宇野常寛のオールナイトニッポン0(zero)金曜日
~11月8日放送・全文書き起こし!~
発行:PLANETS 2013.11.15
http://wakusei2nd.com
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好評放送中の「宇野常寛のオールナイトニッポンゼロ金曜日」、
前週分の放送を、特別に全文書き起こしでお届けします。
もちろん今夜も27:00(深夜3:00)より、
有楽町のニッポン放送から生放送!
radikoからの視聴はこちら:http://radiko.jp/#LFR
公式サイト:http://www.allnightnippon.com/program/zero/fri
番組twitter:http://twitter.com/ann0uno ハッシュタグは #ann0 です!
【オープニング】
はい。武藤さん、小嶋さん、中村さん、おつかれさまでした。評論家の宇野常寛です。ていうかですね、結論から言うと、僕負けましたよ。あの、マー君に。完封負けですよ。
皆さんね、ほとんどの人が気付いていなかったと思うんですけれど、僕は先週の土曜日に、出てたんですよ。「NHKスペシャル」に。実は出てたんですねー。しかもね、若者のサブカルチャーに詳しい評論家の宇野さんにね、超絶ぴったりの企画ですよ。「NHKスペシャル・シリーズ 日本新生 熟年サバイバル~年金減額時代を生きる~」とかですからねー。この番組、実は僕よく呼んでもらってるんですよ。で、何度か出てるんですね。もう何年も前から。「日本新生」が「日本の、これから」だった頃からね、何回も出てるんですよ。で、スタッフさんともけっこう気心が知れていてね。毎回、まあ今回もそうなんですけど、一見僕の専門とはかなり遠い分野のテーマで依頼が来るんですよ。
でもね、それが逆に勉強になるようなところもあって、すごく僕は好きな番組なんですよね。だから今回も、熟年、つまり50代とか60代ですよね。50代・60代の主に男性のサラリーマンが、思っていたほど年金がもらえない。さて、どうする? っていう問題について、僕なりに一生懸命議論してきたんですよ。70分くらいの番組なんだけど、4時間くらい収録したんですよね。クタクタになりながら、すっごい議論してきたんですよ。一般市民の人達もだし、なんかこう識者の方がね、僕以外にもけっこういっぱいいて。超議論したんです。でもそれだけあって、わりと手ごたえのある収録で、「あ、放送楽しみだなー」って、ドキドキしてたんですよ。
で、先週の土曜日ですよね。ついに放送日になったんです。僕はけっこう土曜の夜って仕事が入ることが多くて、あるいは仕事入ってないとぷーんと遊びに行っちゃうんですよね。でもね、そのときはたまたま家にいたんですよ。で、「ああ、せっかく家いるし、この間のNHKスペシャル、見ようかな」と思って、待ち構えてたんですよね。でも、そのちょっと前にジムでわりとガッツリ運動したせいか、なんかこう、微妙に眠たくなってきて、気が付いたらベッドで1時間くらい寝落ちしてたんですよね。で、ハッと目が覚めると、もう8時過ぎてるんですよ。「うわ、始まってる!」とか思って、で、僕はちょっと冒頭見逃しちゃったけど、きっと全国の皆さんはNHKを見ていて、もう俺様の鋭い意見とかを聞いて、熟年の労働問題への意識が超絶高まっているに違いないっていうふうに思ったんですよ。で、きっとTwitterとか見ても、NHKスペシャルと僕の話題がいっぱいあるんだろうなーと思って、とりあえずテレビつけたんですよね。テレビつけたらね、投げてんですよ。マー君が。