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THE STANDARD JOURNAL アメリカ通信
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もうすぐ販売終了です。。。
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こんにちは。和田です。
正直に話します。
「番組やって、CDなんか販売しやがって!」
という、クレームをいくつか頂きました。
予想していたとはいえ、
「知識を売る」という行為を
理解して頂けなかったのは残念ですが、
その場合は、もちろん
メルマガを解除して頂いて結構です。
また、YouTubeの無料部分だけ、
お楽しみ頂ければと思っています。
ただ、最後にこのメールだけ、
読んで頂ければと思っています。
以前、番組で報じたことがあるのですが、
奥山先生の師匠である、
コリン・グレイ教授に講演を持ちかける
日本の省庁(外務省?防衛省?)がありました。
※コリン・グレイ教授は英米両国の国籍を持ち、
ペンタゴンにも出入りする人物であり、
核戦争等の大規模防衛戦の戦略会議では中心人物です。
しかし、コリン・グレイ教授は断りました。
世界の経済大国であり、軍事的には、
アメリカの同盟国である日本のオファーを
断ったのです。
なぜか?
私が聞いても笑えるような
僅かな講演料だったからです。
これはコリン・グレイ教授だけに
当てはまる話ではありません。
もっと失礼な例が日本にはたくさんあります。
相手が提供してくれる知識について、
安い値段でも「失礼だ」と思わない鈍感さ。
「気持ちでわかってもらえる」という
よくわからない田舎者の情緒を押し付けているのです。
知識に対するリスペクト=ギャラ。
これがわかっていないのです。
「戦略の階層」でいえば、
戦術的であり、戦略的ではない
といえるタイプが日本人ですよね。
日本人は具体的なモノが好きで、
抽象的な情報におカネを払わない。
小さな損得にこだわり、
より大きな利益を逃してしまう・・・。
日本に来て講演したい、アドバイスしたい
という知識人は多く、うまく迎えても
もう日本には来ない!
と、あまりのギャラの安さに
怒って帰国する場合も多いのです。
キッシンジャーやブレジンスキーが
中国が大好きで、日本を毛嫌いしていた理由は、
知識人に対する尊敬が
まったくないからじゃないでしょうか?
中共政府はどれだけ多くの金額を払っていたことか・・・・。
もちろん外国の知識人に対してというだけでなく、
日本の大学で研究している先生方、
知識人の環境たるや、悲惨なものです。
これが外交の場で悪い成果として出たり、
知識人に対する香ばしい態度に出ているわけです。
先日、「サイレント・インベージョン」を書いた
オーストラリアのクライブ・ハミルトン教授の
研究室を伺いましたが、実に素晴らしい環境でした。
彼は研究だけすればよく、学生に教えなくていい
授業を持たなくていいという待遇をされていたのです。
私は実は、東大本郷キャンパス内で、
産学連携企業を経営していのでわかりますが、
日本の最高学府で、最大の予算のある東大であっても、
大した環境ではないのです。
教授も、准教授も、助教も
ハミルトン教授に比べれば、
うさぎ小屋のような研究室でしたし、
学生の相手で忙殺され、研究どころではない、
そんな状況について
「なんだか憧れないなー」
という、感想を持っていました。
日本の知識人は
大学組織に依存するしかないのか?
最高であるはずの東大以下では、
もっと大変ではないのか?
私は友人である奥山先生には、
硬直化した日本の大学組織に
もろに依存して欲しくなかったのです。
やる気のない部下(学生)の
メンテナンスだけでなく、
出世を願って、
頭の固い上司(教授たち)に対する
神経衰弱をやっている場合ではない。
そう思いました。
(しかも政治系はサヨクばっかりで、
思想はリアリスト、キャラクターは天然・・・
なんて、大学では出世できないじゃないですか?(笑))
そんな大学組織などの環境に
依存してもらいたくなくて、
この動画放送をやっていこうと提案し、
現在もこうして続けているわけです。
ですから、わたしは、
こうしてこのメルマガを読んで下さっている
あなたをはじめ、多くの方には感謝しております。
日本という国家が、欧米に比べ、
知識人への待遇が悪い以上、
ビタ一文税金から支えてもらわず、
一般の視聴者で、応援してくれる、
あなたに支えてもらっているからです。
欧米の大学で博士まで学んだら、
数千万円を投資しないと学べません。
それでも、欧米での中心戦略家たち、
ミアシャイマーやコリン・グレイや
ルトワックの考え方を、
留学し、学んだ奥山先生に
日本に輸入してもらうことで
日本人がより戦略的になれればと思い、
そして、奥山先生のようなタイプの知識人が
増えていく環境が作れれば、と思っております。
欧米で博士とっても、借金地獄で、
大学でしょうもない教授に使われ、
学生の面倒見るなんて、憧れないですよね。
後に続く若手の知識人にも
カビの生えた大学組織に頼らないモデルとして
これからの知識人のモデルの
参考にしてもらえるものを
奥山先生とつくらないといけない、
と思って、この状況に臨んでいます。
ご理解いただき、興味があれば、
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