最近では、ひとつのIDで複数のサービスにログインして利用できたり、別のサービスのIDを使ってユーザー登録できる(例: FacebookアカウントでLINE登録)「連合アイデンティティ」と呼ばれる仕組みを使えるサイトやサービスが増えてきましたね。
ここでは連合アイデンティティの代表的なものとして、Yahoo!やミクシィ等に導入されている「OpenID」を例にとり、連合アイデンティティとはどんなものなのか見ていくことにしましょう。
ご注意: 記事末尾に記載しておりますが、OpenIDには脆弱性の存在が報告されています。セキュリティ上の不安を感じる方は安全が確認できるまで様子を見ることをおすすめいたします。
Yahoo!のIDでピザが注文できる?
最初のユーザー登録は個々に必要ですが、上のドミノ・ピザのようにOpenIDに対応しているサイトであれば、Yahoo!やミクシィ、楽天といった対応サービスのIDでログインできるようになっています。
たまにしか利用しないサービスでも、普段よく使うサービスのOpenIDに紐付けておけばログイン作業が簡略化できるかもしれません。OpenID利用については、上でも取り上げたドミノピザを例に手順が簡潔にまとまった公式動画もあります。こちらも参考にどうぞ。
注意! 脆弱性の報告あり!
なお、今年(2014年)の5月には、OpenIDに脆弱性があることが指摘されており(セキュリティ企業カスペルスキーの記事)、現時点では聞いたことのないサービスなどでOpenIDを使うのは避けたほうが無難かもしれません。
こうしたログイン情報を取り扱う技術については、個人情報を狙うフィッシング詐欺などの偽サイトの存在にも警戒しておくに越したことはありませんよ。今後もセキュリティ関連の情報には常に目を光らせておくようにしましょうね。
それでは皆さん、今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
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