前回は、ちょっと寄り道をして僕の話を書きましたが、あのような状況の中で
自分らしい人生を進めていくために、当時の僕が切実に思ったことがありました。
今回はその説明から、次の新しい秘訣のご紹介に移っていきたいと思います。
当時の僕が切実に思ったこと、それは、
「仕事を自分の足元に置きたい」
というものでした。
それまでの僕は、プロのミュージシャンではありましたが、やっていたのはオーダー
されるままに音楽を演奏したり作ったりするだけでしたから、ほとんど、ただ好きな
ことをしているだけで、やはりどこか学生、気楽なものでした。
でも、就職して会社員となったら、そうもいきません。
組織の中で、色々な責任や義務を把握しつつ、ある程度のルールに従って、ミスや
トラブルに注意しながら、課題をクリアしていかなければなりません。
おまけに、僕にはスタッフの素養がなく、むしろ苦手なほう。
それでいて、大きな使命感を持っているため、早く第一線で暴れなければ、という
気持ちも強く、焦ってしまう。
そんな中、見よう見まねで仕事を始めて、すぐに気づいたのが、
「仕事が、自分の上にある」
という感覚でした。
このままではダメだな、いくら頑張っていてもあがいているだけになるし、何かと
時間もかかる。第一、これでは自分が主人公じゃない・・・。
そう直感した僕は、痛烈に「仕事を自分の足元に置きたい」と思ったのでした。
つまり、あくまで主人公である自分が、一番上にいて、仕事に関することに決して
振り回されたりせず、自分がしっかりコントロールする、という状態にならなきゃ、
ダメだ、と気づいたわけです。
ここまでは、僕の話です。
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では、一体どうしたら良いのでしょう。
自分以外の色々な人と影響し合い、コミュニケーションしながら進めていく、
そして義務や責任の伴う、仕事や作業・・・。
それらに支配されることなく、きっちり自分の足元におく方法・・・。
僕のように、その役割り自体が苦手だ、という場合もあるでしょう。
自分が映画の主人公であるために、こういった壁は、どうしても乗り越えたいもの
ですが、こんな場合、どうしたら良いと思いますか?
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これは、「仕事が自分の上にある」という感覚が、どこから生まれてくるの
か、その理由・原因を考えれば、答えは見えてきます。
理由・原因はとても簡単です。