ロサンゼルス公演を映画館で観てから3週間以上が過ぎたけれど、過去に観たことのないあのステージの力強い感動は、未だに何も変わらず僕の心を明るく輝かせてくれている。
 
 何というか、ステージを思い出したりTHE LAST ROCKSTARSのことを想うことで、自分の人生を前進させるエネルギーが沸き立ってくるのだ。
 
 それはおそらく、世界に向かって堂々と挑戦を始めたという、THE LAST ROCKSTARSのドラマの持つエネルギーなのだと思う。
 
 ITmedia ビジネスオンラインという情報サイトの記事にメンバーのインタビューが載っていて、それを読むと、YOSHIKIを始め4人のメンバーそれぞれが揺るぎない強い意志と確かなビジョンと共に「世界への挑戦」へ向かっていることがわかる。
 
 音楽は作品を生み出す人、それを表現する人の人間性や想い、そして人生が色濃く伝わるから、僕のようにTHE LAST ROCKSTARSに深く感銘を受けた人は、きっと4人のメンバーが今抱いている、心の中の熱い魂のようなものを、ステージや音を通して直接感じ取っているのだろうと思う。
 
 前回の終わりに書いた通り、2月11日に映画館でロサンゼルスのステージを観ていて、僕は4人のメンバーが共通して持っていて、THE LAST ROCKSTARSの無敵さと限りない可能性を裏付けしている、とても大切なことに気づいた。

 そして気づいたそのことの尊さを胸に抱いたまま、その後で配信されたニコ生で4人の会話を観てみたところ、やはりその大切なことは間違いなくTHE LAST ROCKSTARSの本質そのものだった。
 
 あの4人だからTHE LAST ROCKSTARSなのだ
 あの4人だから世界に挑戦できるのだ
 
 そんな風に納得しながらニコ生を観ている時間は至福だった。
 
 そして人間の可能性に限界はないのだな、と改めて思った。
 
 
 
 「YOSHIKIの凄さ」の増刊号としてTHE LAST ROCKSTARSへの僕の想いを映像にしたものが、今のところ3つある。
 
 その中で、通奏低音のように僕が語っている4人の共通点がある。
 
 それは「子どものようにピュアで無邪気でありながら、深い経験を重ね責任ある時間を過ごしてきた大人の魅力も併せ持つ」というところだ。
  
 僕にとって、それはそのまま人として理想のあり方なので、ステージからも会話からも感じるそんな4人の人間性に、記者会見以来、僕はずっと強く感銘を受けていた。

 そして・・・。

 アメリカのロサンゼルスで行われているステージをリアルタイムで観ていて日本公演よりもさらに世界へ向かっている4人を感じていた僕は、突然納得したのだ。
 
 子どものようでちゃんとした大人というYOSHIKIの特別な魅力と同じように、もうひとつ、日本で安住することなく世界に挑戦を続けてきたYOSHIKIが持つ、ずば抜けた人間としての強さ。
 
 それをまた、4人が共通して持っていることに気づいたからだ。