「明日、アンタ死刑だから」はやっぱりナシ

石川知裕衆議院議員の国会に出した質問主意書の「中味」

荒川令(刑務所ウォッチャー)


 3月21日の死刑執行直後、石川知裕衆院議員は、慣例になっている「死刑執行は当日の朝に本人に通知」という制度の見直しなどについて質問主意書を提出しました。これに対して、政府は3月5日付けで「変更予定ナシ」とする法務省作成の答弁書を閣議決定したと発表されました。

 まあこれは難しいでしょうね。事前に告知すると、本人が自殺したりするのはもちろん、担当刑務官がハライタで休んじゃったりするんだそうです。

 ただ、「毎朝毎朝ごはんの後、刑務官の足音が聞こえて来て、それが自分の房の前で止まると死刑」ってのも心臓に相当悪いですね。これが冤罪だったら、どうするんでしょう。