現在の国民年金にはいくつもの問題があります。
現在の国民年金は、第一号被保険者は収入の多寡にかかわらず、月額16,980円の年金保険料を負担しなければなりません。
所得が少ないほど所得に対する年金保険料の負担率が高くなる、すなわち、逆進的なものになっています。
他方、第三号被保険者は保険料負担なしで満額の基礎年金を受給することができます。
基礎年金を受け取るためには、受給に対応する保険料を負担する必要があります。
年金保険料を480ヶ月納めて、満額68,000円の基礎年金を受給することができますが、所得が少なく、保険料を負担することができず、保険料を免除してもらうと、その分、将来の年金が減額されます。
保険料を免除されても、基礎年金の半分は国庫負担であるため、480ヶ月すべての保険料免除を受けても基礎年金は満額の半分を受給することができます。
しかし、保険料を免除ではなく未納にしてしまうと、年