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「戦争にチャンスを与えよ」を読み終えた方へ|THE STANDARD JOURNAL 2
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「戦争にチャンスを与えよ」を読み終えた方へ|THE STANDARD JOURNAL 2

2017-05-30 15:20
    紫@運営 です。

    このブロマガをお読みの皆さんは、
    もちろん、エドワード・ルトワックさんの新書

    ▼「戦争にチャンスを与えよ」(文春新書)

    は、既にお読みのことと思いますが、
    ※未読の方はぜひともお読み下さい。

    この本を読まれて、ルトワックさんの議論の
    強烈な破壊力に打ちのめされた方も
    たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

    そんなかたにぜひともチャレンジして頂きたいのが・・・

    ▼「地政学を英国で学んだ」(奥山真司ブログ)
    ポスト・ヒロイック・ウォーに向かって:
    ルトワックの「ポストヒロイック・ウォー」(試訳)

    ※元論文
    ▼Toward Post-Heroic Warfare
    By Edward N. Luttwak

    こちらです。

    「中国4.0」や「戦争にチャンスを与えよ」
    のような柔らかい文体でベストセラーとなった
    あのルトワックさんとは、また一味違った、
    非常に硬派で濃厚な議論が堪能できます。

    (一部引用)

    ・戦争に内在する永続的な構造や心理学について
    深い洞察力を備えたクラウゼヴィッツの教えは、
    いまだにそれを凌ぐものがないほどだ。
    ---
    ・もしわれわれがナポレオン式の概念から離れ、
    一八世紀型の歴史的に「普通」の状態を認めることができれば、
    同じジレンマが出現してそれをうまく克服できた、
    多くの歴史的な事例に気づくことができる。
    ---
    ・ローマ軍の包囲戦の現代版ともいえる
    貿易禁止や武力封鎖というのは、
    戦術的なものではなくて戦略的なものである。
    ---
    ・興奮した国家は結果をすぐ求めたがるものだが、
    貿易禁止や封鎖の効果というのは
    すぐに出るというよりもむしろ累積的なものであり、
    その結果は思ったよりも長くかかることが多い。
    ---
    ・このような封鎖や貿易禁止、もしくは
    進行の遅い累積的な形の戦闘を最大限活用するためには、
    計算された意図的な忍耐を尊重する、
    新しい(というか復活した)戦争の概念が必要になるだろう。
    ---
    ・現在の軍備調達や戦術ドクトリンに関して、
    われわれは古代ローマ軍の実践からさらに学ぶことがある。
    ---
    ・ローマ人は、敵の損害を最大化するよりも、
    味方の犠牲者を最小化することに
    明らかに努力を傾けていたのである。
    ---
    ・現代においてローマ人の要塞と同じことを行うとすれば、
    それは現代の技術によって壁や要塞を建造することではなく、
    むしろローマ人がその前提として
    優先していたことを真似ることにある。
    ---
    ・現在の状況から求められているのは、
    単なる戦争の新しいコンセプトだけではない。
    それは軍事計画に非英雄的な現実主義を取り入れた、
    軍事行動における過剰な小心さを克服するための
    新しいメンタリティなのだ。
    ---

    (引用終わり)

    さて如何でしょうか?
    皆さんも思わず読みたくなってきませんか?

    「でもちょっと難しそうだな…」

    と思われましたか?

    でも大丈夫です。そんなときは・・・

    ▼奥山真司の現代の
    クラウゼヴィッツ『戦争論』講座
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    ステマではなく、自信をもって"モロマ"します(笑)。

    おくやまさんが戦略研究の<本場>で得た
    学問的経験と知見を余すところなく詰め込んだ
    この「クラウゼビッツ」解説CDを聴けば
    ルトワックさんの「ポスト・ヒロイック・ウォーに向かって」
    のような濃厚な議論も
    すんなり理解できるようになりますし、他にも例えば、

    ▼クラウゼヴィッツの「正しい読み方」
    ー『戦争論』入門ー 

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    この、いわゆる「ホイザー本」が、如何に大事な書物なのか?
    なぜ、おくやまさんがこの本をイチオシするのか?

    などなどが、非常によくご理解頂けること必定。

    おくやまさんご自身が
    いつもの番組でよく話している、

    「クラウゼビッツは生きている!」

    という言葉の意味が、確信を持って実感出来ます。

    おそらく、現在日本国内で出回っている
    いわゆる「クラウゼビッツ」本はもう必要ありません!

    ※と恐れながら、こっそり断言してしまいます…(笑)

    それはともかく・・・
    まずはこちらをぜひともお読みになってみて下さい。

    ▼「地政学を英国で学んだ」(奥山真司ブログ)
    ポスト・ヒロイック・ウォーに向かって:
    ルトワックの「ポストヒロイック・ウォー」(試訳)

    ( 紫@運営 )
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    http://www.realist.jp/cgel.html

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