デザイン・機能面にもこだわりたい人へ。
メモリー容量などの関係でスマホ本体ではなく、ネット上の貸し倉庫である「クラウドストレージ」にファイルを突っ込んでいる人も少なくないと思います。Box、Dropbox、SugerSync...いろいろ種類があり、無料でもけっこう容量があるので、自分も重宝しています。
そこから音楽を出して聴くとき、連続再生できなかったり、目当てのファイルを探すのに苦心したりと、ちょっと手間があることも事実。そんなときにクラウド上の「音楽」だけを取り出してプレーヤー化してくれるアプリ『ビート』が便利です。
以前に紹介した『CloudAround Music Player(クラウドアラウンド)』と同じ類いのアプリですね。
『ビート』はプレーヤーとしての機能面を充実させていて、イコライザやメニューのフローティング化、最近聞いた音楽といった独自の項目がたくさんあります。シンプルな快適さが気持ちいい「クラウドアラウンドd」とくらべて、機能面を追及できるのがいい感じ。
デザインに機能面も充実!
起動画面はこんな感じで、対応OSが新しいだけあってオシャレなアニメーションが表示されています。
最初はスマホ内の音楽が一覧で表示され、タップすると普通に再生されます。各楽曲の右側に設定ボタンがあり、これをタップすると、シェア、ソート、着信音に設定などの操作も一発でできる点はうれしい。
画面左上に雲のアイコンがあるのでタップすると、これもいちいちオシャレなアニメーションで、クラウド切り替えのボタンが表示。これをタップし、Dropbox、Box、SkyDrive、GoogleDriveの各サービスから選べば、音楽のみを抽出し、一覧表示されるという流れ。
切り替え後の操作も上述と同じです。音楽選択後の再生も、LTE環境で試したところ、反応のもたつきもさほどなく、スムーズに聴取できます。「クラウドアラウンド」の方はアルバムアートも表示されますが、『ビート』にはない模様。けれど、むしろその方がシンプルで、筆者としては嬉しいです。
イコライザにメニューのフローティング化など、オプションも素晴らしい
画面右上の設定ボタンから、細かな設定も可能です。ヴィジュアライザーやイコライザ、さらにスリープタイマーなど、音楽プレーヤーとしての機能はもちろん、個人的に嬉しいのは、いつでも1タップで操作画面を呼び出せる「フローティングコントロール」ですね。
これをオンにすると、画面の隅っこに、半円のクラウドマークが何をしていても付きまとうようになります。で、これをタップすると、ウィジェットを小型にしたようなコントローラーが出てきて、曲の一時停止や送りなどの簡単な操作がすぐにできる仕様。これは普通の音楽アプリにも見かけない機能なので、なかなか嬉しいです。
そんな感じで、クラウド連動の音楽プレーヤーは、自分のイメージでは、「とにかく聴ければいいだろ」的なアプリが多い印象がちょっとありましたが、こうして機能面も充実したプレーヤーが出てくるのはユーザーとしては嬉しい限り。
これからますますこのジャンルのアプリが充実してくることを願うばかりです!
使用端末:SO-02E
OS:4.2.2
バージョン:2.2.1
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発売元:Stefan Pledl
更新日:2014年3月31日
価格:無料
対応機種:Android4.0 以上
(斎藤栄孝)