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西川ちゃんの音楽、そして音そのものへの本音も語られている今回の相談。最後には意外な話題へ発展することに…!?


自分が良い音だと思うものを見つける

西川 ただ、良い音で聴くことで楽しめる部分、良い音じゃないと楽しめない部分があるのもまた事実だったりするんだよね。

――ある程度はこだわるべきだと。

西川 う~ん…。やっぱり、自分が良い音だと思うヘッドフォンを見つけられたらいいかなと。値段が安いモノでも、妥協して使ってるのか、いろいろ試した上で自分にとってはこれが良いと思って使っているのかで全然違うしね。

数千円のヘッドフォンと1万円のヘッドフォン、数十万円のヘッドフォン。興味がない人からすると「何が違うの?だいたい一緒でしょ?」って話だと思うんだけど、実際聴き比べてみるとかなり音の印象が違ったりする。ただ、目隠しして値段を知らない状態で比べてみて一番高いのを当てられるかっていうと、それは難しいというか。

――ワインの飲み比べとかにも近いかもしれませんね。

西川 まぁ…そうだね(笑)ヘッドフォンを変えるだけで普段聴いている音楽の印象が変わったり、今までは気づかなかった音が聴こえてくることもある。音の立体感が変わるというか。ただそれはヘッドフォンの値段が高くなるのと比例しているわけではなくて、そのヘッドフォンの特性とか、もっといえばそのメーカーの特性にもかなり関係してくる。

――そのメーカーの音っていうのはありそうですね。

西川 うん。A社のものだと音がタイトな印象になるからダンスミュージックに合うとか、B社だとズッシリした音が得意だからロックが得意とか…C社は大きな特徴はないけど、そのクセの無さが良いとか。メーカーの好みとか得意分野は間違いなくあって、その中でもモデルによって音が違ったりする。

――そのあたりをこだわっていくと、ただ値段がどうこうでは語れない部分がありますね。

西川 うん。あとはデザインとかフォルム、装着感も大事だしね。あとは持ち運ぶ時にどうなのかとか…。音だけじゃなくアイテムとして使いやすいか、気に入るかもあるよね。