私の愛機は16GBモデルのiPhone5なのですが、スマホライターという職業柄か容量の不足に悩まされていました。また、取材のたびにバッテリーの残量が気になって冷汗をかくなんてこともしばしば。
そんな私が、先日国内販売が開始されたiPhone5/5s向けのバッテリー&ストレージ(外付けメモリ)内蔵型ケース『モーフィー・スペースパック』を試してみましたよ。
さっそく製品の特徴を3行でまとめるとこんな感じ。
・iPhoneを丸ごと1回分フル充電できるバッテリー
・PCにも直接つなげられる外付けメモリが便利
・USB接続でLightningケーブルが不要になる
私の悩みを一挙に解決してくれるアイテムにして、しかもiPhoneと一体化するので余計な荷物にもならない、かなりスグレモノな逸品なのです。
いざという時スイッチひとつで充電開始
スマホケースとしては、端末下部のLightning端子と接続するパーツと、バッテリーを内蔵した側背面カバーで構成される樹脂製の2ピース構造。スペースパックへの充電はUSBで行います。
裏返してスライドスイッチをオンにすれば自動的にiPhoneへの電力供給が始まります。バッテリー残量はLEDインジケーターで確認でき、必要な時だけ充電できる仕組みなので、いざという時以外にはケース側バッテリーを温存しておくことができます。
ちなみに充電中はケースと端末全体がけっこう熱を発する感覚。
使い勝手の良い内蔵ストレージ
専用アプリ『Space - Leave no file behind』(ダウンロードはコチラから)をiPhoneにインストールすることで、スペースパックに内蔵された16GBあるいは32GBのメモリにアクセスすることができます。ここで便利なのが、iPhoneで撮影した写真をスペースパック側メモリに自動で転送してくれる「カメラロールを同期」機能。これによってiPhoneのメモリをより有効活用できます。
また、スペースパックのメモリにあるフォルダやファイルは、iPhoneアプリから直接名前の変更や削除ができるのもいいですね。メールの添付ファイルをスペースパックに保存することもできます。
そして何より、スペースパックをPCやMacとUSB接続した場合に特別な設定なくUSBフラッシュメモリとして認識してくれるのが嬉しいところ。iPhoneとPC間でのデータの受け渡しがグッと楽になりますし、通常ならiPhoneに入れることのできないデータもスペースパック経由で持ち込むことができます。
USBケーブルでPCと同期できる
PCとの接続といえば、スペースパックを装着したiPhoneは通常のUSBケーブルでPC(iTunes)との同期やバックアップが取れるのがかなり便利。Lightningケーブルを忘れてきた時など、一般的なUSBケーブルを代用できるのはありがたいですよ。
ここまで徹底的に褒めちぎってしまいましたが、強いて難点を挙げるとするならばバッテリー内蔵ゆえの厚みがけっこう気になるということ。
今回試用してみて、Androidユーザーの編集部スタッフ数名にも触ってみてもらったところ「横幅は全く気にならないけど厚さはかなり気になるね」と口を揃えてコメントしていました。機能性とのトレードオフという側面はあるものの、手の小さい人であれば一度実物に触ってみてから購入を検討すると良いかもしれません。
なお、ラインアップはホワイトとブラックの2色で、16GBモデルが16,800円、32GBモデルなら20,800円となっており、アップルストア他で発売中。スマホケース、バッテリー、外付けメモリをまとめて買うと思えば、使い勝手の良いぶんお値段以上の価値があるように思えます。
iPhone Battery Case, Charger, Extender: 5 4S 4 iPad iPod [mophie]
(ワタナベダイスケ)