新しいネクサス・シリーズやタブレットが発表されたりと、今月は注目新機種の発表ラッシュですね。でも、スマホやタブレットの性能(スペック)を見ても難しくてよくわからない、そんな人のために今朝は主要なスペックの大まかな読み方を紹介しましょう。
ここではグーグル(モトローラ)の最新スマホ『ネクサス6』を例にして見てみます。
ディスプレイ(画面)のスペックは、インチで表されるのが対角での画面サイズ。そこに画素(ピクセル)の数と、画素の密度にあたる解像度(ppi)が続きます。なお、上のスペック上にある「AMOLED」とはアクティブ方式の有機ELディスプレイであることを表しています。
カメラのスペックでMPとあった場合メガピクセルという意味合いとなり、撮影する写真の画質(解像度)を示します。つまり13MPであれば13メガ(メガ=100万)ピクセルなら1300万画素の解像度で撮影ができるということです。
プロセッサ(あるいはCPU、MPUとも)はコンピュータとしての演算を担う部品。ここでの計算の速さはHz(ヘルツ)という単位で表され、この数字が大きいほど高速な計算ができることになります。
また、計算する回路(コア)が多ければ同時に複数の計算ができるためさらに高性能なプロセッサになります。ネクサス6ではクアッドコア、すなわち4つのコアを持っていることになります。
スマホでいうメモリには2通りあり、ここではストレージというデータを保存できる容量を表しています。写真やアプリ、文書などのデータを本体に保存できる分量は、このストレージの大きさで決まります。
また、スマホ・タブレットを含むコンピュータには「メインメモリ」と呼ばれる、プロセッサが演算処理をするための作業スペースとなるメモリが別途用意され、ストレージとは明確に区別されます。各方面で伝えられているところによれば、ネクサス6のメインメモリは3GBだそうです。
(データ量の単位「ビット=b」「バイト=B」については過去記事を参照ください)
今後はこれらの部品についてもうちょっと詳しく踏み込んで解説していきますよ。それでは皆さん、今日も一日スマートに! いってらっしゃい!
Photo by Thinkstock/Getty Images