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欄外の注の効力
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欄外の注の効力

2015-06-23 12:31

    骨太の方針2015の素案が公表された。

    素案の23ページに、「改革努力のメルクマールとして、2018年度のPB赤字の対GDP比1%程度を目安とする」という一文がある。

    これはこれで重要なのだが、若干、財政再建の目安としては問題がある。

    GDPの数値はなかなか確定しないのだ。もちろん、予算編成時に見込の値は出てくる。それに対して予算の原案でのプライマリーバランス赤字を計算しての数値を比較して1%という数字を出すことはできる。

    しかし、GDPが確定し、プライマリ―バランス赤字が決算で確定するのは、かなり翌年度に入ってからになる。

    予算編成ではGDPの数値をどう置くかで、目標達成ができたかどうか、変わってしまう。

    しかも、「1%程度」である。どこまでが「程度」なのか。

    そのため行革本部では、自民党の特命委員会のなかで、もっと明確な数値目標を出すべきだと主張し、特命委員会もその方向で提言をまとめた

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