1990年の4月21日に、新しくレコーディングされた「WEEK END」がリリースされた。
 
 このレコーディング作業は、アルバム「BLUE BLOOD」のレコーディングと「Jealousy」のレコーディングの中間時点で行われた。

 アルバムのレコーディングとは別に単独でレコーディング作業を行ったという点で、僕がプロデュースに携わったレコーディングの中では例外的なパターンだった。

 これまでこのブロマガや「すべての始まり」で書いてきた通り、アルバムのレコーディングはある意味で壮絶な時間の連続だったが、アルバムのレコーディングと違って1曲だけのレコーディングだから大変シンプルな作業で、レコーディングがとてもスムーズに行われ、ほとんど苦労をしなかった記憶がある。

 当時の僕のノートを見ると、2月9日からレコーディングが始まり、リズム録り、ギター及びピアノダビング、歌入れ、Strings及びハーモニーなどのレコーディング、T.D(Mix Down)といった記載がある。