• このエントリーをはてなブックマークに追加
【夢と夕陽】75. 夢の始まり(20)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

【夢と夕陽】75. 夢の始まり(20)

2015-11-16 18:00
     
     目に見える結果がまだない以上、何が正しいのかは誰にもわからない。
     
     でも、結果がまだなくても高い志と自信があれば、前に進むことはできる。

     そう、正しいかどうかより、正しいと信じられるかどうかの方が大事なのだ。
     
     それが若いということの特権であり、誇りだと思っていい。
     
     僕はそう信じていたし、同じ想いを持てる人間しか信じなかった。
     
     そういう意味で、Xのメンバーはまさにそうだった。

     
     もちろんある程度の時間をかけてXは結果を出し、それはいずれ歴史となり、後の人たちにはそれが当たり前の事実となるのだけれど、1988年当時の僕たちにとっては、まだそれは未来のこと。

     その時は何の確証もない「今」しかなかった。
     
     それでも強い意志と熱い想いで前へ進むことができたのは、何があろうと自分たちを信じていたからだったと思う。

     そんな気持がそのままXというバンドを支えていたのが、1988年だったのだ。
     
     1988年 春。
     
     熱い想いとバンドとしてのエネルギーはおそらく当時の日本で一番だったXというバンドとその5人のメンバーに、僕は名乗りを上げ、共闘を始めた。
     
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。