おはようございます、PLANETS編集部です。
さて、今朝は今週のDaily PLANETSで配信した3本の記事のハイライトと、これから配信予定の動画コンテンツの配信の概要をご紹介します。
現在先行発売中の『テレビドラマクロニクル 1990→2020』から一部を無料公開、インターネット以降の中国のオタク文化の分析、そしてお笑い芸人・高佐一慈さんのエッセイと、幅広いカルチャーにまつわる読み物を発信しました。皆さんの新生活のお供になれば幸いです。
今週のハイライト
4/5(月)[特別無料公開]初期クドカンの集大成としての『タイガー&ドラゴン』|成馬零一
現在先行発売中の成馬零一さんの新著『テレビドラマクロニクル 1990→2020』からのピックアップをお届け。今回は衝撃の最終回を迎えた『俺の家の話』が話題の宮藤官九郎・長瀬智也タッグによる2005年の作品『タイガー&ドラゴン』を特別無料公開!
前作『マンハッタンラブストーリー』の失敗からヒットを義務付けられた本作は、第一期クドカンドラマの集大成であると同時に、「笑い」が宮藤官九郎の思想として確立される最初のきっかけでもありました。
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本連載を元に、2020年に至るまでの新章を大幅加筆した最新刊『テレビドラマクロニクル 1990→2020』が、特別電子書籍+オンライン講義全3回つき先行販売中です!
バブルの夢に浮かれた1990年からコロナ禍に揺れる2020年まで、480ページの大ボリュームで贈る、現代テレビドラマ批評の決定版。[カバーモデル:のん]
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4/6(火)【連載】 中国オタク文化史研究
国家規制下の初期インターネットで発展した中国アニメコミュニティ|古市雅子・峰岸宏行
北京大学助教授の古市雅子さん、中国でゲーム・アニメ関連のコンテンツビジネスに10年以上携わる峰岸宏行さんのコンビによる連載「中国オタク文化史研究」の第6回。
今回は、2000年代初頭から中盤にかけて日本アニメのテレビ放映が次第に規制されていく一方で、インターネット初期のフォーラムやエリート大学の学生サークルの行動力によって各地に点在していたコンテンツ愛好者たちが接続され、中国全域に「オタク」という存在様式が増殖していくプロセスを辿ります。
4/8(木)【連載】誰にでもできる簡単なエッセイ
相方がヒーローに見えた日|高佐一慈
お笑いコンビ、ザ・ギースの高佐一慈さんが日常で出会うふとしたおかしみを書き留めていく連載「誰にでもできる簡単なエッセイ」。
今回は、高佐さんがとあるライブ当日に犯した失敗談。パニックに陥る高佐さんを冷静な態度でフォローする相方の尾関さんについて、リスペクトとユーモアを交えながら語ります。
これからの動画配信予定
4/13(火)19:30~ 遅いインターネット会議
3.11から考える「失敗の本質」| 西條剛央
現在PLANETSでは、「遅いインターネット」計画の一環として、評論家・宇野常寛が政治からサブカルチャー、ビジネスからアートまで、さまざまな分野の講師を招きながら、世の中の流れと近すぎない、しかし離れすぎない中距離の問題設定で参加者と共に思考していくオンラインイベント「遅いインターネット会議」の生放送を(ほぼ)毎週火曜日の夜にお届けしています。
4/13(火)のテーマは「3.11から考える『失敗の本質』」。
東日本大震災から10年が過ぎました。強烈な地震と津波による未曾有の自然災害は、原発事故の誘発をはじめ、戦後日本に潜むさまざまな欠陥をも露呈させたように見えます。日本社会の組織的体質にもとづく人災としての側面に光を当てるとき、現在もコロナ禍という危機の舵取りを余儀なくされている私たちは、この震災から何を学べるのでしょうか。
今回は、新著『クライシスマネジメントの本質 本質行動学による3.11 大川小学校事故の研究』にて、多くの児童が逃げ遅れて犠牲になった宮城県石巻市大川小学校の事例から教育行政の組織的過失を分析した西條剛央さんをお招きし、コロナ渦にも適用できるマネジメントの本質論について考えます。
ぜひ書籍と一緒に、議論にご参加ください。
生放送のご視聴はこちらから。
それでは、よい週末をお過ごしください!