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「これがビジネスマン?」社会人1年目で目の当たりにした大人たち
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「これがビジネスマン?」社会人1年目で目の当たりにした大人たち

2016-11-04 21:00

    みなさんこんにちは。
    セブンコード経営戦略室所属 山本です。

    4月から新社会人になる方たちや
    私と同じようにそろそろ「新卒」を卒業しなければならない人たちに向けて
    今回は「社畜が失敗した話」を書いていきます。

    自分基準でものごとを考えていた

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    遡ること2年前のお話です。
    わあ、若い(写真参照)。
    当時私は新卒で入社したセブンコードからとあるシステム会社に出向しました。
    そこではサポートセンターを担当することになったのですが
    入社したその日から不具合の対応に追われ、電話では罵倒の嵐でした。

    しかしその罵倒の嵐の中には
    「なんで担当者は折り返しの連絡をくれないんだ」
    「あのメールの返信はいつくれるんだ」
    などといった社会人として当たり前のことが含まれていたんです。

    社会人ならビジネスマナーがちゃんと出来て当たり前」という概念があった私は
    なぜこんなことが出来ないのか不思議でたまりませんでした。
    当たり前のことができていない他人のミスをどうして私が謝らなければならないのか心底わからなかったし
    ビジネスマナーとして最低限の出来事をどうして出来ないのかがわからなかったんです。

    自分が一番なりたくない大人になっていた

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    社会人として忙しく過ごすようになった1年目の11月を過ぎた頃。
    お客様からとある指摘を受けました。

    「なんでメールの返信くれないの」

    私はそのときサポート先を何件か担当するようになっていました。
    そして気が付かない内に半年前に私が「嫌だな」と思っていたことを
    そのままお客様に思われるような大人になってしまっていたことに気が付きました。

    自分では毎日きちんとすべてのメールに目を通していて
    分かる範囲の回答は全て連絡していたつもりでした。
    お客様の見えないところで一生懸命調べ物をしていたし
    データの不整合チェックをしていたし、回答が得られないものは担当者に督促していました。
    でも結局どんなに私が頑張って行動していても、それは「頑張っているつもり」でしかなく
    お客様には全く伝わらないし、結局「連絡が来ない」「不信感が募る」と
    ご迷惑をかけることとなりました。

    自分一人の力は微々たるものだと知る

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    どんなに自分があれもこれも完璧にものごとをこなそうとしても
    自分には抱えられる容量があります。
    そしてその容量をある日突然超えるといろんな人に迷惑をかけてしまいます。

    もし自分一人で何でも完璧にこなすことが出来れば、それは確かにすごいことだと思います。
    でも私たちが身をおく一般的なビジネスの場においてはそれは不可能に近いです。
    なぜなら、一人の力でできることは限られているからです。

    「私は数億円の案件を動かしている」「俺は大企業のプロジェクトを担当している」
    こんな話を耳にしたり目にしたりします。
    しかし特別な訓練を積んでおらず、特に何も秀でた才能を持っていない私たちは
    大規模なプロジェクトを一人の力では動かせません。
    それは「動かしているつもり」なんです。
    私たちは会社という看板のもとで、上司、同僚、取引先の方……とたくさんの人と助けあって無事に「仕事」をしているんです。
    大きな案件に携わることだけ、個人の自尊心を満たすことだけが仕事の終着地ではありません。

    出来ないことを何とかするのがビジネスマン

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    一人ではどうにもならないことも、上司や同僚に相談すればきっとどうにかなります。
    だから私も、メールが返せていないことに気が付かなくなるくらい
    一人で案件の波に溺れる前にちゃんと誰かに相談すればよかったんですよね。
    お客様にも「調べている途中なんです」と前もってお伝えしていればよかったんです。

    ちなみにここで私は社長に相談しました。
    そして「みんなちゃんとできないけれど、それでも出来ないことをなんとかするのが大人だから」と教わりました。
    正直目からウロコでした。
    「そうか!ビジネスにおいては一人で完璧じゃなくていいんだ!」と心の底から驚いて、納得しました。

    完璧な人間はきっとそうそういません。
    誰だって何かしら欠点があります。
    だから組織に所属している以上はそれぞれの欠点を補うように行動する必要があります。
    冒頭で話していた私の不満について

    ・当たり前のことができていない他人のミス
    →「なんでこんなことができないのかな」ではなく「これができていないですよ」と相手に督促する

    ・ビジネスマナーとして最低限の出来事をどうして出来ないのか
    →「できないなら打開策を考えよう」と提案する

    このようにもし私や他の誰かが動くことができたなら、クレームや怒りとは違った未来があったかもしれません。

    もちろん自分自身が完璧ではないことを決して忘れないようにしてください。
    きっと常に誰かの助けを借りているはずです。
    私も未だに「ちゃんとできないこと」に対してついつい感情が先走ってしまうことがありますが、それ以上の感謝の気持ちを持って日々過ごしていきたいです。
    ちなみに怒られるとへこたれるので、出来ていないことはこっそり教えて下さい・・・!

    これを読んでくださった皆様が有意義な社会人生活を送れますように!

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