オックスフォード大学の調査によると、ビデオゲームに費やす時間によって子どもたちの生活満足度や友人との関係性には差が見られるのだそう。
調査結果によると、全くビデオゲームをしない子どもたちに比べて生活への満足度、社交性が高かったのは「1日に1時間以内でゲームをする子ども」でした。
調査を行ったのは、オックスフォード大学のアンドリュー・プシビルスキ博士が率いる研究チーム。従来は「非常に有益である」あるいは「暴力的行為につながる」と両極端になりがちだったビデオゲームに関する研究に、より細かく新しい視点を提供できるかもしれないとのこと。
この調査で得られたゲームをする時間と子どもの情緒の関係を要約すると以下の通り。
1日1時間以内の時間ビデオゲームを遊ぶ子ども:
・生活への満足度が高く、社交的
・複数人でビデオゲームを遊ぶことで幸福感、一体感を得ている
1日1時間以上ビデオゲームを遊ぶ子ども:
・落ち着きがなくなり、注意力が散漫になる
もちろんプラスの結果だけでなく、1時間以上ゲームをする子どもにあるマイナス面も指摘されていますが、結局子どもの成長にとってはゲームばかりでなく他の遊びや勉強、周囲や家族とのコミュニケーションといった多様な体験ができる時間と機会があることが大切ということなのかもしれません。
子どもとゲームの関係、育児や教育に関心のある方は、下に引用したプシビルスキ博士のツイートから原文のレポート(英語)にアクセスできますので、あわせて一読してみるのも良いかと思います。
My New Study of the Positive and Negative Influences of Adolescent Video Game Play is Now Free via @AmerAcadPeds: http://t.co/KdNhlCMtGW
— Andrew Przybylski (@ShuhBillSkee) 2014, 8月 4
「ゲームは1日1時間」は正しかった?オックスフォード大学の研究結果より [インサイド]
Andrew K. Przybylski Ph.D. [andrewprzybylski.me , Twitter]
(ワタナベダイスケ)