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荻上チキ責任編集
“α-Synodos”
vol.151(2014/07/01)
特集:国防と愛国と
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★今号のトピック
○はじめに
1.伊勢崎賢治×柳澤協二
「集団的自衛権」のリアル――自衛隊の戦略的活用を考える
2.須藤遙子
「自衛隊協力映画」を考える
3.柴崎信三
「風景」のパトリオティズム――横山大観と東山魁夷、そして「3.11後」へ
4.楠綾子
日米同盟の成立――平和主義と安全保障の追求というジレンマ
5.片岡剛士
経済ニュースの基礎知識TOP5
○編集後記
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○はじめに
こんにちは、金子です。いまさらながら、一年の半分が終わっていたことに気が付きました。あっという間ですね。今号も非常にタイムリーな特集となっています。「国防と愛国と」以下、ラインナップをご紹介。
最初の記事は、平和構築学の伊勢崎賢治氏と、元防衛官僚でイラク自衛隊派遣にも携わった柳澤協二氏の対談。集団的自衛権の閣議決定への報道が流れるいま、地に足のついた議論のためにも必読の対談記事です。
続いて、須藤遙子氏の論考「自衛隊協力映画」を考える」。「自衛隊協力映画」とは、自衛隊がその制作に協力する映画のこと。「図書館戦争」や「永遠の0」など、話題となった映画も多い。映画の中で、自衛隊はどのように描かれてきたのか。
柴崎信三氏の「『風景』のパトリオティズム――横山大観と東山魁夷、そして『3.11後』へ」では、横山大観と東山魁夷という二人の日本画の巨匠が、日本の「風景」をいかに描いてきたのか、その背景にある愛国主義、そして東日本大震災との関係について描き出しています。
4つ目は、楠綾子氏による「日米同盟の成立――平和主義と安全保障の追求というジレンマ」。よりいっそう注目を浴びるようになっている日米安全保障条約。戦後、日米同盟はいかにして結ばれたのか。いま交わされている議論の背景がクリアになる論考です。
最後は、お馴染み片岡剛士氏による「経済ニュースの基礎知識TOP5」。今号も見逃せない経済ニュースがたくさんありました。「G7サミット」「進む人口減」「年金財政の長期見通し」「新成長戦略」「急減した5月家計消費」。特に、「急減した5月家計消費」には大注目です。
……というわけで、今号も充実したラインナップとなったα-synodos vol.151をどうぞお楽しみください!(金子)
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