防衛大臣を拝命して、本棚にたまっていた本を何冊か読みました。
 
「風鳴り止まず 真珠湾編」  源田実著
 
旧海軍の第一航空艦隊参謀として、真珠湾をはじめ様々な作戦に参加し、戦後、防衛庁に入り、航空幕僚長を務め、参議院議員を四期務めた著者が、真珠湾に備えた準備について書いた本です。
 
これを読むと、日米開戦に備えて、海軍が何を考え、どう備えようとしたかがわかります。
 
太平洋戦争と言えば、日米交渉、ハルノート、そして真珠湾攻撃と、一直線に進んだと多くの日本人は思っているのではないでしょうか。
 
ちょっと違った視点で、開戦までを描いたのが
 
「日英インテリジェンス戦史」 小谷賢著
 
英米が解読した日本の暗号を基に、チャーチル政権がどう対日外交を組み立てていったかを解説した本です。
 
これだけ暗号が解読されて、手の内をさらしていたのか、と驚くやら、あきれるやら。
 
上記の「風鳴り止まず」をはじめ、太平洋戦争前夜に