いままでの人生で最も高価なアプリです
暇を見つけてはインターネット百科事典・Wikipedia(以下:ウィキペデイア)を読んでるウィキペディアンなブラザー&シスター、こんにちは。同じくウィキペディアンな伊藤です。
海外版ウィキペディアには、映画や小説のネタバレがガンガン書いてあるのは豆知識。
とまぁそんな小ネタは置いといて、『デジタル大辞泉』って気になりません? 2,000円もするんですよ、2,000円。ウィキペディアなら無料なのに2,000円。アプリなら超高級クラスの2,000円。気になる、気になる...。
ということで買っちゃいました。果たして金額分の価値はあるのでしょうか? ウィキペディアンを代表してチェックです。
まずは、シンプルに比較画像を見ていただきましょう。左がデジタル大辞泉、右がウィキペディア(アプリ)でございます。
まずは私の故郷、「佐渡島」を検索です。デジタル大辞泉はシンプルですが必要最小限にまとめられています。仮にこの説明をサラッと口頭で言えたら、かなりの識者のはず!
一方ウィキペディアには「沖縄に次ぐ面積」といった小ネタがある仕込まれているものの、基本的に大辞泉と同じ。大辞泉のまとめの上手さが光ります。
お次に、佐渡に流されてきた「日蓮」をチェック。さすがに1ページでまとめるのは厳しそうですが、日蓮の生涯の概要はキチンとおさめられています。
が、ウィキペディアは圧倒的! 画像、生涯、格言、思想、諸派と、知的好奇心を十分満たしてくれます。
さらに「日蓮宗」に飛んでみると... むむむ、大辞泉はたったの6行。これは流石に説明として心もとない。わかった気になれるかも怪しいですよ。
対するウィキペディアには大辞泉の情報に加え、「国家主義的とみる識者も多い」といった小ネタから、あゆみ&おしえを含む基本情報を網羅。そして何より耳慣れない単語にもリンクが貼ってあるのは、このレベルになってくると本当にありがたい!
ご覧の通り、単純に情報アプリとしての情報量で言えばウィキペディアが圧勝でしょう。日々更新される最新情報(デジタル大辞泉は年3回アップデート)やサブカル方面にも強い点も見逃せません。
とはいえ、デジタル大辞泉にもきらりと光るメリットがございます。
デジタル大辞泉のイイところ
・ネット接続を必要としない
・読み込みが一瞬
実はワタクシ本アプリを帰省時に利用したのですが、新幹線のトンネル時であっても電波が届かない田舎の家中であっても、通常通りに調べる事が出来たのは嬉しかったです。情報量に関しては不満もあるものの、やっぱり疑問に思った瞬間に調べたいですよね。ページの切り替えが速いのはストレスフリーですよ。
個人的に、1,000円程度なら十分おススメできます。セールを待つのもアリですが、ガマンできなければ買うのもアリでしょう。知的好奇心の芽には、たえず水をあげてあげなきゃ。
使用端末: ELUGA power(P-07D)
OS:4.0.4
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発売元:㈱富士通パーソナルズ
更新日:2012年11月29日
価格:2,000円
対応機種:2.2 以上
(伊藤ハワイアン耕平)