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「戦争にチャンスを与えよ」ぜひお手にとってみてください。|THE STANDARD JOURNAL 2
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「戦争にチャンスを与えよ」ぜひお手にとってみてください。|THE STANDARD JOURNAL 2

2017-04-22 11:57

    おくやま です。

    すでにご存知の通りの新刊のご紹介です。

    『戦争にチャンスを与えよ』エドワード ルトワック著
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    すでに予約の段階で
    どこかのカテゴリーで一位でしたが、
    発売日から好調でして、
    この手の本としては珍しく
    100位以内にランクインされております。

    まずは目次ですが、以下のようになっております。

    日本の読者へ――日本の新たな独立状態と平和

    1 自己解題「戦争にチャンスを与えよ」
    2 論文「戦争にチャンスを与えよ」
    3 尖閣に武装人員を常駐させろ――中国論
    4 対中包囲網のつくり方――東アジア論
    5 平和が戦争につながる――北朝鮮論
    6 パラドキシカル・ロジックとは何か――戦略論
    7 「同盟」がすべてを制す――戦国武将論
    8 戦争から見たヨーロッパ――「戦士の文化」の喪失と人口減少
    9 もしも私が米国大統領顧問だったら
    ――ビザンティン帝国の戦略論
    10 日本が国連常任理事国になる方法

    訳者解説(←私が書いてます)

    タイトルですが、これはもともと1999年に
    ルトワック自身がフォーリン・アフェアーズ誌に発表した
    論文のタイトルから元になっておりまして、
    決して「戦争をしろ」というものではありません。

    すでに簡単な書評をお書きになっている方も気づいておりますが、
    この真意は「介入すると戦争が長引く」という、
    いわば「戦争不介入論」でありまして、
    その矛先はNGOや国連などの
    戦争の当事者ではない「第三者」に向けられております。

    ところがあまりにも日本語版のタイトルが刺激的なせいか、
    すでに出版社の方には発売前から
    「お前らはなんつータイトルの本出すつもりだ!けしからん!」
    とのお怒りの電話があったとか(苦笑

    朝鮮半島情勢がきな臭くなっている点で、
    本書の第5章の「北朝鮮論」は結果的に
    実にタイムリーなものとなっておりますが、
    あとがきにも書きましたとおり、
    すでにインタビューは昨年10月半ばに行われておりまして、
    その時に語っていた内容を編集したものです。

    全体的にはすでに発表した論文(2章)のほか、
    インタビューを中心に構成しておりますが、
    講演録なども参考にしておりまして、
    ルトワックの戦略家としての「世界観」(worldview)を
    じっくり披露してもらうことを念頭において構成してもらいました。

    インタビューの文字起こし自体は
    昨年の12月の時点で終えておりましたので、
    私はその内容をすでに忘れている部分もあったのですが、
    編集段階であらためて読み直して気づいたことがあります。

    それはルトワックが深刻なトピックを語っている最中に、
    ちょくちょく「ネタ」を投入してくる、ということです。

    すでにお読みになられた方はお気づきでしょうが、
    金正恩のヘアスタイルに言及している箇所や、
    ホルブルックに対する肘鉄の話、
    それにCNNのアンカーに対する意見など、
    本気なのか冗談なのかもわからないような
    コメントを定期的に使ってくるのです。

    個人的に最も気に入っている章は、
    なんといってもルトワックの戦略論の神髄を
    説明した第6章から第7章にかけてでして、
    この戦略のメカニズムの説明が
    最もしっくりきたと思っております。

    もちろん生々しい戦略論の議論であるために、
    かなりの議論を巻き起こしそうな内容ですが、
    あとがきにも書いたとおり、この本の主眼は、
    読者に知的挑戦を突きつけて考えさせる
    という点にあると思います。

    第2章をのぞけば、全般的には語り言葉で
    できているので読みやすいはずです。
    ぜひ戦略家の世界観を味わっていただければと思います。

    紙面の都合で、残念ながら
    省略したエピソードがいくつかあるのですが、
    それについては後ほど別の場所で
    披露していけたらと考えております。

    ということで、知的興奮を受けること間違いなしです。
    ぜひ書店でお見かけしましたらお手にとってみてください。

    ( おくやま )
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    http://www.realist.jp/cgel.html

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