今朝は、携帯電話の話題で避けては通れない用語『SIMカード』について一緒に学びましょう。3GやLTEなどでの通信をする際には必須となるICカードで、携帯電話機やスマホ・タブレット、一部のゲーム機などのソケットに差し込んで使います。電話回線のネットワーク上では、このSIMに書き込まれた情報と電話番号が関連付けられている、とても大事な部品なのです。
SIMカードの形状
PHS用など特殊なものをのぞくと、いま流通しているSIMカードには「標準SIM」「マイクロSIM」「ナノSIM」という3つの形状のものがあります。
基本的にドコモ、au、ソフトバンク等の主要キャリアでは契約や機種変更時に適切なサイズのものをセットしてくれますが、『MVNO(仮想移動体通信事業者)』(別記事参照)などでSIMカードのみの契約をするときには使いたい端末に合ったサイズを事前に確認しておく必要があります。
SIMを差し替えればどんな端末でもすぐに使える?
加入者識別カード(Subscriber Identity Module Card)の略称であるSIMカードには、090〜や080〜などの電話番号に紐付けされる固有番号が記録されていて、カードを入れ替えることで別の端末に電話番号を移し替えることができます。
ただし他キャリアのSIMカードでの通信ができないようになっているSIMロック端末や、通信方式や電波の周波数が異なるといった理由で使えない場合もあるので、MVNOのSIMを契約したり中古の端末を購入する際にはよく調べておきましょう。
また、もうすぐ発売されるiPhone 6、6 Plus はアップルストアでSIMフリー版が取り扱われます。キャリアによる割引などの恩恵が受けられないぶん本体価格はやや割高になりそうですが、手持ちの格安SIMで運用するユーザーには人気があるようですよ。
それでは皆さん、今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
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