90年代~00年代初頭まで、ニューヨークの地下には巨大なコミュニティーがあり、地下鉄やトンネルに何千人もの人が暮らしていました。その後、都市の浄化作戦、9.11(アメリカ同時多発テロ事件)によって地下を浄化、警備も強固なものになっていきました。どこの国もそうですが、地下施設は軍事施設に準ずる重要な拠点。今でもニューヨークの地下で生活している人がいるのでは?と思った丸山先生が現地を取材すると、驚愕の事実が待っていました。
ニューヨークの地下へ潜入し、ひとつのマンホールを発見した丸山先生。さっそく地下空間へ潜入すると、さらに地下へと通じるマンホールが。その存在だけでも驚いたそうですが、さらに驚くことに、ニューヨークの地下は多重構造になっており、どこまで深さがあるのかは把握されていません。
約200年前から都市開発が始まり、その当時、お上に届けるわけでもなく無闇に掘ったり、地下鉄を通すために何層にも掘った人が無数におり、未だにその全容を知る者は誰一人いません。しかも地価の基盤が土ではなく岩でできているため、いくら地下を掘っても崩れることはありません。
地下は巨大な岩盤が露出しており、そこに柱を立てたり、カラースプレーで描かれたグラフィックデザイナーの無数のサインで彩られています。この落書きは繁華街などで見かける日本のグラフィックとは少し意味合いが違い、「俺はここまで来たぜ」という証としてサインをし、それをインスタにアップするのがカッコイイとされています。