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明日からできる「私の働き方改革(My WX)」その2|坂本崇博
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明日からできる「私の働き方改革(My WX)」その2|坂本崇博

2020-10-21 07:00
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    「働き方改革アドバイザー」の坂本崇博さんが、「My WX(私の働き方改革)」の極意を説く異色のワークスタイル指南。坂本さんがこれまで自ら実践してきたやり方を応用可能にしていくメソッド編。今回は、誰かに与えられた“働かされ方改革”ではなく、もっとわがままに自分の「やりたい事」のためにパワーを使えるようにするためのセルフマネジメント手法を紹介します。

    坂本崇博『(意識が高くない僕たちのための)ゼロからはじめる働き方改革』
    第11回 明日からできる「私の働き方改革(My WX)」その2

     前回は、コロナ禍を経験した社会においても誰かに与えられた“働かされ方改革”ばかりが進んでいること。それはこれまでの働き方改革ブームにおいての強制早帰りやツールの導入と本質的に変わりがないこと。本来の私の働き方改革(My WX)とは、自分なりに自分のやる事・やり方・やる力を見直して、もっとわがままに自分のやりたい事(志事)に時間を注ぐこと。そのためには、自分のやりたい事を見出すための時間と場所を設けてじっくり考えたり、虚構の世界への没入することなどによって普段は得られない「経験拡張」を体験することで、自分を客観視する機会を設けることが必要であるとご紹介しました。

     ここからは、そうして見出したやりたい事に時間を注ぐために、今の自分の状況(やる事・やり方・やる力)を変えていくためのセルフマネジメントの手法を解説していきます。

    私の働き方改革(My WX)のコツ2 “今を変えるためのセルフマネジメント”

     セルフマネジメントという概念については、クレアモント大学院大学のピーター・F・ドラッカー・スクールで准教授を務めるジェレミー・ハンター氏の著書『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室 ── Transform Your Results(2020年 プレジデント社 )』の中で詳しく解説されています。
     2017年、ご縁あって京都の禅寺「春光院」で開催されたジェレミー・ハンター氏のセッションに参加し、セルフマネジメント論の本質をお聴きして非常に共感し、それ以来私が登壇する働き方改革セミナーでもよく紹介させていただいています。

     ハンター氏は、成果(Result)を高めるには、決められた行動(Action)レベルでもがくのではなく、選択肢(Choice)を変えるべきであると提唱しています。これを私の働き方改革(My WX)に当てはめれば、成果とは「やりたい事に時間を注げるようになること」です。そして、やりたい事にもっと時間を注げるようになるためには、今の仕事内容やその進め方を見直し、新たなやる事・やり方・やる力へと選択肢をシフトさせることが不可欠ということです。

     彼はさらに、選択肢を変えることができる人は、いろいろな選択肢候補のアイデアを浮かべることができる人であると述べています。
     アイデアの浮かべ方については、1940年に出版された『アイデアの作り方』の著者であるアメリカの実業家ジェームス・W・ヤングは、「アイデアとは既存の要素・知の組み合わせである」と断言しています。
     ハンター氏も、選択肢のアイデアを広げるためには、いろいろな事柄を経験・認識(Perception)し、アイデアの素材として活用できることが重要であり、そのためには様々なことに意識・注意を払う(Attention)ことが不可欠であると論じています。
     さらには、世の中にあふれる多様な情報に意識的に注意を払えるようになるには、「自分がどうなりたいかという意図(Intention)」が明確でなければならないとも紹介されています。

     つまり、前述の通り、自分のやりたい事(志事=意図)が見つかれば、いかにそこに時間やパワーを注げる自分になれるかに意識・注意が払われ、結果、常に「今の自分の状態を変えるきっかけ」にアンテナが張られることになるわけです。
     世にあふれる様々な情報を「今の自分には関係ないこと」と流すのではなく、「これからの自分のやる事・やり方・やる力の見直しに関係があるかもしれないこと」という視点で注意して観察し、1つひとつ自分なりに解釈する。こうして自分の頭で反芻され解釈された情報たちは、脳内の記憶領域(海馬)に「知」として長期間記憶されやすくなると言われています。
     こうして多様な情報が脳内に記憶されることで、今のやる事・やり方・やる力を見なすために有効なアイデアが生まれ、もっとやりたい事に時間が注げる、すなわち私の働き方改革(My WX)が進むというわけです。
     私が提唱する働き方改革にあえて「私の(Self)」とつけているのは、このセルフマネジメント論に大いに共感しているからでもあります。

     セルフマネジメント論においても、何かを成すためには「やりたい事=意図(Intention)」を見出すことが重要と謳われています。その手法については、前述の通り私なりのやり方をご紹介させていただきました。
     そして以降は、セルフマネジメント論の残りのフェイズにおいて不可欠な力として、注意力(アンテナ)、認識・記憶力、アイデア創出力、行動力の4つの力の高め方について、私なりに心がけているコツをご紹介します。やりたい事にますます多くの時間とパワーを注ぎ込むための、やる事・やり方・やる力の見直しを進める上でのヒントになれば幸いです。

    1 注意力(アンテナ)を高めるには?

     社会に出ると「もっと世の中の情報にアンテナを張れ」と精神論的な指導がされることがあります。そうした指導に対して「どうやって?」と具体論を聞くと、たいていは新聞を読め、いろんな本を読め、人の話を聞けといったわかりきった答えが返ってきてモヤモヤすることはないでしょうか。
     ただ、これは質問する側が悪いのかもしれません。私は、アンテナを活発に張ることができていない人が本来着目すべき問いは「どうすれば日頃できていない行動習慣を、自然にやれるようになれるか?」であると考えます。

     日頃からアンテナを張って様々な情報を収集できている「意識の高い人」は、そういった問いを立てるまでもなく、様々な情報をキャッチして自分の認知に加え、アイデア出しに生かしています。
     しかし、私のようにそんなに意識高く生きてこなかった人間は、自分の興味のないことにわざわざアンテナを張るなんて「面倒だ」と感じるものです。もはやこれは習性・感性といってもよいでしょう。
     ですので、たとえやりたい事がある程度明確になったとしても、日頃からアンテナを張るという行動に慣れていない私たちは、染みついた引き篭りの習性・感性を切り替えることに注力をしなければなりません。

     その1つとして私が実践していることが、「ドーパミン・コントロール」です。


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