代々木公園を震源とした、デング熱騒ぎが加熱している昨今ですが...。
感染源である『蚊』に刺されなければどうということはない! ということで、アウトドアシーンで作業をすることが多い小生が、その対策について語ってみます。
実はこの記事を書く前に、スマートフォンの『蚊』避けアプリをダウンロードし、この記事のための効果があるのか実験をしようと思っておりました。
が、ネットをサーフィンしてみると案外この手の検証はしつくされた感があり、今更感が否めないため、おススメできそうなアプリを2本ほど紹介(してお茶を濁します)。
しかし、ここからがミソですよ。
みなさん案外とわかっていない、市販の防虫剤を使った正しい防虫術を指南できればと思ってます。デジタルとアナログで完全防御! 流行病も避け付けません!
【STEP 1】まずはデジタルで防御
紹介した『蚊』避けアプリのほとんどは、蚊が嫌う高周波を発生させ防虫するという仕組みを取り入れたものなのですが...。
どれも正直な所、機能は同じ。今回、紹介するのはiPhone用のアプリですが、『蚊』と入れて検索すれば山ほどアプリが出てきます。機能はどれも正直大差ありませんので、お好みのアプリを選ばれるとよいかと思います!
今回は、あまり複雑なモノもどうかと思うので、シンプルに使えそうな2種類をピックアップ。
どちらもボタンひとつで高周波発生。これを胸ポケットなどに入れて、とりあえず電子的防虫システムを稼働させます。
【蚊よけ音】
非常にシンプルなタイプ。ぽちっとボタンを押すだけ。音は鳴っているのか鳴っていないのかわからないくらいですので、音に敏感な人でも不快にならないかと。
【蚊取りアプリ Mosquito Buster】
こちらもボタンひとつで可動するシンプルタイプですが、高周波をセレクトできる機能付き。
実は、この手の高周波で蚊避けのアプリって、効果に懐疑的な検証も多いのですが、日本に多く棲むコガタアカイエカやヒトスジシマカなどが嫌う効果的な高周波をセレクトしきれてないだけなのでは...。
ということで、6000から18000Hzをセレクトできるこいつ...期待できます。
さぁ、デジタル防御の準備は整いました。ここからが本番です。
【Step 2】防虫剤の正しい使い方、選び方
刺されやすい人、にくい人
よく血液型により刺されやすい、刺されにくいがあるというウンチクをたれる御仁がいらっしゃいますが、厳密に申し上げますと関係ありません(A製薬関係者談)。
蚊は、排出される二酸化炭素に反応して吸血対象を探知しますから、簡単に言うと(血液型の好みという些細な事よりも)、新陳代謝の旺盛な人が刺されやすいということ。
若い人>ご年配
皮膚面積が多い人>皮膚面積が少ない人
アルコール飲んでる人>ノンアルコールな人
化粧をしていない人>化粧をしてる人
という非常にわかりやすいロジックに行き着きます。単純過ぎて間違ったウンチクたれてドヤ顔する暇なんてございませんよ。
その探知能力を麻痺させる機能を持つのが、市販の防虫剤。ハーブだのなんだの売られていますが、鉄板で効果があるのは、塗布タイプ、線香タイプ、ファンで防虫剤を散布するタイプ。
まず、ディートと呼ばれる薬剤が含まれるものを選んでください。ディートですよ! ディート。王道ですがコイツです!
塗布タイプ
スプレータイプ、液体タイプが該当しますが、これらの使用時の注意点は、とにかく皮膚に塗る事。汗を掻いたら再塗布すること!
ディートは人肌の熱で気化し、効果を発揮しますので、服の上から散布すると効果が薄れます。これ重要。
線香タイプ
実は最強。携帯できる仕様のものがとにかく吉。薬剤をまとわりつかせ、結界を作るがごとく防虫してくれます。煙が効果があるんじゃないですよ?
これも熱せられた部分から気化する薬剤に防虫効果があるので、煙は気にしないでください。内緒ですが...。「あ、これがイチバンいいですよ」ですって。メーカーの方がおっしゃってるので間違いありません。
ファンタイプ
これも実はおススメ。電池式で腕時計タイプのもの。腰に装着する少し大型のモノ。色々ありますが、線香タイプの原理に近いですので、防虫効果は高いのです。手に装着するリングタイプでハーブなモノとかは、気休め程度だとか。
ということで、デジタルとアナログのコラボでこれからの秋を乗り越え伝染病から逃れてくださいね!
編集部からはデジタルネタをしっかりと絡めてくれ! というお達しでしたが、アナログネタが多くなったことをご了承ください。有事ですので、お役立ち情報ということで...。
(マル秘情報)
噛まれちゃったときの応急処置。感染症は防げませんが、刺された場所をセロテープでペロッと貼ってみてください。驚き! すぐに痒みが引きますよ〜。