行動するのである。

    ・だから、ある種のヴィジョンあるいは思想にもとづいて世界を認識し、
    行動するのである。だから実践は思想とは無縁ではない。

    ・シュンペーターと双璧をなす経済思想家
    ジョン・メイナード・ケインズは次のように述べた。

     経済学者は政治哲学の思想は、
    それが正しい場合であれ、間違っている場合であれ、
    通常考えられているよりも強力である。
    実際、世界は、それ以外によってほどんど支配されていないのである。
    自分はいかなる知的影響からも無縁であると信じている実践家も、
    たいていは、過去の経済学者の奴隷である。
    天の声を聞く狂信的な権力者も、
    数年前の三文学者から狂気を得ているものである。

    ------------------------------------------

    f1547aab28e46ba9958cab4af15cb6f31cf0f34c

    -----------------------------------------------------------------------

    ※おくやまさんの生放送裏話等はこちらで・・・?
    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
    (担当:紫@管理人)
    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    THE STANDARD JOURNAL
    更新頻度: 毎週木曜日
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥550 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。