▼世界覇権は一つ。日本はどちらに付くのか?態度を決めるべき時

和田です。

2020年10月現在、
アメリカと中国の覇権争いの真っ只中です

今、私達が注意すべき現実の一つ目は、
世界覇権は結局一つ…ということです。

アメリカのオフェンシブ・リアリズムの泰斗
ジョン・ミアシャイマー教授が2001年に発表したように、
米中は必ず、最後の決着が付くまで争うことになります。

そして、その中で日米間は「同盟関係」
ということももちろんありますが、
日米共通の「価値観」としても
全体主義一党独裁の中国共産党に付く、
という選択肢はあり得ず、
自由と民主主義のアメリカに付く、
その一択しかありません。

同盟国アメリカの「敵国」となる
中国のプレゼンスにどう対峙するのか?
この明確な脅威である
中国の「戦略」とはどういうものなのか?

現状の「米中新冷戦」は、
かつての米ソ対立の時代と同じように
冷戦のまま中国の崩壊によって終わるかもしれないし、
第二次大戦のように日米だけでなく
世界中が巻き込まれ大戦になるのかは
現在ではまだわかりません。

しかし、もはや誰の目にも明らかな
中国から世界各国に対する『目に見えぬ侵略』。
これを繰り返してきた、"新しい形の戦争"は
既に長年にわったって継続しています。
そして、この戦いが集結に至るまで
中国によるこの工作活動は
継続していくことも間違いありません。

先日、満を持して邦訳版が発売され
異例のベストセラーとなった
クライブ・ハミルトン教授による
「サイレント・インベージョン」
(邦訳『目に見えぬ侵略』)
さらに、
「クロウズ・オブ・パンダ」
「マジック・ウェポン」
「ヒドゥン・ハンド」などの論文、記事が
多数発表された結果、中国による「侵略」の手口が
一般的にもようやく知られるようになってきました。

そして、これらの海外の事例だけでなく、
今、最も必要とされるのは、そして、
多くの人が知りたいと思っているのは、
この「目に見えぬ侵略」の<日本版>…
つまり、日本へ同様の浸透工作の具体例
ではないでしょうか?

私は、ネット放送の
『THE STANDARD JOURNAL:アメリカ通信』
にて、奥山真司先生の研究成果をともに、
これまで、出来るだけわかりやすく
事ここに至るプロセス・事例などをお伝えしてきましたが、
現在、これを書籍にまとめているところです。

日本国家を運営する政治家や官僚だけでなく、
企業経営者や国民一人ひとりにまで浸透していく
「目に見えない侵略」。
この由々しき現状に対する危機感を
より多くの日本国民と共有したいからです。

わかりやすい「キーワード」を取り上げ、
その解説をしていく中で、もはや、
将来的に起こらないとは言えなくなってきた
「対中戦争」に向けて、日本国民に
警鐘を鳴らすためのレポートでもあります。

そして、近い将来
日本の専門研究者たちによって
<日本版「目に見えない侵略」>
が書かれること願っています。

裏で国を売り、日本の国益を損ない、
個人の利益のために
中国に利する行為を繰り返す。

私は、そのような人間を許すことが出来ません。

クライブ・ハミルトン教授は言います。

「いちばん大事なのは、
 岩陰に隠れている虫を白日に曝すことだ」

と。

中国の侵略手口を知らせ、
国益を守るためのインテリジェンス
に興味のある、
志を同じくする日本人のためにも、
「籠絡された売国政治家レファレンス」
にもしたいと考えています。

事例は既にたくさんありますが、
とにかく、もうこういう輩を
許していてよい時代ではないのです。

※この後、今晩20時からの
 奥山先生との『アメリカ通信』生放送でも、
 「サイレントインベージョン(目に見えぬ侵略)」
 について取り上げます。

 Youtube(前半)→ https://youtu.be/r80R5cWlccE



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