食という身近なものでありながら、対応を一つ間違えると大変なことになる「食物アレルギー」。
2013年の文部科学省の調査(食物アレルギーに関する調査結果について:文部科学省)によると、全国の公立小中高校でなんらかの食物アレルギーを持つ生徒の数は45万人(全体の4.5%)にもなるとのこと。子どもたちの25人に1人が食物アレルギーを持っている計算になります。
卵や小麦、そばなど、アレルギーを引き起こす食品(アレルゲン)はさまざま。食品を購入する際には、対象のアレルゲンが含まれていないか、原材料欄を確認しないといけません。手間のかかる作業ですが、その助けとなりそうなのが『アレルギーチェッカー』というスマホアプリです。
商品バーコードでアレルギー対象を判定
『アレルギーチェッカー』でチェックできるアレルゲンは、卵・乳・小麦といった「表示が義務付けられている」7品目、イカやクルミなど「表示が推奨されている」18品目、これにゴマとカシューナッツを加えた計27品目です。気になるアレルゲンにチェックを入れて、設定しておきます。
アレルゲンを調べたいときは「スキャン」でカメラを起動します。商品のバーコードをスキャンすると、商品名や原材料、栄養成分といった詳細が表示されます。
先ほど設定したアレルゲンが原材料に含まれていれば、「アレルギー成分が含まれています!」の表示とともに警告音が鳴ります。「同じ工場ラインに含まれるアレルゲン」も対象です。目を皿のようにして原材料欄を見なくても、一発でわかるのは助かります。
手元に商品(バーコード)が無くても、商品名を検索することで同様のアレルゲン判定が可能です。また、一度調べた商品や、後から見直したい商品などは、「ブックマーク」で保存しておくと便利です。
対応している商品は56,000点以上。ユーザが商品を投稿することで「助け合い」の側面も持つ『アレルギーチェッカー』。お子さんが口に入れるものに、日々腐心されている親御さんにオススメです。
※なお、このアプリを使用して事故が発生した場合、タブロイドは責任を負いかねます。心配な食品は必ず医師に相談の上で判断してください。
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